e-ネットキャラバン in 八雲高校

ども。
ネット依存が疑われる担当ちゅんです。

昨日、地元の高校である北海道八雲高等学校にて「情報モラル教室」が開催され、私はe-ネットキャラバン登録講師としての立場で「正しいインターネットの使い方」について1時間ほどお話させていただきました。

実は、当初この情報モラル教室は5月に予定されていましたが、新型コロナの影響により延期となっていたもの。ようやく実施することができました。
会場に到着して機器のセッティングを終え、体育館の控室でスタンバイ。すると椅子を持った生徒が続々と入場してきます。ソーシャルディスタンス確保のため椅子と椅子の間を空けながら、整然と並んでいきます。その様子を見ていて、「こうして同じ空間に大人数で集まるというのは私自身いつぶりだろうか・・・」と、この2年くらいですっかり様変わりしてしまった世の中のことを考え、すごく感慨深いものがありました。

そうなると、講演にも俄然力が入ります。自己紹介を始めて、そこからはノンストップでしゃべりっぱなし。途中、動画を見てもらう場面があってようやく一息つきましたが、時計に目をやるとなんと想定よりも10分以上も押しています・・・。人前で話をするのは得意な方ではありますが、つい熱くなって喋りすぎてしまったようです。それは、久しぶりの大人数にテンションが上がってしまったということもありますが、八雲高校の生徒さんの真剣さに押されたというのが正直なところです。あまりにも反応が(行儀も)いいので驚きました。

あっという間に講演終了、何とか5分押しくらいで終えることができました。担当の先生からは「実体験に基づいた話もしてもらってすごくわかりやすかった」とのお言葉を頂きました。何を話したかといえば、「私自身、もし今の時代に生まれていたらネットの誘惑に勝てず、おそらく役場には就職できなかっただろう」という自虐ネタなのですが、これは極端な話ではなく、そのくらい自分を律しないと誘惑に勝てない時代だと思います。
高校生でいられる期間は長い人生のうちで3年くらいしかなく、そう考えるとすごく短い反面、そこでの経験や思い出は一生ものです。そういう大切な時期なので、正しくインターネットと付き合って良い高校生活を送ってもらえればうれしいです。

講演風景奥に座っているのが私ですが、ほとんど見えませんね。

(投稿者:ちゅん)

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DXを実感した選挙事務

ども。
選挙の投開票事務の疲れが今日になって噴出しているおじさん、担当ちゅんです。

先般記事にしたとおり、先週日曜日は衆議院議員総選挙でした。投票に行かれた方、また、選挙事務に従事された自治体職員の方、お疲れさまでした。
今回の選挙事務では、これまでのやり方を一部変更して「オンラインによる連絡」を導入した件についてはブログに書いたとおりですが、やはり従事者からは「これまでよりも数段やりやすかった」「あのフォームは素晴らしかった」とお褒めの言葉を多くいただきました。ほんの少しの工夫ですが、効果は絶大。やってよかったなと思います。

そんな中。当町としてはこれも初めての試みでしたが、不在者投票の投票用紙等の請求を「ぴったりサービス」からオンライン申請できるようにしていました。
選挙当日、選管事務局職員と「そういえば不在者のオンライン申請ですが、そっちは申請がなくて残念でした」と私が話したところ、「えっ!?何を言ってるんですか?申請は10件以上来ましたよ!」と伝えられ、これには驚きのあまり腰を抜かしそうになりました。

オンラインから申請が寄せられた場合は、原課、今回の場合は選管事務局に電子メールで通知が届き、随時「マイナポータル」から申請データをダウンロードすることになります。この間、選管事務局から何の連絡も無かったので、我々はてっきり申請自体が無かったのだと思っていました。しかしそうではなく、選管事務局はちゃんと定期的にメールをチェックし、随時ダウンロードして処理してくれていました。これまで、ぴったりサービスを使ったオンライン申請に関しては必要性は大いに感じながらも「本当に申請来るのかな」と効果は半信半疑だったのですが、これについても大きな手ごたえを感じました。

道内の同業者とも選挙事務に関しては色々と連絡を取り合っていましたが、その中でとある道東方面の同業者からは「選挙事務はどうしてもアプローチが保守的になりがち。でも、『あれ?今回、ちょっと違うよね?』って一般の職員に感じてもらうことも重要」という声も出されていました。まったくその通りだと思いますし、同じ志をもって奮闘されている仲間には敬意を表したいなと思います。本当に、DXを実感した選挙事務になり、疲れてはいますが、それは心地よい疲労です。さらに前進できるよう、頑張っていきます!

申請実績「どうせやったって誰も使わない」は担当者の思い込みだと肝に銘じます

(投稿者:ちゅん)

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Excelを画像に変換するには?

ども。
いよいよ週末は衆院選。皆さん、投票はお忘れなく。担当ちゅんです。

その衆院選では、私は選管事務局(実施本部)に張り付きとなっており、主に情報端末の管理や投開票状況の速報などに従事します。
本日は、当日行う速報の準備。今回の選挙から「八雲町LINE公式アカウント」にて速報を行うため、これまでの電子メールでの選挙速報で使ってきたテンプレートを全て新しく作り直さなければなりませんでした。

電子メールの時は、いわゆる「ガラケー」をご利用中の方への配慮が必要で、1行あたり文字数は何文字まで、内容も極力簡潔にということを心掛けてきましたが、今回はLINEです。これまではテキスト文をベタ打ちするしかありませんでしたが、画像の貼り付けが解禁となるため、非常に便利です。

しかし、問題は「Excelで作成したデータを、どうやって画像に変換するか」です。当町が利用しているLINE GovTech プログラムではjpegなど画像ファイルしか添付できません。だからと言って、Excelを一度紙に印刷してスキャナで取り込むのはあまりにも芸がない。どうにかして簡単に、かつ綺麗に画像が作れないものでしょうか。

調べてみると答えは「目からウロコ」でした。Excelで作ったデータを綺麗に画像変換するには、Windowsに付属している「ペイント」を使う。たったこれだけです。
Excelで画像にしたい範囲を選択してコピーしたら、そのままペイントに貼り付け。さすが、両方ともMicrosoft謹製です。コツがあるとしたら、余白の分をあらかじめ調整しておくくらい。わかってしまえば単純なことですが、こういうことができるのを初めて知りました。

そんなわけで、ひとまず当日の投開票速報の準備は整いました。明日は会場設営、明後日が本番です。ミスなく、確実に、そして便利に。投開票速報の受信を希望される方はLINEの友だち登録を忘れずにお願いいたします。

mspaintまだまだ知らないことってたくさんありますね

(投稿者:ちゅん)

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コロナ禍の選挙

ども。
選挙、選挙で大忙しの担当ちゅんです。

そもそも、選挙は多くても1年に数回、少なければ行われない年もあるという意味で、職員のノウハウの蓄積が難しい業務です。ですから、現担当者は前回の選挙事務経験者の力も借りながら、とにかく「ミスなく」「慎重に」「確実に」執行することを最優先に考えて業務にあたっています。

そんな業務ですから、たとえほんの少しのことでも、これまでのやり方を変えるということは、想像以上にハードルが高くパワーが必要です。仮にその変更により業務改善が図られ、効率の向上が見込まれるとしても、業務フローを変更する際にわずかでも存在するリスクを避けたいという意識の方が強く働きます。仕方がないことです。選挙というのはそういうものなんだと思います。

しかし、今回の衆議院議員総選挙はそういう訳にもいきません。現在は少し落ち着いているとはいえ、やはり「コロナ禍の選挙」です。例えば、投票所への入場時には手指消毒の徹底、記載台はソーシャルディスタンスのために間引いて設置、鉛筆も都度消毒などなど感染対策を万全に行うことになります。それと同様に、従事者の事務打ち合わせ会議も、これまでは職員を1箇所に集めて集合形式で行われていましたが、今回は「オンライン形式」。こうなると、いよいよ我々の出番がやってきます。

すでに連日の期日前投票事務などで疲労困憊の選管事務局職員が、ビデオカメラに向かって説明。それをOBSを使って録画し、職員向けにイントラで公開します。私自身も、選挙が行われる週の金曜日には従事者説明会が行われるものだ、という意識が刷り込まれていて、なんとなく「儀式」としてあれがないというのは実感が沸きません。しかし、これまで効率よりもリスク回避を最優先にしてきた選挙事務が、大きく変化していることは紛れもない事実です。このようにして、時代は変わっていくのでしょうかね。

収録中収録風景。疲れているのがこっちまで伝わってきました。

(投稿者:ちゅん)

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選挙事務もDX

今週末は衆院選、皆さん棄権することなく投票しましょう。担当ちゅんです。

投票日当日、私は情報担当として裏方作業に従事する予定です。従来どおりホームページで投開票状況の速報を行うほか、今回からは「八雲町LINE公式アカウント」での速報も行います。その他、選管事務局が臨時事務所で利用する情報端末の準備やその通信設定、さらには開票所で利用する各種システム端末の準備等々、様々な任務が与えられております。
もし選挙当日の速報配信をご希望で、LINEの友だち登録が完了していない方がおられるようでしたら、お早めにご登録ください。

友だちになる

そうした中、今回の選挙事務では我々から「提案」もしております。
これまで、各投票所での投票状況は、従事者が選管事務局に電話をかけ、報告を行ってきました。しかしながら「定時」の報告を電話で行うということは、その一時に発信が集中してしまい、選管事務局では複数台ある電話機が鳴りっぱなし。当然、投票所から電話している職員は、タイミングが悪ければずっと話し中でイライラ・・・といったことが想像できるわけです。八雲町は28か所の投票所がありますので、煩雑になって当然です。

そこで、何気なく「電話じゃなくてフォームにしませんか?」と選管職員に話をしてみたところ、一瞬で目の色が変わり「本当ですか!?すごく助かります」と二つ返事。従事者にはあらかじめフォームにアクセスするための二次元コードを渡しておき、当日は時間になったら自分のスマホを使ってフォームから投稿してもらう方式。これであれば口頭による伝え間違いが発生しませんし、話し中のイライラもなくなります。なにより、選管職員は次々とかかってくる電話への対応が不要になるということで、良いことづくめ。手前味噌ですが、画期的な発想だと思います。

デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは「デジタル技術の活用による変革」のことを指しますが、その中には「業務改善」も含まれます。
今回のように、ほんのちょっとしたことでも職員の負担を大きく減らすことが可能となる点は、まさにDXそのものといえるような気がします。そういう意味では、DXというのはまさにアイデア一つ、いかに従来から行っている業務(フロー)に疑問を持つことができるか、そしてその改善を試みるチャレンジができるか、ということが肝なのではないかと思います。

報告フォームむしろ今までは一体何だったんだ?とさえ思えます

(投稿者:ちゅん)

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