業者さんに紛れるにわかSE

ども。
いつかカーリングにチャレンジしてみたい担当ちゅんです。

本日は若干痺れる現場。ぼかして書く必要が無いのでズバリ書きますが、現在、八雲町消防本部で通信指令室の機器更新が行われています。119番通報がかかってきたときに「火事ですか?救急ですか?」と通信員がオペレーションするその設備。今の消防署が建設されてから初めてのリプレイスとなり、我々は役場として設置運用している情報系機器の移設や設定変更の担当です。

「おはようございます!」と元気に挨拶しながら現場に赴きました。手には大きな工具箱と300m巻きLANケーブルの段ボール、肩からノートPCのバッグをさげていましたが、この姿を見た業者さんから「役場の人ではない」という最大級のお褒めのお言葉を頂戴し、業務開始。業者さんが各々自分の持ち場で仕事をされているのを横目に見ながら、私も自分の仕事をこなしていきます。

ですが、どうしても他人の仕事が気になってしょうがないです。こちらは素人に毛が生えた程度の自称「にわかSE」で、せいぜい張り切ってもLANケーブルを作るくらいしか能のない人間ですが、私以外は本職の皆さんです。話しかけては邪魔になってしまうので、横耳を立てながらこっそり観察です。仕事ぶりは言うまでも無くプロフェッショナル。惚れ惚れします。
そうこうしていると、今度は現場が妙に慌ただしくなりました。そうです、消防署は工事を行っているとはいえ通常どおり稼働しています。当然のことながら119番通報が来れば署員は慌ただしくなります。この様子もまさにプロ。普段はにこやかな署員も、通報が来た瞬間にスイッチが切り替わったように対応される姿には尊敬の念しかありません。

このような現場で仕事をしていると、自分たちが管理しているネットワークはまさに人命に直結する重要なものなのだと再認識させられます。1分1秒をあらそう現場で、そこにある機器が正しく動作するのは当たり前のことなのです。我々ができることには限界がありますが、少なくとも「困った」「助けてほしい」といったヘルプが来た時には、どの現場よりも最優先で対応しないといけないな、と思いを新たにしました。

業者さんが入り乱れる現場男のロマンが凝縮したような部屋

(投稿者:ちゅん)

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久々にがっちりキッティング

ども。
細々した業務に忙しく、一日が過ぎ去るのを早く感じる担当ちゅんです。

最近のPCって、本当に壊れませんよね。私がこの部署に配属された当時はWindows2000の頃でしたが、1週間に1台は故障していたように思います(管理台数300台)。通常業務を行いながら、その傍らでディスクを交換したPCにOSを再インストールし、ドライバをあて、業務用のアプリケーションを導入し、元々のディスクから取り出すことができたデータを復旧。こういうことを毎日のようにやっていたので、常に複数のPCに囲まれながら仕事をしていたものです。

故障が少なくなった原因はディスクの性能向上じゃないかと思っています。IDEからSATAに変わったときにまずそう感じましたし、その後、SSDになってからは故障は皆無です。
最近ではPCをキッティングするのは端末を更新するときくらいになってしまいました。たまに故障案件もあるのですが、あらかじめ保存してあるイメージから展開するだけ。OSから入れ直す作業はほぼなくなってしまい、少し寂しくも感じます。故障しないことはありがたいことですけどね。

しかし、この数日はテレワーク用の端末を仕立てるために、久々にがっちりキッティング作業をしています。しばらくやっていないうちに若干手順は忘れていましたし、OSのインストールメディアもバージョンが古くなっていて最新版を入手するところから始めなければいけなかったりと手間がかかりますが、こういう作業をしていると「楽しいな」と感じます。メーカーも型番もバラバラな端末を寄せ集めているので、ディスクイメージからの展開もなかなか進みませんが、デスク脇に端末を起動させて片手間で作業をしているのが懐かしくも感じられます。

今、多くの自治体でテレワークが進んでいることと思います。実施方法などはその自治体により様々かと思いますが、端末を貸与する方式を取っている自治体では、その端末確保が課題になっているんじゃないかと思います。我々は伝統的に「もったいない精神」で仕事をしているので、廃棄PCも程度の良いものは「いつか使うかも」とこっそり保管しています。今回はそんなお古を全力で転生させてフル活用しているのですが、こういうことがたまに起きるから、ますますゴミを捨てられなくなっていくのですね。

転生済み転生したらテレワーク端末だった件

(投稿者:ちゅん)

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人口は8割でも自治体数は半分

ども。
もう雪かきは嫌です!!担当ちゅんです。

先日、庁内でとある打ち合わせを行っていました。国から提示された資料をもとに私が職員に説明するという、なんともおこがましい状況ではありますが、仕方がありません。「情報担当の会議だと思って参加したら、原課の職員も同席していないと話にならない類の説明会だった」という、この部門特有のそれです。
資料はたいへんわかりやすく説明は問題なくできました。が、その資料の中にすごく興味深いデータがあって、自分で話しながらも「う~ん」となってしまいました。

とあるサービスの導入状況がまとめられていたのですが、人口ベースでいえば、そのサービスを利用できる対象人口は実に1億人を超えているとされていて、割合で言えば85%以上の国民が利用可能となっている、と。しかしながら、これを自治体数で見てみると、利用可能な自治体数はおよそ半数の900弱に減ってしまいます。「85%の国民が利用できる」とだけ聞くと、ほぼ全国民が利用できるように錯覚しますが、「半数の自治体では利用できない」と聞くと、まだまだだなと感じませんか?そして、サービスを利用できない国民2000万人をサービス未導入自治体の数で割り返すと「およそ2万人」という妙に生々しい数字が出ます。

つまり、このサービスは人口規模で2万人くらいの自治体に見えない壁があって、それ以上の規模の自治体は当たり前に導入済み、それ以下の自治体ではなかなか導入が進んでいない、という事が残酷なほど明るみに出てしまったことがわかるわけです。携帯電話のエリアでも、昔は「人口カバー率100%」とか言われても自分の家では使えずに「じゃあ俺は一体何なんだ」と思ったものですが、それと似た構図です。

人口が多い都市と比べて、人口が少ない町村では利用者が多く見込めないので費用対効果が出しづらいというものが結構あります。そして、当町はといえば令和4年1月末現在の人口が15,314人となっており、「およそ2万人」のレンジにバッチリはまってしまいます。
GIGAスクール構想の実現でも感じたことですが、例えばこの地域に生まれ育った子どもは、自ら選んで住んでいるわけではありません。にも関わらず、人口規模が小さい自治体だからという理由だけで、都市部と受けられる行政サービスが違う=差が出るという事は基本的にはあってはならないことだと思います。
ですが、現実には・・・。ここに日々、葛藤を覚えながらの仕事です。

冬の道路こういう場所にこそICTが必要だということはよくわかっています、が。

(投稿者:ちゅん)

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はじめてのテレワーク

ども。
書きたくても書けないことが多くて悶々とする担当ちゅんです。
(勘のいい方は察してください、たぶんそれが正解です)

昨日、遅ればせながらはじめてテレワークをしました。それもこれも、J-LIS(IPA)さんが自治体向けに無償で提供してくださっている「自治体テレワークシステム for LGWAN」のおかげです。技術的に分厚かった壁を打ち破る、文字通り突破口となりました。この場をお借りして、深く感謝の意と敬意を表します。

仕組みとしては職場のPCの電源を入れておき、それを外部からリモート操作するもの。いざテレワーク当日になり、朝、職場に出勤しないことに若干の違和感を覚えながらテレワーク用貸与PCを起動。あっさりと職場のPCへの接続が完了し、驚くほどスムーズな操作感。いつもやっている出勤後のルーチンを問題なくこなし、1時間ほどすると違和感もほとんどなくなりました。改めて考えると、情報分野の仕事はネットワーク接続されたPC環境さえあればほとんどできてしまいます。

そこからはオンラインミーティングをこなし、その脇で携帯電話がブーブーとなり続け、その電話対応が終わるとまた別なオンラインミーティング・・・。偶然だと思いたいですが、ものすごく多忙。テレワークを行う前は「もしかしたら家だとダラダラしちゃうんじゃないかなぁ」などと思っていたのですが、ダラダラする暇もないほど一生懸命働きました。環境が変わることでいい刺激にもなり、職場よりもむしろ仕事が進んでしまう感覚すらありました。これはテレワークあるあるでしょうか。

そんな中、オンラインミーティングでとある業者さんから言われたのが「え!テレワーク中なんですか?自治体の方とWeb会議していてテレワークと言われたのは初めてです」と。自治体の業務には窓口があり、現場もあり、なかなか自宅だけでは業務が完結しないという事情があります。また、これこそが最大の課題ですが、紙文化が根深いです。職場で何人かの職員に「テレワークやってみない?」と声をかけてみたのですが、「家に膨大な量の書類を持ち帰らないといけない」と答える職員がかなり多いです。
今回は「まずはやってみよう」と、とにかく家から仕事をしてみるということを最優先に試行していますが、本格的にテレワークを定着させるには物理的な紙をどうにかしないことには前に進めないなと感じています。

テレワーク百聞は一見に如かずとはこのことです。まずはチャレンジ!

(投稿者:ちゅん)

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Web会議、Web会議・・・

ども。
春になるのが待ち遠しい担当ちゅんです。もう雪は嫌です。

新型コロナの猛威が止まりません。職場でも感染対策が徹底され、これまで懸案だったテレワークも部分的にですが開始されています。そうした中で、爆発的に増えているのがWeb会議、オンラインミーティングです。

以前も話題にしましたが、Web会議に不慣れで設定などに不安がある職員には、我々情報部門が接続をサポートする体制をとっています。結果、日々「〇日に会議があるのでお願いします」といった連絡が来ていて、いまやWeb会議は職場にすっかり定着したといえそうです。

そういう状況で、私自身の仕事の仕方も大きく変わりました。今までは参加が難しかったような説明会やセミナーにも参加できるようになりましたし、業者さんの営業活動も「コロナ禍だから」という大義名分を得てオンラインに切り替わったことで、むしろ地方の自治体にアプローチしやすくなっているような気がします。
1日の予定の中で1時間でも空いていると、その隙間を埋めるようにして会議が組まれる状況になっています。気がつけば、オフラインが基本だった頃と比べて、今の方がむしろ入手できる情報量も質も高まっているというのが驚きです。

オンラインミーティングのツールも、こういう書き方をするのはなんですが、かなり淘汰されてきたような印象です。やはり圧倒的に多いのはZoom、次いでCisco Webexでしょうか。Microsoft TeamsやSkype、その他のツールが利用される場面は1年前と比較して、かなり少なくなったような気がします。会議の参加者もWeb会議に慣れてきていて、例えば「相手が話し終わるまでは話をしない」であるとか「セミナー参加の際にはマイクとカメラをミュートする」などの作法が自然と取られていると感じます。

そうして考えると、Web会議の出始めの頃に感じていたデメリットは徐々に薄れていて、今はメリットの方が遥かに多いという状況にあるように思います。もちろん、直接会って顔を見ながら話をすることに意義はありますし、感染拡大に目途が立った時点で一定数のオフライン会議が復活するとは思います。ただ、一度でも便利なものを知ってしまうと、完全に元には戻らないと感じます。我々情報部門として、今後の庁内ネットワークのあり方を検討する際に「インターネット接続」に軸足を移していく必要がますます高まっているように思います。

Web会議マイクに対して必要以上に大声で話をする人も少なくなったような気がします

(投稿者:ちゅん)

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