無線BB回線増強工事終了

9月9日のブログ「ワイコムが通信回線を強化」でも書きました、無線BBサービスの通信回線増強工事ですが、先日無事終了しました。

これはご存知のとおり、八雲町が整備し通信事業者(ワイコム(株)・札幌)にIRU契約で貸出した設備によって運営されている、黒岩、山崎、野田生、東野地区での無線BBサービスです。今回、八雲親局からプロバイダ(ISP)の認証サーバまでの間で使用している、NTTの光回線を1本から2本へ増強したものです。機材や技術者の都合により、先日の告知から大変遅れていましたが、無事終了したのでお知らせいたします。実際の工事イメージは、既存の光回線から、北側(黒岩・山崎)の利用者を新しい光回線へ分離して、混雑を回避したものです。これからまた暫く、実際の通信状況をモニタして様子を見ることになります。

これにより、確実に通信速度の向上がなされたのは疑いもありませんが、本当に体感速度も速くなったのかと言うと・・・。実際に利用されている皆さんからのご感想をお待ちしています。私的見解ですが、ボトルネックは八雲側じゃないような・・・?!。

FWA工事の様子
無事工事は終了。残念ながら機材は企業秘密でして・・・。

(投稿者:92)

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NTTアナログ回線料金の謎「旧2級局」って何?

ども。
寒くなってきておでんや鍋物が恋しくなってきた担当ちゅんです。

今日はNTTアナログ回線料金の話題を書きたいと思います。いつにも増して長文ですが、最後までお読みいただければ幸いです。

八雲町民の方は疑問に思ったことはありませんか?旧町が合併して新八雲町になったのに、なぜ熊石と八雲では市外局番が統一されなかったのかって。いまだに熊石は「01398」、八雲は「0137」が市外局番なので、お互いに電話をする際は市外局番からダイヤルしなければ電話することができません。

もちろん、当時の合併協議会事務局(実は上司92氏も担当)でもそのことは話題としてあがったそうです。しかし、八雲が月額基本料金1,450円(一般家庭)に対して、熊石が950円と安価であり、これを統一してしまうと八雲の基本料金が適用されることから、熊石の住民にとっては月額500円もの電話料金値上げとなってしまう、だから統一はできなかったという裏事情があるんだそうです。

そこで、調べました。なぜ八雲と熊石ではこんなにも料金が違うのでしょうか。

まず、NTT東日本の料金体型を見てみました。
基本料金の区分は3段階に分かれており、3級取扱局は1,750円、2級は1,600円、そして八雲は1級の1,450円となっています。ん?待ってください。じゃあ熊石の950円はどこから来た数字なんでしょう?料金表を見てもどこにも出てきません。
インターネットで色々と検索してみたところ、どうやら現在の料金体系には無い「旧2級取扱局」という名称で、特別扱いされた料金であることが判明しました。そもそも、取扱局ごとに料金が異なるシステム自体がちょっと理解しがたいところに、さらに料金表に無い取扱局…。もう自分だけでは分からなくなってしまったので、一か八か、116番に電話して聞いてみました。

まず、3段階の区分についてですが、これは電話の加入者数によって区分けされているとのことです。一番高額な3級は加入者数が40万件以上の取扱局、次いで2級は5万~40万件までの取扱局、一番安価な1級は5万件までの取扱局なんだそうです。市外局番を付与せずにかけられる範囲(市内通話料金が適用)が広いという意味で、加入者数の多い地域では基本料金は高いのだそうです。
次に問題の旧2級取扱局についてですが、これは116のおねえさんも詳しい経過は分からないとのことでした。

どうしても納得がいかず、また調査。すると、現在の3区分は、実は平成7年に料金改定がされる前までは5段階だったようで、現在の3級が旧5級、2級が旧4級、1級が旧3級だったことが判明しました。な~るほど、これでなんとなく分かりました。要するに平成7年の改定により1級から3級までは「新1級」として取り扱うことに変更されたのでしょう。しかし、それでは旧1級と旧2級の加入者は大幅な値上げになってしまうので、特例で「お値段据え置き」の措置がとられた、ということでしょう。NTTなど特に通信関係の料金にこうした措置は多いです。例えば今は廃止となったプランでも、変更しない限りは使用できる(新規加入や変更はできない)というものは結構あります(旧ボー○フォンにあったLOVE定額は最強だったと思っています)。

ということで、八雲と熊石では基本料金が異なるのです。ちなみに、ISDNの基本料金は全国一律なのでどこで加入しても差は生まれません。

電話
電話の料金って複雑すぎてよく分からないものが多すぎです!

(投稿者:ちゅん)

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クリックボタンの移植

ブログネタに困ったので、携帯デジカメのメモリを物色しました。ちょうど良いネタの在庫がありました。では・・・

ノートPCのタッチパッドは、デスクトップPCのマウスと同じ作業をするものです。当然、左右のクリックボタンも付いています。このボタンですが、よく使われる左側が”へたる”ことがあります。「カチッ」といかないで「ぐにゅ」とか「ぺた」とか、ちゃんと使えても何か”あずましく無い”のです。あまり使われない?右ボタンは、気持ちの良い感覚なのに大変残念です。別件で修理に入院したPCだったのですが、勝手に左ボタンの移植手術することにしました。

同型のジャンク(致命的不具合により部品取り用となった物)から、タッチパッドを基盤ごと交換すれば簡単だったのですが、残念ながら同じように左ボタンがへたっていました。そこで健康そうな右ボタンの部品を取り外し、修理品の左ボタンへの移植となりました。部品のスイッチは全くの同型で、基盤の表面へ4ヶ所半田付けされているだけなので、分解してここまで来れば作業は簡単です。移植手術が終わってから、一応テスターで導通試験をして完了です。気持ちの良い左クリックになって、無事退院していきました。でも、移植手術した話はしていないので・・・わかるかな?

このブログをみて、自分も修理しようかなとお考えの貴方!止めはしませんが、自己責任でお願いします。二度と動かないPCになっても、責任は負いかねます。

タッチパッドのSW移植手術
このスイッチ1個を交換しました。半田付けは4ヶ所です。

(投稿者:92)

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携帯電話のエリアと人口カバー率について

ども。
使うあてが無いのにパソコンを買うことが多くなってしまった担当ちゅんです。買ってどうするのよ!と言われてもねえ。趣味なので。

本日は久しぶりに「調べてみましたシリーズ」で書きたいと思います。イー・モバイルが八雲にやってくるという衝撃のスクープは先日、上司92氏が投稿していたとおりでありますが、携帯電話のエリアと人口カバー率について、皆さんは疑問に思ったことはありませんか?

まずは、携帯電話キャリア各社が公開している人口カバー率から。

  • NTT DOCOMO FOMA 100%
  • au CDMA 1X WIN 99.9%以上
  • SoftBank 3G 99.9%以上
  • イー・モバイル 90%超(2009年3月末現在)

このようになっており、各社ともほぼ100%に近いカバー率を達成しています。ドコモに至ってはFOMAのカバー率が100%と、キャリアで唯一「100%」という数字を公開しています。そこで、何が疑問かと言うと、現実問題として「我が家は圏外なのに100%ってどういうことなの?」という。

ここで「人口カバー率」という指標を調べてみます。そもそも、人口カバー率とは総務省により次のように定義されています。

「カバーされている(サービスが利用可能である)市町村の人口の合計 ÷ 国内総人口」
(この場合において、当該市区役所、町村役場付近で利用可能であれば、当該市区町村においてカバーされている(サービスが利用可能である)と見なすこととなっている。)

よって、例えば八雲町の場合、住初町の役場本庁舎付近がエリアとなっていれば落部も熊石も全域カバーされたと見なすということなのです。つまり、「全定住人口の定住地においてサービスが利用可能であるとか、対象国内全土においてサービスが利用可能であると言う意味ではない。」というのが人口カバー率という言葉の落とし穴です。なので、イー・モバイルが人口カバー率90%といっても、まだ八雲町内では使えませんし、まして日本の総人口1億2千7百万人×90%の人が使えるという意味ではないのです。勉強になりました。

(おまけ)
それでも、日本全国全ての市町村で携帯が使えるというのは、そのこと自体が凄いことだといえます。最も多いドコモの基地局数は何と日本全国でおよそ12万局(うち北海道はおよそ8千局)です。社団法人電気通信事業者協会が公開している2010年09月末現在の事業者別契約数から単純計算すると、ドコモの契約数56,895千件で割り返して1局あたり平均474人の人が利用しているということになります。これを多いと見るか少ないと見るか。私は個人的には意外と少ないなと感じています。それくらい各社は設備投資にお金を使っているということですね。

庁舎のとある場所にもありました
ちなみに、本庁舎のとある場所にも某社の中継局?があります。

(投稿者:ちゅん)

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今度は光ポータブル

人気急上昇中の佐藤健くんがCMをしている「NTT光ポータブル」をやっと入手出来ましたのでご報告を。もちろん入手したのは、SIMフリー版のPWR-100F型です。

これ、面白いんです。そして、凄いんです。その内容は次のとおりです。

  • 通信事業者の3G電波を使いインターネットが使える
  • WiFiの親機になるので、6台までのPCが同時に無線LANで使える
  • バッテリーで使える!ヘビーな連続使用でも4時間以上(常時使用でなければ12時間位)
  • NTTのレンタル料がバカ安?なんと月額315円(実売価格約3万円=8年弱分)
  • 社外のSIMカードが使える(今回のb-mobile・u300は、使い放題で月額2千円強、含プロバイダ)
  • これらの機能が一体化されても、胸ポケットに入るくらい超小型

さらに、日本通信のb-mobile SIMはNTTdocomoの回線を使うので人口カバー率100%?で何処でも使える。 纏めると、日本中何処ででもネットが使える超便利TOOLが、月額2,500円弱で手に入ったのです!
早速、NTT光ポータブルを試してみました。ノートPCやiPadを繋いでみましたが問題なしです。出先でも”それなり”に使えそうです。でも、いつものように?上手い話には裏が・・・このSIMカード安いんですけどu300なのです。通信速度がとてもBBとは言い難いのです。ベストエフォートで上下とも300kbps制限が掛かっています。これでは普通?のウェブサイト閲覧や電子メールには支障は無いでしょうが、さすがにYouTubeは当然のように動きません。でも考え方です。ISDNの約5倍も速い回線を安価に何処へでも持ち運べるって凄くないですか!?

なお、NTT光ポータブルには2種類あって、docomoにSIMロックされたPWR-100D型なら月額6,300円の利用料で、最大7.2Mbpsが使えます。これもあくまでベストエフォートです。実測値は、b-mobileで約200kbps、docomo-FOMAは約1.5Mbpsと言ったところでした。参考までに。

PWR-100F & b-mobile SIM
b-mobile SIMは、プリペイドで今回は6ヶ月分を、勿論チャージも可能

(投稿者:92)

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