南極のインターネット事情

ども。
アンガーマネジメントを学びたい担当ちゅんです。最近怒ってばかり・・・。

先日記事にしましたが、文科省のGIGAスクール特別講座で野田生中学校が「南極昭和基地とのリアルタイム交流」を行うということで、昨日現場に立ち会いました。
GIGAスクールの設計や工事、機器導入には関わりましたが、実はこうして活用現場を見る機会というのはほとんどありません。ですから、目の前でChromebookを普通に使いこなしている生徒の皆さんを見られるだけで、若干感無量な気分になってしまいます。

本番がスタートして、まずは国立極地研究所の方から昭和基地についての説明。私としては南極にある昭和基地がどのようにインターネットを利用しているのか興味深々だったのですが、講座の冒頭で「インテルサット衛星で回線が確保されている」と説明がありました。なるほど、衛星であれば地球上のどこからでもネットは利用できます。
ただ、私の知識の中でインテルサット衛星の回線速度は数Mbps程度だったと記憶しており「その帯域でZoomは大丈夫なのかな?」とちょっと心配も。

しかし、そんな心配は全くの無用でした。いざ昭和基地と通信が始まると、ちょっとその辺でZoomをやっているんじゃないか?と思うほどスムーズで、音声や画像の遅延も皆無。同席していた教委の担当者も「全然遅延がない」と驚いており、私の口からは「本当にこれは南極なんだろうか」とさえ言葉が出ました。よく、テレビで海外の方と話をする際に声が遅れてくるシーンというのを見たことがありますが、それを想像していたのですっかり度肝を抜かれました。

そして、やはりこれこそが「インターネット」であると。日本は島国で、母国語も日本語なので普段そこまで意識しません(あくまで私は)が、インターネットによって世界はつながっているということを改めて意識させられる出来事でした。ある意味では当たり前のことですが「南極と通信する」という非日常を通して、それはより鮮明に意識できるのだと思いました。

(参考)南極のインターネットに興味のある方はぜひ
「“南極”が勤務地です!」南極越冬隊の一員として、昭和基地の通信環境をひとりで守る:TIME&SPACE by KDDI
https://time-space.kddi.com/feature/genbadamashii-sp/20150528/

・・・なんでしょう、生徒さんが問題なく通信できるようにバックアップのために訪問させてもらったのに、私自身がすっかり感動し、帰宅後には昭和基地のことを色々と調べてしまいました。上記リンクはその調査結果。学べる記事でオススメです!

特別講座ほんの1年前までは想像するだけだった世界が目の前に広がっていました

(投稿者:ちゅん)

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今度は昭和基地

ども。
あのブラックアウトから丸3年。いつ何時災害が起きても対応できるよう、あらためて気を引き締めた担当ちゅんです。

さて、7月6日に私が投稿した「GIGAスクールと宇宙飛行士」というタイトルの記事は覚えていらっしゃいますでしょうか。

GIGAスクールと宇宙飛行士

各学校に配備されたGIGAスクール端末を活用した文部科学省の特別講座。なんとYouYubeで国際宇宙ステーションとリアルタイムで繋ぐという取り組みで、当日、私は1時間ほど早く帰宅させてもらい、子どもたちと一緒にYoutubeを見て大興奮したのでした。

その興奮が冷めやらぬうち、またしてもものすごい特別講座の話が舞い込んできました。前回は宇宙でしたが、今回はなんと「南極」です。「南極は地球環境を見守るセンサーだ!」と題して、南極の昭和基地とリアルタイムで結ぶという取り組み。前回も言いましたが、本当にうらやましい限り。こんなチャンス滅多にあるものではありません。それにしても、文部科学省すごい。

文部科学省:GIGAスクール特別講座~南極は地球環境を見守るセンサーだ!~

さらに。先日から教育委員会の担当者が「学校でZoomを使うからその準備が・・・」などと、びっく氏と取りしているなぁと思って横目で見ていたのですが、今日改めて確認してみると「野田生中学校が全国で10校までしか選ばれないZoomでの参加校に選ばれた」というから驚きを通り越して放心してしまいました。一般の学校ではYoutubeを利用してライブ配信を見るだけなのですが、野田生中学校は「全国の学校を代表して観測隊からの質問に対する発表などを行います」ということで、これはいよいよ大変なことになりました。

我々としては、これを万事問題なく行ってもらうため、急遽現場に同席させてもらおうということでスケジュールを組みました。不測の事態が起きた時にすぐ代替方法を提示して、絶対に失敗しない、させないフォロー体制を組みます。全国の代表として、さらに北海道ではただ1校だけのZoom参加校ということで、本当に凄いことですね。生徒の皆さん、楽しんでくださいね!

野田生中学校一生の思い出になること間違いなし!

(投稿者:ちゅん)

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オンライン会議への対応に苦労

ども。
昨今話題のデジタル担当をやっております、担当ちゅんです。

コロナ禍により多くの会議、セミナーなどは軒並みオンラインに切り替わりました。そして、緊急事態宣言が発出されてからはさらにその流れが加速しています。
我々情報部門では、職員がオンライン会議をやる際に機器のセッティングやシステムの接続などを必要に応じてサポートする体制をとっています。職員が日頃デスクで使っているパソコンはインターネットとは完全に切り離されていますので、オンライン会議をやる場合はまず環境を作るところから始めないといけないのです。

当然ですが「いつでもオンライン会議ができる部屋」はあらかじめ用意してあります。その部屋には各種オンライン会議に使うツール一式がインストールされたパソコンやマイク・スピーカーがスタンバイされ、画面とパソコンのスイッチを入れるだけですぐに会議が始められます。
・・・ただ、最初に書いたとおりオンライン会議の数が半端ではありません。その会議部屋は常に予約で埋まっている状況、それ以外にも毎日2つ3つと会議のリクエストが来ています。

本日などは機材のやりくりがつかない状況。ありとあらゆる端末を大放出して何とかなりましたが、これ以上の対応を求められたら無理だったかもしれません。せめて職員のパソコンをそのまま利用できれば違ってくるのですが、これは今すぐどうにかできるものではありません。さらにいえば、これだけ多くのオンライン会議が行われるとなるとネットワークの帯域も心配になります。結局のところ、今のネットワークを構築した時にまさかこのような時代になるとは予見できず、きちんと対応しきれていないというのが現状なんです。

学校ではGIGAスクール構想の実現で児童生徒1人1台のChromebookが運用され、それらにはSIMカードまで挿入されて単独で通信が可能な環境になっています。今はそれが実にうらやましい。管理用端末でChromebookを触れる機会があるのですが、「役場の業務ももしかしてGoogle Workspaceでできるのではないか」と思えたりもします。これからは学校だけではなく役場もGIGAになっていかないと業務が回らない状態になってきているのかもしれません。

zoomそういう私もオンライン会議の一人

(投稿者:ちゅん)

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Officeインストールに四苦八苦

北国の夏は山場を越え終わりの気配がします。
職場に冷房が無い環境は思っていたより過酷でしたが、関東の猛暑のニュースを見ると
懐かしいと思う反面、改めて北国に戻ってきて良かったと思ってしまう月末担当びっくです。

先日、プレゼン用に新規購入したPCにOfficeのインストールをしました。
PCにはOffice365がプリインストールされていましたが、Office2019をオープンライセンスで購入していたのでインストールをしなければなりませんでした。

少し前にOffice2016をインストールした時は、PCにOffice Premium カード(プロダクトキーカード)が添付されていて、ダウンロードサイトでプロダクトキーを入力してインストールファイルを落としていたので、Office2019でも同様の手順でインストールファイルを入手しようと思い、
VLSC(Volume Licensing Service Center)にログインしてプロダクトキーを入手したのち、ダウンロードサイトでインストールファイルを落とそうとしましたが、何度挑戦してもプロダクトキーがエラーになり認証されませんでした。

調査したところ、Office2016まではWindowsインストーラー(MSI)がダウンロードできていましたがOffice2019から廃止されたようです。
このことによりOffice 展開ツール(Office Deployment Tool)を使用してインストールしなければならなくなったようです。

Office 展開ツールについては、構成ファイル(xml形式)を作成してsetup.exeをコマンドラインから実行するだけで手順は簡単そうです。

まず、プリインストールされていたOffice365をアンインストールし、
その後、Office 展開ツールを使って構成ファイルにOfficeのバージョン、言語、プロダクトIDを記載していざ実行!
すると何の問題もなく、ダウンロードからインストールまで終了して拍子抜けしてしまいました。
起動するとプロダクトキーは構成ファイルに入力済みなのでライセンスも難なく認証されました。

Office2019のインストールは2016のインストール時よりも何倍も時間が掛かってしまい損した気分ですが貴重な経験ができました。

20210831

いろいろ悩みましたが、プリインストール版をライセンス認証するのが一番楽ですね!

(投稿者:びっく)

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保護者向けの連絡手段は

ども。
職場でたった一人「暑い暑い」と汗をかきながら仕事をしている担当ちゅんです。

「あれもDX、これもDX」と、業務の大半がDXに行き着いてしまう今日この頃。たぶん、これまで明確に用語の定義がされていなかっただけで、広く考えると自治体の情報担当者の業務はこれまでも自治体DXの業務だったのでしょう。
どういう切り口で物事を見るかによって様々な見え方をするというのが、現時点で私が感じている自治体DX。なので、正しいとか間違いとかではなく、気がついたのであればまずはアクションを起こしてみるということが大切なのかな~と。

そんな中のひとつ。家庭内での何気ない一コマだったのですが、子どもが持ち帰ってきたはずの大切なプリントがどうしても見当たらない。子どもに「お便り出した?」と聞いても「知らな~い」といった具合で、まあ騒動に発展するわけです。
結局はランドセルの中にあったとか、別なお便りの隙間に挟まってたとか、そんな感じなのですが、どうしても見つからないときは同級生の保護者経由で写真を送ってもらったり。そして、いつも思うことが「あ~、自分たちも写真撮っておけばよかった」と。

お父さん目線で言うと、学校は(役場もですが)紙だらけです。子どもの宿題、保護者向けのお便り、学校で取り組んだテスト用紙などなど、ちょっと目を離すと子ども部屋が紙ゴミだらけ(正確にはゴミかどうか怪しい)という状況になります。
こんな時に「せめて保護者向けのお便りだけでもデータ配信してくれないかな」と思うわけで、それがもしかしたらDXの入り口かもしれないと思った次第です。

ついては、各学校が現状で保護者向けの連絡に使っているツールを調査してみました。すると、すべての学校が「電子メール」を利用した連絡方法を確立しているということが判明。しかし、この電子メールはどんな時に活用されているかといえば、お便りで周知するのが間に合わないような緊急時の連絡にとどまっています。優先順位でいえば、まずは紙、次いでメール、最終的には電話といった感じです。
もし、この「電子メール」という部分がもっと別な方法に置き換わり、これまで紙が中心だった連絡手段がデータ中心になれば、少なくとも親の1人である私はハッピーです。このように、本当に小さなことですが身近なところにDXの芽はあるんじゃないかな~と思います。ですが、まずは大事なお便りを見逃さないために子育てを頑張ろうと思います。

メッセージこういうことができたらいいのに・・・と画策中です

(投稿者:ちゅん)

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