ども。
同時進行中の案件が多すぎてタスク管理ができなくなってきた担当ちゅんです。
年度末・年度初めの案件に悪戦苦闘しつつも、ようやく出口が見えてきたかなと思った矢先に、大切なことを忘れていたことに気がつき大慌てです。何に気がついたのか、それは「Internet Explorer 11(IE11)のサポート終了問題」。まだ少し先の話だなと思っていたのですが、何を根拠にそう思っていたのか。サポート期限は2022年6月16日(日本時間)であり、もう2ヶ月しかないではありませんか。
OSのサポート終了のときには、デスクトップに警告メッセージが出続けるなど支障はあったものの、直ちに使えなくなるようなことはありませんでした。しかし、今回のIEは違います。Microsoftの発表によると「Windows累積的更新プログラムでは、IE11デスクトップアプリケーションがデバイスで無効化され、完全に使用できなくなります」とされています。iexplorer.exeが削除されるわけではなく、アクセスしようとするとMicrosoft Edgeにリダイレクトされるという仕組みのようです。
一般の方は、もはやIEを利用されているのは少数派かもしれません。Edge以外にもGoogle ChromeやFirefoxなどブラウザは色々あって、その中から選んで使う時代です。ですが、職場の環境はそうもいきません。当町にはまだ、おそらく残り1つだと思いますがIEじゃないと動かないシステムが残っています。Microsoftいわく「Edgeに搭載されているInternet Explorerモードを設定することで引き続き動作する」とされており、そこだけを見ると「なんだ、大丈夫じゃん」となるのですが、そこに落とし穴があります。
実際には、当町のそのシステムはサーバー側のシステム本体にパッチ適用が必要でした。IEモードにすれば何でも普通に動くものではないんですか・・・。さらに、EdgeのIEモードはEdgeのバージョン77以降に適用されると。きっちりと最新版のWindowsOSにアップデートされているような組織・企業では問題ないのでしょうけど、我が社のEdgeはバージョンを満たしていませんでした。もっといえば、そのシステムの動作条件として「バージョン88以降」とされていて、完全にアウトでした。
こうなるとお尻に火が付きました。急いでOSのアップデート作業に着手したのですが、その前提としてセキュリティ対策ソフトなどを最新のOSで動作するバージョンに上げてから実行する必要があり、その準備にも結構な時間をとられそう。これは状況次第ですが、もし時間切れになりそうであれば最悪ブラウザだけを最新版に更新してしのぐ必要がありそうです。
なお、この話を普段からよく連絡を取り合っている道内同業者様と情報交換してみたのですが、皆さん一様に「とりあえずブラウザだけ使えるようにした」とのこと。半年に1度のOS大型アップデートには追いついていないようでした。中には「うちはLTSCを入れているのでまだIEが使えます」という羨ましい(のかな?)自治体もありましたが、今回のIE問題はかなり影響が大きそうな気がしています。
思わず天を仰いでしまったEdgeのバージョン
(投稿者:ちゅん)