地デジが映りません!夏場は電波が不安定?

ども。
この書き出しがかなり苦しくなってきた担当ちゅんです。「やっほー」とか「イエーイ!」は軽すぎるしなあ…。

先日、NHKの方が来庁され、地上デジタルテレビ放送(地デジ)の難視関係の打ち合わせをしました。すでにアナログ放送停波まであと300日を切っており、完全移行がすぐ目の前、はっきりと見えるところまできました。八雲町内でテレビが見られなくなる人を一人も出さないよう、担当者としては気持ちを引き締めてがんばりたいと思います。

さて、打ち合わせの中では「季節的な電波の強弱」にも話題が及びました。八雲町内にお住まいの方で、特定のチャンネルだけ突然受信できなくなったことはありませんか?この件については後日、情報政策室のページにてがっちりお知らせしたいと思いますが、NHKの方がおっしゃるには「八雲は室蘭から電波を受けているが、特に夏場は電波が不安定になる」とのこと(専門用語ではフェージングと言うらしい)です。実際に電波の計測データも見せていただきましたが、日によって電波が大きく落ち込んでいたことが数値でもはっきり表れていました。今年は夏場に数件、NHKに受信相談の電話もあったとのことです。

「じゃあどうすればいいんだ」という話ですが、改善は単純にはいきません(だから打ち合わせをしていたわけです)。現状では「電波というのはそういうものなんだ」と思って、復旧するのを待つしかないようです。でも、実はこの現象はアナログ放送を受信していた時にも同様に発生していたんだそうです。多少ザラザラしながらでも何とか見ることが出来たので我慢すれば何とかなったということなのでしょう。反面、デジタルはある一定の強度を下回ると全く映らなくなってしまいますから、困りものです。

フェージングは最大でも1日程度で復旧することが多いようです。それ以上の期間映らない場合はアンテナやテレビの故障なども考えられますので、お近くの家電量販店などにご相談されることをお勧めします。

役場からの景色
八雲地域の一般家庭では立派なアンテナが多いです。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

イー・モバイルが来る!

大ニュースです!!年内にイー・モバイル(EM)も八雲町内で使えるようになるらしい?

昨日、EMの設備関係の方が建設課を訪れました。通信設備の建築に向けて用地等の情報収集だったようです。EMの方が帰った後にこの話を聞いたので、早速、電話させて頂き詳しい情報を仕入れました。

その前に一応イー・モバイル(EM)の説明を簡単にしておきましょう。do○omo・a○・Sof○Ba○k等と同じような通信事業者なのですが、もしもしの電話ではなく、主にPC等の端末用にデータ通信を提供する事業者です。町内にはEMのアンテナ(通信設備)が無いので当然圏外で利用できませんでした。道南のサービスエリアは、函館と森となっています。利用料金は使い放題プランで月額5千円弱となっています。今まで八雲に無かったのが不思議なくらいです。価格の仕組みなど、詳しくはEMウェブサイト http://emobile.jp/ をご覧下さい。

さて、最近は携帯電話会社(特にd社・S社)が、PCに繋いで高速インターネットが利用できるサービスを出してきていますが、EMはデータ通信を主としているので価格的にも有利かなと思われます。しかし、サービスエリアが全国的に見ても都市部に集中しており、今回の八雲町整備もまずは1施設のようです。アンテナを中心に半径1.5Km位が利用可能エリアと言われています。掴んだ情報によると、緑町の○○隊の隊員を一番のターゲットと考えているようで、その近いところにアンテナを建設する方向で関係地主さんと協議中とのことでした。どうやら役場は、十分圏内の1km半径以内に入る場所のようです。あくまで予定と念を押されましたが、今年中のサービス開始を目指していると言っていました。(同社ウェブサイトの12月末開始予定エリアには、今日現在、指定はされていません)当面は、市街地のみですが、今後多くの利用者が得られ、携帯電話のようの町内あちらこちらにニョキニョキとアンテナが建つのを祈るばかりです。でも、上八雲などは、やはり無理なんだろうなぁ。

ちなみに、通信速度は同社最高速の21Mbps型ではなく一般的な7.2Mbps型の設備らしいです。通信事業者を選ぶ選択肢が、我々に沢山増えることは大歓迎ですね。私事ですが、娘が北関東でEMを使っていまして、7.2Mbps契約で確か3~4Mbps程度出ていたと記憶しています。

EMのカタログなど
八雲町内でのサービス開始に向けEM担当者が来ました。

(投稿者:92)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

こんなところにもWindows(2)

ども。
とあるお方から「自作弐号機は進んでる?」と声をかけられ、ブログの情報発信力を再認識した担当ちゅんです。

かなり古い話ですが、4月16日に「こんなところにもWindows」と題して、セルフ式ガソリンスタンドのシステムが実はWindowsで動いていました!とご紹介したことがあるのですが、熱心な読者の方は覚えていらっしゃるでしょうか。

実は、その記事はものすごく小さな範囲でちょっとした話題となり、面白い記事が書けたなと自己満足に浸っていたことを思い出します。そんなわけで、本日は「こんなところにもWindows」の続編で、先日の空港ネタを引っ張りながらちょっとご紹介したいと思います。

羽田空港でふらりと立ち寄ったそば屋で、ふと店内に設置されていたフライト情報の画面を見ておりましたところ、にわか的には見逃せないとあるものが画面に映っており、思わず写真を。なんとそれは、Internet Explorer 8のステータスバー。飛行機の離陸情報をリアルタイムにお知らせしている空港のシステムは、実はインターネットの回線を利用して表示させているようなんです。普段は全画面表示にしているためにこうした部分は隠れてしまいますが、バックグラウンドで何らかのアプリケーションが起動した際に出てきてしまったのでしょうか。いずれにしても、こうした画面をみることができて、ラッキーでした。

一見すると特注のローカルアプリケーション上で動いているように思えるシステムでも、実はインターネット上で処理されているという実態はもっともっと多いのではないでしょうか。今、自治体の情報担当者で目下の話題である「自治体クラウド」もそうですが、PC内には一切のデータは置かずに、全てブラウザ上で処理が完結するというのは今や驚くことでも何でもないことです。むしろ、この空港のシステムを例にとっても、専用アプリケーションを開発&インストールすることなく、普通のPCでブラウザ上からアクセスすれば空港内どの施設からでもその情報を取り出すことが出来るという点で、Webアプリケーションにする意味は大きいと思います。

なお、この空港のシステムはインターネット上で広く公開されているわけではなく、外部とは繋がっていないイントラ上で動いていると思われます。そういった意味ではセキュリティは守られていると言えます。念のため、フォローしておきます。

衝撃の写真!
PCモニタではなく液晶TVの画面に表示しているのも高ポイントです。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

自治体もクラウドに向かうのか

先日、札幌で行われた総務省主催の「自治体へのクラウド導入の全国的展開に向けた説明会」へ行ってきました。全道から自治体関係者を中心に300名以上が集まり、先進技術動向に耳を傾けました。

最近TV等でも「クラウド」という言葉をよく耳にするようになりました。正に今が旬!ICT業界のトレンドなのです。これって「雲:cloud」が語源で、よくインターネットのことを、モクモクと雲の絵で表現することが一般的なのでこう言われ始めました。つまり、インターネット技術を使った「仕組み」の一つと言うことです。では、自治体におけるクラウド導入とはどういう事なのか超簡単に説明してみましょう。

  1. 家庭でインターネットを利用してお買い物をするとします。毎度利用する店なので、ユーザIDとパスワードを入力すると「ようこそ○○さん」と表示されます。これは、あなたの氏名はお店のシステムにしっかり登録済みってことですよね。
  2. 数点のお買い物をすると、合計金額が自動的に計算され画面に表示されます。この計算は、お店のシステムがしていて、あなたのPCは、インターネットを通して結果(合計)を表示しているだけです。
  3. クレジットカードで代金を払うことにします。カードの番号等を入力します。カード会社から承認が得られたら、次の画面進みます。お店はカード会社との契約により、四六時中カードの有効性をネットで照会可能になっています。
  4. 送り先の住所を確認して、これで全てよければ「確定」のボタンをクリックします。そうすると、契約内容の画面が表示され、これを自宅のプリンターで印刷して控えを取っておきます。この、お問い合わせ番号をはじめとする印刷用画面の内容は、お店のシステムが自動で作成します。
  5. あとは商品の到着を待ちます。

もう少し説明を加えます。

  • 一般に、お店のシステムは、お店で独自に開発した物ではなく、ICT業者のシステムを利用している。そのシステムが入っているPCは、お店にはありません。普通にインターネット接続された市販のPCがあるだけで、顧客管理、注文状況が確認できます。万が一、天変地異によってPCが、お店ごと壊滅的被害を受けても、別なPCをネットに繋ぐだけでOK!、データは全てICT業者のサーバー側に有るので今までどおりの仕事が継続可能である。
  • 実はこのお店のシステムは、複数のお店が共同利用し割り勘効果でコスト削減している。
  • お客さんのPCは必ず家庭の同じPCである必要が無く、友人宅のPCからでも、自分のお買い物が出来るし、今まで買った商品の一覧も確認出来る。

以上は、ネット通販の一般的流れです。これが理解出来れば、自治体へのクラウド導入を理解できます。例えば次のような感じでしょうか?

  1. 町ではAさんに税金を賦課することとなりました。担当職員はAさんの個人番号を入力します。氏名住所などが表示されます。Aさんの基本情報は既に町で把握しています。
  2. 税額(金額)を入力します。納期毎の納付額が自動で計算され表示されます。
  3. Aさんは銀行口座からの自動引き落としを利用していないので、次へ進みます。
  4. 内容を確認して良ければ、印刷します。そうすると手元のプリンターから通知書と納付書が印刷されます。
  5. あとは書類一式をAさんへ送れば終了です。

 何となく似ていませんか?では少し説明を加えます。

  • 税金のシステムをICT業者等のデータセンター(庁舎外)に構築する。つまり手元にデータを保管しないので、セキュリティやデータバックアップの心配が要らない。庁舎のサーバ管理要員も不要になる。
  • 同じデータセンターを利用する複数町村は、システムを共同利用する。割り勘効果によりコスト削減が期待できる。
  • 担当職員は業務専用の端末機ではなく、ネット接続された普通のPCが使える。市販の安価なPCの利用が可能であり、専用ソフトは不要(使うのはブラウザのみ)なので故障対応も簡単になる。

 全くもってその通りなのです。クラウドは自治体にとってバラ色のような話です。なので、財政状況が厳しい現在、総務省ではクラウドを全国の自治体へ展開し、経費の削減を図るように指導していく事としています。特にクラウドでは、住民の個人情報の管理・保存を民間のICT業者に委託する事になるので、この辺の具体的なガイドラインを総務省でまとめるとしています。

でも、本当にそうなのか?上手い話には裏が・・・つづく?

総務省主催の自治体クラウド説明会
総務省高度通信網振興課長から檄が飛びました?

(投稿者:92)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

空港のWi-Fi事情

ども。
そば屋に行ったのに、うっかりうどんを注文しそうになった担当ちゅんです。それはそれでアリだったかも。

さて、本日は所用があり東京へ行っておりました。北海道から東京へ行く場合は、ほとんどか飛行機に乗ることになり、そうなると必ず訪れる場所は空港なわけで、日常生活では味わうことのできない洗練された都会らしさにちょっとだけテンションがあがります。私はもともと乗り物好きですが、飛行機の場合は機体よりも空港施設の方に興味があります。

平日に空港を利用すると、やはり目に付くのがノートパソコンを開いたビジネスマンの姿です。今はメールであったり文書ファイルであったり、ほとんどがインターネット上で済ませられる時代です。ネット環境さえあればどこでも仕事ができちゃいます。いいようで悪いのかも知れませんが。

そんなわけで、愛用しているiPhoneで無線LANの電波がどのくらい出ているのか調べてみました。最近はフリースポットも多く設置されていますが、やはり契約者だけが利用できる電波が主流です。スマートフォンなどの人気もあって、どこでもネットに繋がる環境というのは、ますます需要が高まっています。

では、早速スイッチオン!おお~っ、出るわ出るわ。1ページでは表示できないほどの数が表示されました。ただし、利用契約をしないとつかえない電波ばかりです。まあ、逆にこんなとこにフリースポットがあったら、有料のサービスは商売あがったりでしょうけど。中には空港関係者が使っている電波もありそうですが、とにかくそこらじゅうに電波が張り巡らされています。

当町においても、現在「どこでもWi-Fi事業」として、町内の主要施設にフリースポットを設置することを計画中です。まだ実現できるかは不透明ではありますが、これが実現すれば町内どこからでもインターネットの世界と繋がる画期的な取り組みとなります。

いつも感じますが、ホント凄い時代になったものです。

スクリーンショット
このとおり、全て11文字のWEPでセキュリティが守られていました。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする