ども。
夏バテはカレーライスで乗り切る予定、担当ちゅんです。
Internet Explorer 11のサポート終了問題は無事に乗り切ることができて、想定していた中では最も良い結果となったといえるかもしれません。大きなトラブルはなくスムーズにEdgeに移行できて、本当に安堵しました。
ただ、「IEではできていたんだけどEdgeではどうすればいい?」といった問い合わせは数件来ています。我々もEdgeに対する経験値がまだまだ少ない状況ですので、どうしても後手に回ってしまうのが歯がゆいところです。
先日は職員から「file: でパスを書いてドキュメントを共有していたが、Edgeになってから動かない」と問い合わせ。「なんとマニアックな事例だ」とは思いましたが、その職員は「メール添付ではなくオリジナルのファイルに誘導しようという試み」をしてくれているのであり、現状の我が社のネットワーク仕様でいえば最も素晴らしいアクションの一つだよなぁと。そう思い直しました。
とはいえ、なんだか嫌な予感。その職員からは「Edgeのバージョンを95以上にすれば開くための設定ができるようなことが書いてあった」と伝えられ、私も調べてみました。すると、まずもって「file:」のプロトコルはセキュリティ上の制限によりEdgeでは動作しなくなったということがわかりました。それだけではなく、確かにバージョン95からはグループポリシーを設定すれば動作させることが可能とは記載があるのですが、その条件は「ローカルイントラネットゾーンで、かつHTTPSのサイトのみ」。今回、職員がリクエストしていたのはイントラネットではありますがHTTPSではなかったことからお手上げとなりました。
職場のシステムを変更したり更新したりするときは、事前に情報収集したうえで実機で検証してから展開するという流れを取っていますが、今回のような特殊な事例はどうしても発生してからの対応になってしまいます。「情報システム部門だから全て知っていないとダメ」という気構えは大切ですが、現実的にそれは不可能です。もっとも、今回の事例のように、特に大々的なアナウンスなく変更されていたような要素は、そもそも知るすべを持たないというのが困りものです。
この情報はマイクロソフトのサポートブログに公開されています
(投稿者:ちゅん)