DXを実感した選挙事務

ども。
選挙の投開票事務の疲れが今日になって噴出しているおじさん、担当ちゅんです。

先般記事にしたとおり、先週日曜日は衆議院議員総選挙でした。投票に行かれた方、また、選挙事務に従事された自治体職員の方、お疲れさまでした。
今回の選挙事務では、これまでのやり方を一部変更して「オンラインによる連絡」を導入した件についてはブログに書いたとおりですが、やはり従事者からは「これまでよりも数段やりやすかった」「あのフォームは素晴らしかった」とお褒めの言葉を多くいただきました。ほんの少しの工夫ですが、効果は絶大。やってよかったなと思います。

そんな中。当町としてはこれも初めての試みでしたが、不在者投票の投票用紙等の請求を「ぴったりサービス」からオンライン申請できるようにしていました。
選挙当日、選管事務局職員と「そういえば不在者のオンライン申請ですが、そっちは申請がなくて残念でした」と私が話したところ、「えっ!?何を言ってるんですか?申請は10件以上来ましたよ!」と伝えられ、これには驚きのあまり腰を抜かしそうになりました。

オンラインから申請が寄せられた場合は、原課、今回の場合は選管事務局に電子メールで通知が届き、随時「マイナポータル」から申請データをダウンロードすることになります。この間、選管事務局から何の連絡も無かったので、我々はてっきり申請自体が無かったのだと思っていました。しかしそうではなく、選管事務局はちゃんと定期的にメールをチェックし、随時ダウンロードして処理してくれていました。これまで、ぴったりサービスを使ったオンライン申請に関しては必要性は大いに感じながらも「本当に申請来るのかな」と効果は半信半疑だったのですが、これについても大きな手ごたえを感じました。

道内の同業者とも選挙事務に関しては色々と連絡を取り合っていましたが、その中でとある道東方面の同業者からは「選挙事務はどうしてもアプローチが保守的になりがち。でも、『あれ?今回、ちょっと違うよね?』って一般の職員に感じてもらうことも重要」という声も出されていました。まったくその通りだと思いますし、同じ志をもって奮闘されている仲間には敬意を表したいなと思います。本当に、DXを実感した選挙事務になり、疲れてはいますが、それは心地よい疲労です。さらに前進できるよう、頑張っていきます!

申請実績「どうせやったって誰も使わない」は担当者の思い込みだと肝に銘じます

(投稿者:ちゅん)

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Excelを画像に変換するには?

ども。
いよいよ週末は衆院選。皆さん、投票はお忘れなく。担当ちゅんです。

その衆院選では、私は選管事務局(実施本部)に張り付きとなっており、主に情報端末の管理や投開票状況の速報などに従事します。
本日は、当日行う速報の準備。今回の選挙から「八雲町LINE公式アカウント」にて速報を行うため、これまでの電子メールでの選挙速報で使ってきたテンプレートを全て新しく作り直さなければなりませんでした。

電子メールの時は、いわゆる「ガラケー」をご利用中の方への配慮が必要で、1行あたり文字数は何文字まで、内容も極力簡潔にということを心掛けてきましたが、今回はLINEです。これまではテキスト文をベタ打ちするしかありませんでしたが、画像の貼り付けが解禁となるため、非常に便利です。

しかし、問題は「Excelで作成したデータを、どうやって画像に変換するか」です。当町が利用しているLINE GovTech プログラムではjpegなど画像ファイルしか添付できません。だからと言って、Excelを一度紙に印刷してスキャナで取り込むのはあまりにも芸がない。どうにかして簡単に、かつ綺麗に画像が作れないものでしょうか。

調べてみると答えは「目からウロコ」でした。Excelで作ったデータを綺麗に画像変換するには、Windowsに付属している「ペイント」を使う。たったこれだけです。
Excelで画像にしたい範囲を選択してコピーしたら、そのままペイントに貼り付け。さすが、両方ともMicrosoft謹製です。コツがあるとしたら、余白の分をあらかじめ調整しておくくらい。わかってしまえば単純なことですが、こういうことができるのを初めて知りました。

そんなわけで、ひとまず当日の投開票速報の準備は整いました。明日は会場設営、明後日が本番です。ミスなく、確実に、そして便利に。投開票速報の受信を希望される方はLINEの友だち登録を忘れずにお願いいたします。

mspaintまだまだ知らないことってたくさんありますね

(投稿者:ちゅん)

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コロナ禍の選挙

ども。
選挙、選挙で大忙しの担当ちゅんです。

そもそも、選挙は多くても1年に数回、少なければ行われない年もあるという意味で、職員のノウハウの蓄積が難しい業務です。ですから、現担当者は前回の選挙事務経験者の力も借りながら、とにかく「ミスなく」「慎重に」「確実に」執行することを最優先に考えて業務にあたっています。

そんな業務ですから、たとえほんの少しのことでも、これまでのやり方を変えるということは、想像以上にハードルが高くパワーが必要です。仮にその変更により業務改善が図られ、効率の向上が見込まれるとしても、業務フローを変更する際にわずかでも存在するリスクを避けたいという意識の方が強く働きます。仕方がないことです。選挙というのはそういうものなんだと思います。

しかし、今回の衆議院議員総選挙はそういう訳にもいきません。現在は少し落ち着いているとはいえ、やはり「コロナ禍の選挙」です。例えば、投票所への入場時には手指消毒の徹底、記載台はソーシャルディスタンスのために間引いて設置、鉛筆も都度消毒などなど感染対策を万全に行うことになります。それと同様に、従事者の事務打ち合わせ会議も、これまでは職員を1箇所に集めて集合形式で行われていましたが、今回は「オンライン形式」。こうなると、いよいよ我々の出番がやってきます。

すでに連日の期日前投票事務などで疲労困憊の選管事務局職員が、ビデオカメラに向かって説明。それをOBSを使って録画し、職員向けにイントラで公開します。私自身も、選挙が行われる週の金曜日には従事者説明会が行われるものだ、という意識が刷り込まれていて、なんとなく「儀式」としてあれがないというのは実感が沸きません。しかし、これまで効率よりもリスク回避を最優先にしてきた選挙事務が、大きく変化していることは紛れもない事実です。このようにして、時代は変わっていくのでしょうかね。

収録中収録風景。疲れているのがこっちまで伝わってきました。

(投稿者:ちゅん)

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選挙事務もDX

今週末は衆院選、皆さん棄権することなく投票しましょう。担当ちゅんです。

投票日当日、私は情報担当として裏方作業に従事する予定です。従来どおりホームページで投開票状況の速報を行うほか、今回からは「八雲町LINE公式アカウント」での速報も行います。その他、選管事務局が臨時事務所で利用する情報端末の準備やその通信設定、さらには開票所で利用する各種システム端末の準備等々、様々な任務が与えられております。
もし選挙当日の速報配信をご希望で、LINEの友だち登録が完了していない方がおられるようでしたら、お早めにご登録ください。

友だちになる

そうした中、今回の選挙事務では我々から「提案」もしております。
これまで、各投票所での投票状況は、従事者が選管事務局に電話をかけ、報告を行ってきました。しかしながら「定時」の報告を電話で行うということは、その一時に発信が集中してしまい、選管事務局では複数台ある電話機が鳴りっぱなし。当然、投票所から電話している職員は、タイミングが悪ければずっと話し中でイライラ・・・といったことが想像できるわけです。八雲町は28か所の投票所がありますので、煩雑になって当然です。

そこで、何気なく「電話じゃなくてフォームにしませんか?」と選管職員に話をしてみたところ、一瞬で目の色が変わり「本当ですか!?すごく助かります」と二つ返事。従事者にはあらかじめフォームにアクセスするための二次元コードを渡しておき、当日は時間になったら自分のスマホを使ってフォームから投稿してもらう方式。これであれば口頭による伝え間違いが発生しませんし、話し中のイライラもなくなります。なにより、選管職員は次々とかかってくる電話への対応が不要になるということで、良いことづくめ。手前味噌ですが、画期的な発想だと思います。

デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは「デジタル技術の活用による変革」のことを指しますが、その中には「業務改善」も含まれます。
今回のように、ほんのちょっとしたことでも職員の負担を大きく減らすことが可能となる点は、まさにDXそのものといえるような気がします。そういう意味では、DXというのはまさにアイデア一つ、いかに従来から行っている業務(フロー)に疑問を持つことができるか、そしてその改善を試みるチャレンジができるか、ということが肝なのではないかと思います。

報告フォームむしろ今までは一体何だったんだ?とさえ思えます

(投稿者:ちゅん)

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秘密の選挙グッズ

すっかり寒くなり、朝布団から出たくない月末担当びっくです。

先日、期日前投票会場で使用するPCの設置をしてきました。

役場に入って初の選挙ですので、期日前会場の準備も初の作業になります。

PCの設置場所に合わせて、LANケーブルを大量に作成するのが主な作業になると思い、
300m巻きLANケーブルの段ボール(10kg)を片手に出発しようとしたところ、
ちゅん氏から「LANケーブルはすでにあるから」と言われ、選挙管理委員会の部屋に連れて行かれました。

選管の部屋に行ってみると、部屋の片隅に荷物が数個積んであります。
近づいてみると、小さな衣装ケースが会場数と同じだけあるではありませんか!

どうやら各会場で使用するケーブル類が入っているようです。
中を覗いて見てみると、配線接続図、LANケーブル、HUB、延長コード、バーコードリーダーが入っています。

知らなかった僕は「秘密の選挙グッズ」と名付けました。

PCの設置場所は決まっていて、それに合わせて調節されたケーブルが準備されていたため、配線するだけで、床配線した延長ケーブルとLANケーブルのガムテ止めが主な作業となりました。

結局、段ボールよりも衣装ケースの方が重い荷物になりましたが、
想像していたより作業が少なくて得した気分になりました。

撤去時には次回の作業軽減の為に会場の写真を撮って入れる予定です!

20211021ケーブルの汚れが歴史を感じます。

(投稿者:びっく)

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