ども。
参院選投開票日は公式LINEによる速報に従事する予定の担当ちゅんです。
この1週間は選挙関連の業務に明け暮れていました。先日、臨席びっく氏が「投票・開票事務説明動画の収録」というタイトルでブログに投稿しておりましたが、今日はその続きです。
動画は滞りなく収録することができ、その後の処理は私にバトンタッチされました。通常であれば、イントラネットに構築している動画閲覧用サイトに動画をそのままアップして、職員は自席の業務用PCから閲覧してもらうことになります。
コロナ禍ということもあり、大人数が集まる説明会などはほとんど開催されなくなり、その代わりに動画配信という手法がとられるようになってきました。その中で、私がいつも気になっていたのは「音声を聞く」ということが必須になると、業務の最中に動画を閲覧しづらいんじゃないかなということでした。
今回の動画撮影時には担当者が「読み原稿」を作っていて、当日はそれを読み上げる形での収録となっていた点に着目。「後ほどその原稿をください」とお願いし、今後のこともあるので動画に字幕を付けてみることにしました。
調べてみると、動画の字幕と言うのは「srt」という拡張子のファイルを用意することで実現できるとわかりました。中身はテキストで、一定のルールに基づいて記述することで、動画ビューア等で字幕として扱われるというカラクリ。今まで知りませんでしたが、よく考えられた仕組みです。
ここまでわかったら、あとは単純作業です。Wordで作られている読み原稿を一定の文節(文字数)で改行し、それをExcelに貼り付け。srtの文法に合うように加工して、さらにそれをWindowsのメモ帳に張り付けて・・・と、色々なアプリを経由しながらなんとかファイルは完成。問題は実際に動画を見ながらタイミングを合わせて字幕を切り替える必要があるのですが、その作業はオープンソースの素晴らしいエディタ「Subtitle Edit」を使えばすべてが解決でした!このソフトがなかったら、間違いなく途方に暮れていました。ありがたいです。
この作業によって無事に動画に字幕が付きました。音声をミュートにしていても内容が分かるようになったので、たぶん多くの職員が喜んでいるはず・・・と思うのですが、想像していたよりも反響は少なくてちょっと残念。たぶん伝えてこないだけで、みんな助かっているだろうと思って自己満足しておきます。
この作業を前提として考えれば、動画の収録はあらかじめ原稿を作って、それを一言一句正確に読み上げるという手法はかなり有効だと思います。
Subtitle Editさえあれば、字幕編集など何の難しさもありません。
(投稿者:ちゅん)