ハリー・ポッターとIT業界

映画「ハリー・ポッター」シリーズの最終編となる「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」がいよいよ封切りされました。TVでも以前の作品が立て続けに放送されており、映画館へ行こう気分を煽っています。

さて、IT業界もハリー・ポッター人気を見過ごしてはいませんでした。何と!今までのハリー・ポッター6作品を全部収録した、HDD(Hard disk drive)が、商魂たくましく発売されたのです。物は、500GB容量のポータブル型(中身は2.5インチのSATA)と1TB容量の据え置き型(中身が3.5インチのSATA)の2種類で、接続方法は共にUSBの2.0となっている。価格もネットでは1万円を割っているSHOPもあるようである。

HDDの中には次の6作品が収録されており、映像はDivX形式(解像度はSD)とされています。

  • 「ハリー・ポッターと賢者の石」
  • 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
  • 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
  • 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
  • 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
  • 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

 
全て本編(字幕版・日本語吹替え版)は勿論、他に特典映像や予告映像や、更にシリーズ第1章~第5章 ダイジェスト版、更に更に今回封切りの「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」予告映像 まで付いています。

ただし、この究極の抱き合わせ販売により、HDD容量中約50GBが映像領域として使用済みとなっています。勿論、映像ファイルは本体から削除することは当然可能です。パソコンのほかにPlayStation 3なんかでも、見ることが出来ます。お約束は、初めて再生する際に認証が必須なのでパソコンとの接続が必要とされていること。それと、パソコンで再生する場合は、毎回インターネット接続が必須だったりもします。ハリー・ポッター映像の有無で実売価格に約1,000円程度の差がでますが、休日に朝からドップリと魔法の世界に填るには、良いかも知れません。

このようにIT業界も抱き合わせ販売(コラボレーションと呼ぶべきか?)などで、付加価値を持たす形態が出てきました。USBメモリーにA○K48なんかが入ってくるのも時間の問題かも知れません。

究極のコラボなのか?
社名を隠してもあまり意味が無い?詳しくはB社のウェブサイトで

(投稿者:92)

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ウイルス集団感染!ただしPCの。

ども。
とある方から「最近、マニアックな記事が多すぎて何を書いているのかよくわからない」という実に切れ味の鋭いご指摘を受けてしまった八雲マニアック連盟代表の担当ちゅんです。はい、反省しています。

本日は朝からドキッとする電話が。「USBメモリでデータを渡されたので読み込んでみたら、警告の画面が出てきた」とのこと。さらに「自分は開くことができなかったので、隣の席のAちゃんに試してもらったら、Aちゃんも同じ画面が出た」「Tさんにもお願いしたら、Tさんも(ry」だそうで、まさに「こうならないように気をつけて」という話をするときの悪い例で出されるような話が現実に発生してしまいました。

本日、記事のタイトルが釣りっぽいのには理由がありまして、実は今回の現場は保健師さんの職場。普段は私たち町民のために健康推進業務にあたっていただいている部署で「ウイルスが蔓延(ただしPC)」という皮肉な事件となってしまいました。もちろん、本則業務であるインフルエンザ対策は万全です(詳しくはこちらのページをご覧ください)。

こうなると私たちの職場は一気に戦場と化します。感染したPCをデスクにずらっと展開し、流れ作業で対処。幸いなことにウイルスは既に公開されている種類だったため、インターネットで情報を得ることができ、マニュアルに従って駆除することができました。仕上げに、念のため完全スキャンを行ってミッション完了です。所要時間は6時間です。最近はUSBメモリ等を介して広がるウイルスが多く出回っています。これは当室としても何らかの対策をしなければならない時期が来ているということでしょうか。

そして、この話にはオチがあり「自分は開くことができなかった」の部分は、ただ単純にパワーポイント2010で作成した「pptxファイル」がバージョン2003では開けなかったということなのでした。ウイルスとは別問題だったのね…。

手術中の様子
気がつくのが遅ければ手遅れだったかも。何事も早期発見が大事です。

(投稿者:ちゅん)

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プリンター経費の削減

プリンターの共有なんて、それほど目新しいことではありませんが、その究極を目指しています。

パソコンを複数台所有する家庭も、今では珍しくありません。まさかPCの台数分だけプリンターを用意していませんよね?家庭内にネットワークを構築して、1台のプリンターを、どのPCからでも印刷が出来る様していますよね?「プリントサーバー」という部品を付ければ良いのですが、最近の多機能プリンターには標準で、この機能が付いていたりします。

さて、情報政策室で管理する3百数十台のPC群も、無駄がないようにプリンターを共有しています。課とかフロアとかの単位でプリンターを共有させて、経費の削減に努力しているのは当然ですが、さらにその究極を目指しています。

現在、本庁舎には20数台レーザープリンターと6台のコピー機があるのですが、これらの更なる統合を画策しているのです。それは最終的に5台のカラーコピー機(プリンター機能付、以下:複合機)だけにすると言うものです。イメージは1階事務室に複合機1台と白黒コピー機1台、2階事務室にも複合機1台と白黒コピー機1台、3階に複合機1台の全部で5台、これだけにするのです。

職員は、自席のPCから印刷指示を出した後、複合機のある場所まで行って、ICカード等で認証をします。OKなら表示される画面から、どれを印刷するのかを選択して、やっと紙に印刷されます。認証があるので他の職員のデータは見ることも印刷することも出来ません。さらに印刷指示を出してから一定時間内(例えば24時間)に印刷しなければ、そのデータは自動的に廃棄するようにも設定できます。これで、あちらこちらに点在するプリンターを全て無くすることにより、印刷に掛かるコストの削減もトータルで十分見込めます。「プリンターが遠くなる」と職員からのブーイングなんて・・・頑張ります!それでも、各種証明書等の発行のために窓口プリンターはどうしても残りますね。それと封筒やハガキへの直接印刷などのために、貸し出し用のローカルプリンターも必要だと思います。

実はこの究極の手法、すでに近隣町村で実践事例があるのです。出遅れています。でも、複合機への入替えという財政的な問題もあるので・・・それでも「現在、多方面で協議中」と言っておきましょう。

複合機で経費削減の図
複合機に印刷を集約すれば・・・メーカーさんの説明をじっくり聞きました。

(投稿者:92)

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IE8の開発者ツールがすごい

ども。
国勢調査指導員の業務がついにフィナーレを迎え、感無量な担当ちゅんです。

さて、先日からとあるサイトの構築に携わっておりました。今日はそのことに関連した記事なので、ちょっとマニアックな内容です。ご了承を。

ウェブサイトを構築するのは久しぶりですが、今回の案件は民間のレンタルサーバーにWordPressを設置して、CMSを構築するのがミッション。既存のテーマは使わずに、レイアウトからデザインまで、そのほとんどを私が一人で手がけます。超大作です。
そんなわけで、得意なスタイルシートをダダン!と書き換え、苦手なPHPをダッ!と書いてはバックスペースで消し…、とった作業が永遠と続きます。非常に目が疲れる作業です。

ところで、IE8を利用している方は「開発者ツール」なるものをご存知ですか?知らなかった方はまずとりあえず「F12キー」を押してみてください。今まさに表示されたものがそれなのですが、これ、なまら画期的です。ウェブサイトの「材料」であるHTMLやCSSを解析することができます。CSSに書いたclassは実際にどう反映されているのか、ここの文字色は何色か、ここの余白は何pxかなど、これまではいちいちエディタでCSSを開いて文字列を検索して…という作業を繰り返す必要があったのですが、何ということでしょう!ブラウザ上で全てが完結してしまいます。これ、もっと早く導入されていたらもっとやりたいことができたんじゃないかと思うほど完成度が高いです。必要に迫られる機会は少ないかもしれませんが、こういう機能もあるんですよ、というご紹介程度にお読み取りいただければ幸いです。

そんなわけで、一心不乱にキーボードを叩き、現在の進捗状況は全体の2割といったところです。息を吸うのも忘れかけるほど集中していたので、ちょっとフラフラです。もうひと頑張り!です。

開発者ツール
純正ブラウザとは思えないほど多機能です。IEを少し見直しました。

(投稿者:ちゅん)

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通信速度の単位

LANケーブルや無線LANなどネットワーク上での通信速度を表すために、bps(ビーピーエス、bit per second)と言う単位を使っています。このブログでも"○○Mbps"とよく登場する単位となっています。

Wikiによると「ビット毎秒(ビットまいびょう)は、データ転送レートの単位である。1秒間にデータ転送路上の仮想の、または物理的な地点を通過した(すなわち転送された)ビットの個数と定義される。モデムやルータなどのデジタル通信機器で用いられる。」とされています。転送効率の高い通信機器が登場したので単位も次のように大きくなってきています。

キロビット毎秒(kbps、bps の 103 倍)・・・ISDNは64kbps
メガビット毎秒(Mbps、bps の 106 倍)・・・CAT5のLANケーブルは100Mbps
ギガビット毎秒(Gbps、bps の 109 倍)・・・今時のNICは1Gbps
テラビット毎秒(Tbps、bps の 1012 倍)・・・海底ケーブルは数Tbpsと極太!

IT現場では、ビット毎秒の"毎秒"を省略して単に"ビット"と言ったり、"ビット"さえも省略してその上に付く接頭辞だけで説明することもあります。例えば「100メガビット毎秒のHUB」を「100メガHUB」などと呼んでいます。

ここからが難解な?オタクっぽい話です。通信速度に単位には「バイト毎秒」って言うのもあったりします。このバイト(byte)は、フロッピーディスクが1.4メガバイト(MB)だとかUSBメモリーが2ギガバイト(GB)とかで使っている「バイト」です。ビット毎秒は bps と接頭辞以外は、小文字で表記しますが、バイト毎秒は Bps と「B」だけは大文字で表記されます。知っていましたか? バイトとビットの関係を手抜きして簡単に説明すると、「1バイトには約8ビットのデータが含まれていることから、bpsの値を8で割るとBpsの値になる。」ですが、もう少し詳しく書くと、1KB/秒=8192bps=8.192kbps。1kbpsはおよそ0.122KB/秒となるらしい?受け売りですが・・・。

結論、100MbpsのLANケーブルに流れるデータ量は、1秒間に100メガビットであり100メガバイト(MB)ではありません!バイトで言うと約12MBpsなので、1秒間にフロッピーディスク約8枚分のデータを流せる理論値と言うことになります。家庭で使うIEEE802.11gの無線LANは、54Mbpsなので7MBpsつまり1秒間にフロッピーディスク約4枚分のデータを流せる理論値となります。

IT業界では、概ね500kbps以上の通信回線がブロードバンドと定義されています。でも、通信速度を客観的に計れる物差しって意外とないんですよね。結構、個人差の大きい体感的な尺度でついつい計ってしまいますが、これが意外と正しかったりもします?

HUBの写真
10/100Mってメートルではありません。10&100Mbpsの事です。

(投稿者:92)

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