コンセントが抜けていませんか

ども。
この時期に北海道で気温30度超えとか、サーバー機器だけじゃなく、私も熱暴走しそうです。担当ちゅんです。

情報担当の業務で突発的に、しかも頻繁に訪れる瞬間というのが「パソコンが動かなくなりました」というSOSです。電話でこの一言を聞いたところから始まり、簡単なものだとほんの数分、難しいものだと数日かかって案件を処理していきます。

今日は、こうしたトラブルで多い事例と対処方法を書きたいと思います。

まず確認をお願いしたいこと

担当者はなにせ「にわか」SEですので、「動かない」だけでは何とも答えようがありません。まずはどんな状態にあるのか、確認をお願いしています。例えばこんな感じです。

  • 青い画面に白い文字が表示されて止まってしまう。
  • 黒い画面に白い文字が表示されて起動しない。
  • スイッチをオンにしても電源が入らない。
  • しばらくすると勝手に再起動してしまう。
  • 特定の動作をしたときに固まってしまう。

このとき、可能であればどのような文字が出ているのかも教えてもらえると対処がスムーズです。ブルースクリーンの場合は「0x000000」から始まる「エラーコード」が分かれば、何が原因で停止したのかが分かるようになっています。問題は、全て英語で書かれていること。そもそもWindowsはアメリカの会社の製品ですから、こればかりは仕方がありません。

================久しぶりのマニア向けです================
エラーコードを見れば何が原因で停止したのかは分かるのですが、実は本当にその箇所だけが悪くて停止してしまうケースというのは稀です。例えばよく見かけるのが「0x00000050」というコード。これはメモリに関係するエラーなのですが、実際に故障している箇所はハードディスクだったりします。調子の悪いPCで何度かわざとブルースクリーンを出してみて、そのたびに違うエラーコードが出るような場合、私はハードディスクを疑います。
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やってみてもらいたいこと

確認した結果、ブルースクリーンだった場合は速やかに情報政策室にお持ちくださいという対応になります。一般の方ですと購入された量販店などに相談ですかね。物理的に何かが壊れている可能性が高いです。フリーズを繰り返す場合はマザーボード不良などが疑われますので、同様に入院です。
逆に「突然電源が切れて、その後一切動かない」という場合は、うっかりミスも考えられますので、落ち着いてもう一度周囲を確認してもらうのが得策です。意外と多いのが「電源ケーブルが抜けていた」というもの。本体側にはきちんと接続されていても、コンセントの差込が抜けていたなんてことが多々あります。あとはバッテリーが不良でスイッチが入らないケースも多いので、バッテリーを本体から外して、ACアダプタからの給電だけで動くかどうかやってみます。PCはハードディスクが壊れていてもBIOSまでは立ち上がるようにできています。なので、突然死の場合、私ならまず真っ先に電源周りを疑ってみます。
PCが壊れたとき、すぐに「ウイルスかも!」と思われるかもしれませんが、ウイルスが原因でPCが動かなくなることはほとんどありません(逆にアンチウイルスソフトが原因で不安定になることはあるけど)。

こうしたことを事前にやってもらえれば、私たちの業務はずいぶんと楽になります。パソコンが動かなくなるとパニックになってしまう気持ちはとてもよく分かりますが、まずは冷静に確認が大切です。車で数十分かけて駆けつけたところ、実はコンセントが抜けていただけでした!ごめん!という「笑い話」が実際に私の職場では起こります。よく家電の取扱説明書で見かける「コンセントが抜けていませんか」の項目。あれって意外と大事ですよ!

マザーボード交換
マザーボード交換になると、さすがに業者さんのお仕事です。

(投稿者:ちゅん)

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野田生・東野BB推進協議会にて

 町では昨年度、八雲町ブロードバンド施設整備をおこなっています。黒岩・山崎・東野・野田生等の地区において、FWA(固定無線アクセス)という手法で、無線電波により高速インターネットの利用が可能となったところです。これにより、八雲町におけるBB利用可能な世帯の割合が99%超となりました。(残すところ50世帯程度と思われます)

各課の仕事 > 情報政策室 > 八雲町ブロードバンド計画 > 八雲町のBB現状
八雲町のブロードバンド現状
http://www.town.yakumo.lg.jp/modules/sction/content0003.html

 今回この事業を展開するにあたり、町では需要度調査や要望など地域との連携を図るべく、各地区にBB推進協議会を組織していただき、色々とお手伝い頂きました。このBB推進協議会なくしては事業の推進がままならなかったのも事実であります。本当にありがとうございました。

 そんなこんなで、野田生・東野BB推進協議会のY会長から、無事BBが使えるようになったらケジメの「ご苦労さん会」の話が以前からありまして・・・。八雲では記録的な猛暑の日がつづき、特別"麦の泡"が気になっていた今日この頃。遂にお誘いがありましたので「ちゅん」と二人で参加となりました。休日の午後6時半始まりなので、皆さんリラックスしての集合となりました。顔見知りの方々ばかりなので、短めの会長挨拶の後「乾杯」と相成りました。でも、回線速度や業者の対応などのについてしっかりとお叱りも頂きました。早速連絡し対応を求めたい思っています。さて、麦の泡が全身に回り始めたころから、様々なPCやネットの話題となりました。当然の様に"YouTube"のこんな画像話で盛り上がりました。このYouTube話で、ここもBB化されたのだなあと実感しました。PCは娘に占拠され自分が使えなくなった苦情?から「ピ~ッ」とモザイクの入りそうな話まで、本当に楽しませて頂きました。

 「BB施設整備」というハード事業が終わり、今度は「活用」のソフト事業です。これを充実させて本当の意味で「事業完了」だと思っています。協議会の皆さん共に頑張りましょう!

麦の泡でご苦労さん会の様子
わざわざモザイクを掛けても全く意味ないメンバー?

(投稿者:92)

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Windows2000サポート終了間近

ども。
サッカー日本代表が頑張っているとき、私は「早起き」を早々に諦め夢の中。根性なしの担当ちゅんです。

「突然ですが、サポートを終了いたしました。」

こんなメッセージとともに、ある日突然ウェブサイトが閉鎖されていた!なんて話は、PC関係の業界では比較的多く見かけます。実際「愛用していたソフトウェアのサポートが終了し、最新バージョンのOSに対応されなくなり、泣く泣く使用を中止せざるを得なくなった」という状況は、私の周囲でも発生しています。また、突然の終了ではないにしても、今使っているソフトウェアがいつまでサポートされるのか、その期限を謳っている事例も結構あります。

そんな中で、私たち情報担当者の悩みの種なのがWindows2000サポート終了問題です。

マイクロソフトはWindows2000のサポートを2010年7月13日で終了するとアナウンスしています。ちなみに、WindowsXPのサービスパック2と、Windows Vistaの無印も一緒にサポートが切れます(こちらは最新のサービスパックを適用することでサポートの継続が受けられます)。非力なマシンでも軽快に動くWindows2000。このOSがあったお陰でどれほどの恩恵を受けてきたことか。でも、時代の波には逆らえません。なにせ今年は2010年。技術革新のスピードが恐ろしく速いIT分野で既に登場から10年です。そう考えるといかに良くできた、愛され続けてきたOSであるかが分かります。

そして、サポートが終了するWindows2000はクライアント向けのProfessionalだけではありません。Windows2000ファミリーにはServerも含まれます。サーバーとなると更新にも多額の費用がかかりますが、更新理由として「サポートが切れるので」と説明しても、なかなか理解されないあたりが担当者として辛いところです。

サポートが終了した後はどうなるのか。結論を言ってしまえば「セキュリティ上のリスクが高い状態」で使うことになります。新種のウイルスなどに対応できなくなり、最悪の場合、その脆弱なOSを媒体としてネットワーク上にウイルスが蔓延するという事態も想定されます。今の時代はネットを使っていなくても、USBメモリなどから感染するケースもありますので、早い話「使用不可」となるわけです。

当町ではPCの更新は計画的に進められ、Windows2000の端末はなんとかサポート期限内で一掃することができました。次はWindowsXPのサポートが終了する2014年。あと4年…。正直、今は考えたくありません。

骨董品
新品未開封でこんなものも。ある意味「お宝」でしょうか。

(投稿者:ちゅん)

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選挙事務もIT化?

本日6月24日、第22回参議院議員通常選挙が公示されました。

と言っても選挙カーも見ませんし、街中は静かなものです。TVでも「各党各候補者の激しい舌戦が始まった」と伝える時間よりも「アップルの新型携帯電話"iPhone(アイフォーン)4"発売で販売店に長蛇の列・・・」の方が多く映像に流れたと思うのは私だけでしょうか。参議院選挙の投票日は7月11日ですので皆さん棄権しないで必ず投票しましょう!

さて、何で選挙ネタを書くかと言うと、八雲町では情報政策室の2名にナント!選挙管理委員会書記の発令もされていまして、選挙事務にも仕事として携わっているのです。これは、選挙事務がドンドンIT化され北海道選管と選挙システムを介したデータのやり取りが始まった時に遡ります。ほんのシステムサポートのつもりでいたのですが、今ではしっかりと・・・。と言うわけで、明日から始まります「期日前投票」の投票所設営をしました。選管書記が使うPCを用意してネットワークに繋ぎ、プリンターも設置、設定をします。それから、投票所で使用するファイルを確認して終了です。これで、明日からの期日前投票もバッチリです!今回の参議院選挙の詳細はこちらをご覧下さい。

各課の仕事>選挙管理委員会>参議院議員通常選挙特集
http://www.town.yakumo.lg.jp/senkyo/

私事ですが、これから帰宅し直ぐに寝る予定です。午前3時30分からのサッカーを見なければならないのです。絶対に負けられない試合なのです!林檎のまな板に仕込んだ「ブブゼラ」のアプリをガンガン鳴らして応援しまくりです。でも、明日はなんと期日前投票の初日から当番でして・・・悩ましいです。やっぱり見るのよそうかな?

期日前投票所
期日前投票所の設営も完了しました。

(投稿者:92)

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つながって当たり前

ども。
お洗濯を横着して、着るものがなくなってきた担当ちゅんです。

熊石総合支所に引き続いて本日は本庁にて職員向けのウェブサイト作成講習会を開催しました。開催風景などは昨日のブログ記事にありますので、今日は会場準備について書きたいと思います。

講習会は役場の会議室を使って行いましたが、もともと大人数でインターネットをすることを想定していませんので、会場作りをするうえでは、まずネットワーク環境の整備から始まります。今回は隣の部屋にちょうどよくHUBがあり、その空きポートからLANケーブルを這わせてきました。参加人数によってはケーブルをそのままHUBで分配してしまって、全PCを有線で接続すればよいのですが、参加人数が多く、またケーブルの本数も限られていたため、急遽「特設アクセスポイント」を会場内2箇所に設置(うち1箇所は窓ガラスにガムテープで固定)しました。隣接するアクセスポイントとチャンネルが重ならないように、同一のESS-IDで設定。これで無線環境の人は会議室にパソコンを持ってくるだけでネットにつながります。

全員が無線環境ではないので、もちろん有線での接続も考慮します。HUBからLANケーブルを回し、端をテーブルの上にガムテープで固定。これを数台分用意しました(使用したHUBは6ポート3台)。さらに、普段業務で使っているPCがデスクトップの方は端末を持ってこられないので、当室であらかじめ数台のPCを用意。私が講師となって実際に操作をしながら説明をしていきますが、そうなるとPCの画面をスクリーンに映す必要があるので、プロジェクターも用意…。

ここまで準備してようやく「普通に」説明会が開催できます。この準備に大の大人二人がかりで約2時間ほどの時間がかかりました。参加しているみなさんにとっては「インターネットにつながって当たり前」だったかもしれませんが、目に見えないところでこんな苦労をしていました。

でも、こうした作業というのは自分自身のスキルアップにつながります。例えば、急遽、イベントで特設会場を設置することになり、そこにネットワーク環境を構築しなければなくなった場合。そんなときには今回のような経験が絶対に役に立ちます。にわかSEでも小規模なネットワークなら一人でも構築できるくらいの知識が備わり、私自身もとても勉強になった講習会でした。肝心の講習会の方は…しゃべりすぎて声が枯れました!

ウェブサイト作成講習会会場の風景
会議室も立派なITルームに様変わりです。

(投稿者:ちゅん)

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