サーバー大手術

ども。
日本シリーズが延長したおかげでF1を見逃してしまった残念な担当ちゅんです。

本日はサーバーの大手術を行いました。えっ?誰がって?もちろん上司92氏が。私は脇から応援しておりました。
患者となったサーバーは、突然不安定になりしばらくサーバー室で安静にしていたのですが、ケースを開けてみたらどうやらコンデンサが腫れているようでした。普通はここで故障と諦めるところ「じゃあ交換したら直るんじゃね?」という選択肢が存在してしまうのが情報政策室の恐ろしいところで、92氏は半田ごてを片手に手際よく計10個のコンデンサを交換してしまいました。すごすぎです。

その後、サーバーはみごと安定動作しましたので、使い道としてメールのスパムを受信する「ゴミ箱」として活用することに。今まで実はWindowsベースのOSで行っていたのですが、やはりスパムメールだとウイルスがバンバン添付されているわけで、「できればLinuxがいいよね」となり、今回は実験も兼ねてUbuntu(ウブントゥ)を導入しました。

Ubuntuの説明は公式サイトが詳しいので詳細は割愛しますが、無償で提供されているLinuxベースのOSです。画面まわりはWindowsよりもMacに近くて、非常におしゃれ。CDからブートさせることができ、もちろんハードディスクへのインストールも可能。これとOpenOfficeを組み合わせると経費が全くかからないシステム環境を構築できることから、北海道では夕張市がこの環境を導入したことがちょっとしたニュースにもなりました。

インストールは至って簡単で、ウイザードに従うだけ。Linuxだからといって極端に「未知との遭遇」があるわけでもなく、すんなりと起動画面まで持っていけます。起動後はメールクライアントとしてThunderBirdをセットアップして無事に完了となりました。パソコンというとWindowsを使うのがまだまだ一般的かもしれませんが、Ubuntuに触れるとそうした常識がちょっと揺らいできます。特に自作機を作る人などはとりあえずOSを突っ込む用途でUbuntuを入れるという選択肢は、ぜんぜん「アリ」だと思います。

手術中
私はこの「緑色の板」を見るだけで尻込みしてしまいます。

(投稿者:ちゅん)

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電話回線網の今後

11月2日にNTT東西は、今後の一般電話回線網の移行方針について発表した。目玉は、10年後の2020年頃までにIP網サービスに移行を開始し2025年頃までに移行を完了すると言うものである。

News Releaseは次のとおりです。
PSTNのマイグレーションに関する概括的展望について
平成22年11月2日  東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社

要約すると、現在サービスを提供している、ダイヤルQ2やオフトーク通信などを2020年までに順次廃止、ISDNサービスの「INSネット」やガス検針などで使っている「ノーリンギング通信」なども2025年前後に廃止するとしている。インターネット黎明期に普及したINSネットは今現在でも約510万回線(東西合計)の契約があるらしく、移行には難航が予想されている。しかし、光回線への乗り換えを促したり、それに代わるサービスにより推し進めるとしている。注目は、NTT東西が基本的な音声サービスなどを継続提供するために、既存のメタル回線をそのまま収容出来る、IP電話網を新たに開発するとしている点である。つまり、日本中隈無く、光ファイバーを曳きまくるのではなく、あくまでADSLの様にメタル回線のままIP電話化を進める事のようである。それも15年後の2025年までにである。完了すれば、多分日本中何処ででもBBは利用できることになる計算である。技術革新により、メタル回線でも速く安定したものになっていると勝手に想像もしていますが・・・少しガッカリかな?

総務省が進める「光の道」構想では「2015年までに全世帯へのブロードバンド(高速大容量)通信普及を目指す。」とし、想定するブロードバンドは「光通信主体」であったはずである。しかし構想の基本は、民間主体の基盤整備や規制撤廃でもあることから、NTT東西の今回の発表により後退となるのであろうか・・・。

NTT東西の計画どおり進めるにしても、問題は山積みですよね。だって、a社やs社などの携帯から一般家庭の固定電話(NTT)に電話するときは、NTTの回線を当然経由しています。異なる事業者間の接続機能をNTT東西が所有する公衆交換電話網が受け持っているからです。これが廃止されるとなれば、移管先が必要になる訳ですから、各社黙っちゃい無いでしょう!頑張れs社長!です。NTT東西としては「事業者それぞれのIP網を相互に接続することで実現したい」とコメントしています。勿論、制度面でもIP電話網同士の相互接続についての、ルール整備が必要になると見られています。頑張れ!総務省!!

結論は・・・光回線やメタル回線の”線物”通信事業者だけでは、BB普及はやはり遠いと言うことでしょうか。

NTT News Release
NTT ニュースソース

PSTN 【Public Switched Telephone Networks】とは:
一般の加入電話回線ネットワークのこと。「公衆電話交換回線網」などと訳される。末端に電話機をつないで、回線交換方式で相手に接続して音声通話をするのに使う。データ通信を行なうには、コンピュータと回線の間にモデムを接続し、データ列と音声信号の相互変換を行なう必要がある。

(投稿者:92)

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時報はいつから無くなった?

ども。
まだ若いつもりで夜更かしすると、翌日確実にダメージが残るようになった担当ちゅんです。

その夜更かしの話とは別なのですが、ちょっと気がつきました。昔は、深夜帯にテレビをつけると「午前○時○分ちょーどをお知らせします」と、NTT117番の時報が流れていたように思うのですが、最近は街の風景などを背景にして天気予報などが放送されています。いつごろからこう変わったのかはわかりませんが、皆さんも記憶にありませんか?

それに加えて、お昼などによく流れていた「ポッ・ポッ・ポッ・ポーン」という時刻のお知らせも無くなっていることにも気がつきました。以前は「ポーン」と被さるようにして「お昼やーすみは」ときたハズなのですが。

これにはどうやら地上デジタル放送が関係しているようです。アナログ放送とデジタル放送の違いとして、アナログ放送は映像そのものの電波をアンテナで受信しているのですが、デジタル放送は「データ」としてテレビが電波を受信し、それをチューナーが映像と音声に変換(デコード)し、出力しています。要するにパソコンで動画を見ているようなイメージに近いのです。なので、テレビチューナーの性能によって、電波受信から映像出力までの時間に差が出ます。テレビ局側がいくら12時ちょうどに電波を発信しても、実際に「ポーン」と鳴るまでには差が生まれることから、時報は無くなってしまったようです。

ちなみに、アナログ放送を見ている人と同じ番組をデジタルで見ていると、タイムラグが生じます。私はワールドカップを見ながらスカイプで会話をしていて、向こうから「あぁー!!」と声が聞こえてきて、3秒後くらいに日本がPKを外し「あぁ、なるほど」と、なんとも微妙な思いをした経験があります。スポーツ観戦は要注意ですよ!

懐かしい時報
なつかしい時報の画面。もう見ることは無い…のか?

(投稿者:ちゅん)

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ワンセグって

今更ながら「ワンセグってちゃんと映るの?」と聞かれました。どうも、携帯電話で見るTVって事は分かっているようでしたが珍問答となりました。

それは、携帯がアンテナ・バリ3なのにTVの写りが悪いという話です。???ここに大きな勘違いが生じています。携帯に表示されているアンテナ(電波の強さ)は、「もしもし」「ハイハイ」の通話に関するレベルで、ワンセグTVには関係ないのです。知ってました?ワンセグTVの電波って、町内あちらこちらに建っているd社やa社の鉄塔からは出ていないのです。あくまでTV放送なので、八雲地区は室蘭放送局であり熊石地区は江差放送局などからの電波を携帯で受信することになるのです。なので一般に噴火湾を越えて受信するワンセグTVは、映りが悪いと言うことです。海岸線や家の2階に上がれば何とかいくつかのチャンネルは映るのですが。勿論ワンセグでも家のTV並に屋外アンテナが接続出来たなら綺麗な放送が見られます。

ちなみに、地デジ放送は全部で13セグメントの電波となっています。その内の1つが移動体向け(携帯電話等)放送に決められていて、これを使うTV放送をワンセグと呼びます。ハイビジョン放送(HDTV)では残り12セグメントを全て使用しています。通常画質の放送(SDTV)は4セグメントで済むため、3つの異なる番組を1つのチャンネルで同時に放送する事が可能となります。よくNHK教育で違う番組をやっているのがこれです。ワンセグ放送は、通常放送の1/4と通信帯域が狭いため、QVGA(320×240ピクセル=にわかSEブログの写真と同じ大きさ)サイズの低解像度の映像しか伝送できませんが、ハイビジョン放送に比べ、弱い電波でも受信可能な利点があります。

それでも私の携帯じゃ・・・1つのチャンネルも映りません。それは、古いから?

映らない携帯ワンセグ
壊れているのかな?町内で映った記憶がありません。

(投稿者:92)

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お行儀の悪い検索エンジンロボット

ども。
寒さに耐え切れず、ついに自宅でストーブを使い始めた担当ちゅんです。

突然ですが、最近、八雲町ウェブサイトが妙に重い(遅い)と感じておりませんか?
町民の方からも「最近はちょっと画面が出るまでに一呼吸置くよね」とのご指摘があったところです。

サイトを管理する立場からしますと、サイトの快適さ=Webパフォーマンスには細心の注意を払う必要があると思っていますし、事実、とある調査によると、サイトの表示時間が2秒遅くなるとその企業の収益は4.3%減少するなんてデータもあるようなのです。

ということで、早速サーバーの維持管理をお願いしている委託先へ連絡し調査してもらいました。すると、表示が遅かった原因はあっさり判明。何事も無かったかのようにスパッとトップページが表示されるようになりました。

原因は、どうやら複数の「お行儀の悪い」検索エンジンのロボット(Bot)がコンテンツを根掘り葉掘り引っ掻き回してたようで。やれやれです。委託先いわく「試しに一度アクセスを遮断してみたら、その後は来なくなっちゃいました」とのことですが、驚くのは「サーバーの負荷が80%もダウンした」と言うのです。ほぼ毎秒に近い頻度でアクセスされたのでは負荷が高まるのは当たり前ですし、これではDDoS攻撃とほとんど変わらないんじゃないかと思ったりして。ちなみに、どちらのロボちゃんが来ていたのかは具体的には書きませんが、海外です。どこの国かはまあ大体でご察し頂ければ…。

じゃあどうする?という話ですが、まずは紳士的に「robots.txt」を用いて、Botに「もっと優しくしてください」とお願いしてみることに。今回、異常なまでの荒々しさを見せたBotには、ペナルティの意味も込めてCrawl-delayに3600を設定。1時間に1回しかクロールできない設定(ちなみにMS系のBotであるBingのページには、Crawl-delayは最長でも10でお願いね!とされています)となるのですが、当然の報いかと。これで一応は様子を見ることにしますが、万一robotsに従わないような場合は、強制排除も検討?しなければなりません。

今後も、度々サイトが重くなるかもしれませんが、何卒ご容赦のほどよろしくお願いいたします。

証拠の現場
一番下の行以外は全部Botです。ひどすぎませんか?!

(投稿者:ちゅん)

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