オンライン共同編集の威力

ども。
12月も後半に入り、慌ただしさが増している担当ちゅんです。

新型コロナ対策として18歳以下への10万円給付をはじめとして、様々な施策が目まぐるしいスピードで行われようとしています。我々情報部門は直接の担当部署ではないものの、例えばマイナンバーによる他自治体への情報照会(情報提供NWS)などの業務では文字通り「後方支援」を行っているところです。

今現在も国会審議が続いている状況ではありますが、国からは未定稿のFAQなども送付され、事務方の準備は着々と進められています。しかしながら、多くの情報から「何をどうすべきか」を読み解いて理解して進めていくには、1人の力ではなかなか勢いよく進められません。他の自治体の情報担当とも連絡を取り合いながら「ここはどう理解すればいいか」「こういうパターンだとどんな処理になるか」など、細かい部分を相談しながら進めています。

そうした中で、とある同業者から「Googleドキュメントに情報を整理して共有したのでみんなで編集しながら進めよう」と提案がありました。アクセスしてみると、そこには「匿名ラマ」や「匿名アリクイ」がドキュメントを編集している様子がリアルタイムで表示されており、まるで情報担当者が10倍に増えたかのようなスピード感でドキュメントが更新されていきました。
GIGAスクールではお馴染みのGoogle Workspaceですが、複数人が同時アクセスして同時編集することの威力をまざまざと見せつけられ、思わず「こういう時代ですか」と感嘆の声が漏れました。

自治体では内部で様々な部署が分野ごとに異なる仕事をしていて、そこが連携しあうことで仕事は成り立っています。しかし、外部で自治体どおしが連携しあって同時進行で仕事をする状況というのはあまり機会がありません。特に情報部門の職員は各自治体に数名(もしくはゼロという場合も)しかおらず、その担当者は孤独を感じながらもそれぞれの職場で奮闘されている状況です。今回のように、多くの職員が一つのドキュメントを同時に確認しながら意見を出し合って仕事が進められれば、これまで1週間かかっていたことが1時間で終わる可能性もあるんですよね。
今、職場では自治体DXの取り組みが進められていますが、こうした自分自身の実体験もバックオフィスのDXにつなげられないか、ヒントが得られたような気がしています。

検討中オンライン上でこれをやれる時代になっています

(投稿者:ちゅん)

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公式LINEアカウントのシナリオ準備

ども。
とてもよく効く湿布薬を見つけて、肩や首の痛みが和らいできた担当ちゅんです。

10月からオープンしている八雲町LINE公式アカウントは、おかげさまで「友だち」も順調に増えており、本日夕方の時点で833人の方に登録いただいております。現段階では重要なお知らせを一斉配信する運用を行っているだけなのですが、それにも関わらずこれだけ多くの方に登録いただけているのは、住民の方からの期待の大きさの表れだと捉えさせていただいています。本当にありがとうございます。

そんな公式アカウントですが、1月に予定しているアップデートでは「シナリオ機能」が公開となります。
「ごみ」や「子育て」といったジャンルごとに、調べたい内容をLINEとの対話型でお調べいただける機能ですが、現在、役場内で最終のチェック中。LINE運用において先行している色々な自治体のやり方も参考としながら、関係部署の職員がメニュー構成やコンテンツを一つ一つ検討したものになります。

LINEで公開するシナリオの情報としては、基本的には当ホームページ内にコンテンツが存在していますので、LINEを利用している方と利用していない方とで情報格差が生じるものではありません。そういう意味ではホームページをご覧になれば同じ情報を入手できるので、あえてLINEで公開する意味はあるのか?という疑問も出てくるかもしれません。
しかし、先日、知人と世間話をしていたとき「そういえばLINEに登録してみたんだけど、ホームページのトップページにある絵がすごく可愛いよね」と。ホームページのトップ画はもう数年同じものを使っているのに、今になってどうしたのかな?と思ったのですが、今考えると「もしかして役場のホームページにアクセスする行為って一般的なことじゃないのかな」と。

そうであるならば、SNSの中で最もシェアが高いLINEのアプリ内で情報を入手できることは、とても意味のあることのように思います。今回公開する情報は、住民の方にとって身近な「生活情報」に絞って発信することにしています。早く皆さんのもとにお届けしたいのですが、現在、鋭意確認作業を進めておりますので今しばらくお待ちいただければと思います。今回のアップデートにより、さらに便利になる八雲町LINE公式アカウントを今後ともよろしくお願いいたします!

833人今年中に1000人に到達すれば嬉しいです

(投稿者:ちゅん)

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トレンドはどっち

ども。
寒波襲来で天候大荒れの八雲町。車の窓を開けっぱなしで大変なことになった担当ちゅんです。

八雲中学校の大規模改修が計画され、先日設計業者さんとの打ち合わせが行われました。今回の改修では対象エリアとして職員室の改修も行われ、念願のOAフロアになる予定。以前、別な学校の大規模改修では、職員室の改修を行う段階になってから急に「職員室を引っ越します」という話になり、しかもその業務がなぜか工事の中では予定されておらず、我々がやることになってしまったという苦い経験がありました。今回はあらかじめ「絶対に工事の中で対応してほしい」とリクエストしてありましたので、そういう意味では過去の経験が活きた打ち合わせです。

(参考;苦い経験)職員室の引っ越し作業(2019.11.15)

さて、実際に図面が示されて、これからどのようにLANケーブルを配線するのかを検討することになりました。ここで迷っているのが「OAフロアの部屋にはどのように配線するのがトレンドなのか」です。

一つにはメインとなるスイッチから各島までの幹線を引き、島ハブを用いて配線する方法(OAフロア化する前の現在の職員室がこの方式)。「せっかくOAフロアにするのに島ハブ?」という気もしますが、これには一長一短あって、教員の数が年度ごとに変わったり、通信を必要とする機器が頻繁に増減する場合には手軽にケーブルを増減できるこの方法が利便性が高いような気もします。反面、ユーザー側が自由にケーブルを抜き差しすることによりループなどのトラブルも懸念されます。

もう一つは壁面BOXに24ポートや48ポートといった大きなスイッチを格納し、各デスクまで1本ずつケーブルを引く方法。見た目がスッキリするだけではなく、管理者がポート単位で通信制御を行いやすいといったメリットがあります。ただ、スイッチから遠く離れた場所にケーブルが必要になった場合、そこまでOAフロアの下にケーブルを通していくのは結構な労力です。デメリットとしてスイッチが高価というのもありますね。

どっちが正解でどっちが間違いかという単純な話ではなさそうです。
こういうときにはぜひ「本物のSEさん」が登場され、コメント欄に颯爽と「こうすべき」というアイデアを書き込んでいただくことを心から期待したく候。もしくは同業者様から最近のトレンドはどういうものなのか、ぜひご教示いただきたく。よろしくお願いいたします。

図面GIGAスクール案件以降、図面を書くのはExcelからPowerPointに進化しました笑

(投稿者:ちゅん)

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プロの道具を「預かる」

ども。
あちこち痛むのでとうとう整形外科を受診したおっさん、担当ちゅんです。

少し前ですが、とある業務で業者さんの工事に立ち合いをしました。これはいつものことですが、本物の業者さんが工事する場面はすごく貴重な学習機会です。「自分ならどうするだろう」ということを常に頭の中で考えながら、じっくり見学。いわゆる「プロの技を盗む」というやつです。

しかし、盗めない・・・と書いたら書き方が悪すぎますが、自分たちが持っていない道具が出てきたときだけはどうしようもありません。プロがプロであるのは技術もそうですが適切な場面で適切な道具を使うことにもあると思っています。そういう場面に出くわすたびに「なるほど、こういう道具もあるんだな」と。それも勉強です。

そういう道具の中のひとつですが、業者さんがLANケーブルを仕分けるときに、何やら変わった棒を使っているのに気がつきました。思わず「その棒はなんですか?」と尋ねると「これ、ただの棒に見えるかもしれませんが、実はちゃんとした線を仕分ける専用の棒です」とのこと。それ以来、別な現場でもその棒を見かけるたびに「自分も使ってみたいな」と思うようになりました。

そして、ついにそれは現実となりました。全く別な案件により庁舎内の某所で仕事をしているとき、ふと機材の隙間を覗き込むと、偶然にもこの棒が落ちているではありませんか!きっと、どなたかが作業している中で落としたのでしょう。一応、いつも作業をされている方に連絡をし「どなたのものかわかりませんが、棒を拾いました。もしかしたら落とされませんでしたか?」と聞くと「わからない」と。
・・・仕方がありません、これは私が今後「預かる」という形で有効活用させてもらうことになります。
ちなみに、こうしたケースは建物の天井裏でよく散見されます。我が社の工具箱の中のドライバー数本は、どこかの現場で拾ったもの。これらも「預かっている」状態です。持ち主は・・・残念ながら現れないでしょう。

棒ケーブルを捌くときにこれを使ってたら本物っぽくて格好いいですよね!

(投稿者:ちゅん)

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遊び心が大切

ども。
寒さと腰痛が比例している担当ちゅんです。

本日は午後から八雲小学校へ。Chromebookを使った授業を視察・・・ではなく、リアル授業参観です。事前にどこの教室で授業をするのかさえ調べていないダメな父親ですが、なんとか教室を見つけて入室。そこではじめて「どうやらChromebookを使った授業をやるようだ」と知りました。

授業の内容は、町内の商店や公共施設での仕事を事前にインタビューし、それをGoogleスライドでまとめたものを発表するというもの。我が子は病院の仕事を取材したようで、しっかりと?まとめられていました。

・・・が、これはもはや職業病に近いですが、どうしても児童が使っているChromebookが気になります。タッチパッドなど誰も利用しておらず(もちろんマウスも)、ほぼ全員がタッチパネルのモニタを使ってスイスイと操作。充電などするわけもなく、全部バッテリー駆動(経年で使えなくなったらどうするべ)。普段から授業で使っていないとこうは扱えないだろうという手慣れた操作に感心です。
さすがに「今接続しているネットワークはWi-Fi?それともLTE?」とまでは聞くことができませんでしたが、見たところ何の問題も無くスライドが展開しており、一人心の中でホッとしている自分もいました。

肝心のスライドですが、これはもう新たな発見以外の何物でもありません。言葉にするのが難しいですが、なんというか、子どもの頃にしか作れない秀逸なスライドばかりでした。
伝えたい内容と全く関係のないハートのマークがクルクル回転していたり、特に何か意味があるわけではない矢印が飛んでいったり。でも、なぜか心惹かれるものがあります。必要以上に画面の切り替え効果が多用されていて、大人がやったら「ダメなスライド」の見本になりそうなものなのですが、なぜかワクワクします。きっと、子どもながらの感性で遊びの延長線上で行っている作業だからこういう気持ちになるのかもしれません。やはり、何事にも「遊び心を持つ」というのは大切なことなのかもしれません。

授業中学校に行くといつも感じることですが、本当にすごい時代になっちゃいました。

(投稿者:ちゅん)

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