家庭でも幻灯機?

ここ数日、急な事業展開で「プロジェクター」を調べていました。

プロジェクターとは?の説明も今更ですが「ディスプレイ装置の一つで、画像や映像を大きなスクリーン等に投影して表示する光学装置」のことです。昔、ミカン箱・裸電球とレンズで「幻灯機」作りませんでしたか?スライドを壁に投写して遊びませんでしたか?それは、工作少年だった私だけかな・・・。要は、幻灯機なんです「プロジェクター」って。スライド映写機やOHPと呼ばれる透明なフィルム上に書いた文字や絵を投影する、オーバーヘッドプロジェクターも同じ仲間です。

最近「プロジェクター」と言えば、会議やプレゼンでノートパソコンと繋いで大画面のスクリーンに映し出すIT装置のイメージが浸透してきているようです。でも、実は仕事で使う意外にも楽しい使い方があったりします。それは、ホームシアターが簡単に出来てしまいます。一般家庭で購入する大型薄型TVはせいぜい50形(インチ)前後がMAXですよね。しかし、プロジェクターなら100形(縦152cm×横203cm)だって簡単に用意できます。

えっ!?「いちいちそんな大きなスクリーンなんて用意できません」ですって、調べました。

なんと内装用のクロス(壁紙・天井用)に、光反射特性や色再現性を考慮した「プロジェクター用クロス」がちゃんとあるんですね。

えっ!?「大きな画面を映すには、プロジェクターと壁との距離が結構いるんじゃない?」またまた調べました。

超短焦点を標榜する機種があるんです。それはなんと!1.4mも離れれば100インチに投影可能なんです。超ワイドレンズなんですね。この手のプロジェクターを天井から吊ったら完ぺきだと思ってたら、なんとスクリーンの真上の壁面設置の、壁掛け専用プロジェクターっていうのもいつの間にかあるんですね。

時代の流れ?か4:3のスクエアではなく、16:9や16:10のワイド画面が投影できたり、信号入力がUSBやHDMI、何と無線の機種まであったりします。最大の弱点?は、昼間でもクッキリ見える高輝度の機種はお値段が・・・。でも、シアター感覚なら十分です。ちょっと自宅に欲しいかも・・・。


詳しくは、http://www.epson.jp/products/offirio/emp/wall/

(投稿者:92)

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資産管理の最終形態?

ども。
某携帯型ゲーム機で今話題の「狩り」に夢中なゲーマー担当者ちゅんです。

さて、先日個人的にパソコンの調達を頼まれました。この仕事をしていると結構頻繁にこうしたお話があります。予算や希望スペック、用途などを教えてもらい、大体は中古PCを調達することになります。中古といってもピンキリで、ほぼ新品状態のPCからジャンク一歩手前くらいなものまで様々です。

そんな中、気になるPCがやってきました。購入前は全然気にしなかったのですが、筐体に見慣れないシールが貼ってあります。「Intel vPro」と書いてありますが、何のことか知らなかったので調べてみました。

vProというのはインテルが独自に開発した技術で、企業内のPCの運用管理業務を支援するための機能が搭載されたPCを呼ぶブランド名でした。無線LAN搭載機を呼ぶセントリーノみたいなものです。例えばPCの電源が入っていなくてもリモートで起動させることができたり、OSがクラッシュしても管理用の機能(iAMT)から起動させてOSの再インストールができたりするようで、要するにどういうことかと言えば「にわかSEが泣いて喜ぶ」機能が満載のPCだったのでした。もちろん、個人で使うには全く不要な機能。どこかの企業がPCのリプレイスの際に売却した資産だったのでしょう。

現在、自治体の情報化担当職員の間では、いかにして情報セキュリティレベルを保つのかという点が依然として高い注目度を保っています。当町でもインベントリ収集ソフト(資産管理ソフト)を導入し、アプリケーションのライセンス管理などを一元的に行っていますが、この分野にはゴールや正解は無く、やればやるほどお金がかかるという側面があります。こうした新技術は喉から手が出るほど欲しいのですが、そこにかける経費が果たしてセキュリティ向上のためとはいえ見合うものなのか、というところは担当者間でも意見が分かれるところです。当町においては最低ラインはクリアできているという自負はありますが、それでも「本当に足りてるのか」と言われれば「う~ん」と唸ってしまいます。

ともかく、このvProマシンはそんな画期的な機能を全く必要としない場所へ嫁いでいきました。マシンのスペック的には申し分ないので、発注者も大満足だったようです。

vPro
この写真だけでどこのメーカーのPCか分かりますか?

(投稿者:ちゅん)

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”深イ~”コマーシャル

いよいよ年の瀬、師走となりました。それでもいつものようにPCと戯れざるを得ない訳ですが、季節のお約束?新年度(予算)の準備も佳境に入ってきました。当然この時期は、デスクワークが増える・・・訳でも無いのはやはり性格でしょうか?

さて、犬のお父さんで有名なソ○トバンクが最近流しているCMが、ITに少なからず関わる者として「深イ~」なのです。隕石が地球へ向かって飛んで来るCM見ました?意味分かります?隕石が地球に向かうシーンで画面の下に『光の道』ってキャプションが入っているのお気づきでした?そうして、犬のお父さんはイライラし始め、お兄さんのダンテ・カーバーはくしゃみをしながら「何か変!」と言い、最後に上戸彩も左手を挙げながら「何か変!」と叫びます。これって・・・。

今年6月発表された国の新成長戦略で、日本復活の鍵として「光の道」構想がうたわれました。更にそれは8月末に「光の道」戦略大綱として、インフラ整備・利活用の加速化はかり、2015年頃までに日本中全世帯におけるブロードバンドサービスを開始するものであると発表されています。 現在も総務省のICTタスクフォースなる部会で「光の道」構想の実現に向け協議が続けられていますが、担当する総務大臣が変わったこともあり?ソ○トバンクグループのソ○代表の発表した提案(俗に言うBプラン)が劣勢となってきました。いったい最後にどう決着するのか地方のいちIT関係者としても関心事であります。

さてこのCMですが「このままではいけない」と言うソ○代表の意見広告のように見えてしまうのは、私だけでしょうか?CMの途中で天文学者が「嘘だろう?」と叫ぶのも実に「深イ~」です。

詳しくは、こちらでどうぞ。
http://mb.softbank.jp/mb/special/SHIRATOJIRO/  
http://www.softbank.co.jp/hikarijp/

田舎にもBBの切り札となるか?
どうしてCMに『光の道』が出てくるのか?何となく理解できましたか?

(投稿者:92)

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デファクトスタンダード

ども。
栄養のある食事を意欲的に摂り、無理やり風邪を治そうとしている担当ちゅんです。

さて、突然ですが皆さんは「プリンタケーブル」という言葉で、どんなケーブルをイメージしますか?「こんなくだらないこと考えさせんなや!」という声も聞こえてきそうですが、ご勘弁を。こっちもネタ的に厳しいんです!

もしかしたら、Aコネクタ⇔BコネクタのUSBケーブルを想像する人が多いのではないかと思ったり。職場で話したら「それはねーべや」とのことでしたが、私たちが想像している「あのケーブル」は、そもそも最近のノートPCには物理的に挿すコネクタが存在していないなど、もはや絶滅寸前のレッドデータブック入りではないかと思うのです。

一般的には「セントロニクス」と呼ばれているケーブルがそれです。なにそれ?という人は本文末に貼ってある写真をご覧いただければご理解いただけるかと思います。そもそも、名前だけでは認識できないケーブル名はその時点で「一般的に」とは言えないような気もしますが、まあ、とにかくそのでかいケーブルです。私たちの間では普通に「セントロ」と略して呼んだりしています。

ものすごく前段が長くなってしまいましたが、ここからが本題。実は、セントロニクスという名称は正式な規格名ではなく、会社名がそのまま通称として定着したものだってこと、意外と知られていないのではないでしょうか。

このケーブルの正式な規格は「IEEE 1284」といいますが、そんな呼び方をしている人を実際に見たことがありません。Centronics Data Computer社がこのパラレル(双方向)ケーブルを開発し、その後ほとんどのプリンタメーカーがこのインターフェイスを採用、そのまま会社名でケーブルを呼ぶようになった、というのが実態なんだそうです。デファクトスタンダード=事実上の標準というわけです。

「で?それが何?」というのはナシでお願いします。なんとなくでも「なるほど」と思っていただければそれで十分です。「デファクトスタンダード」「セントロニクス」という言葉の響き、言葉の持つ力を感じていただきたかった、ただそれだけなのです。

セントロニクス
見たことあるでしょうけど、これがセントロニクスです。

(投稿者:ちゅん)

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原因は雷?

町内の小学校パソコン室で、複数台のPCが故障したらしいので見てほしいと連絡がありました。早速現場へ。O小学校のPC室には先生用PCが1台、生徒用が12台、proxyが1台とADSLモデム、ルーター、HUB等々がありますが、不調なのは、生徒用PCの内6台が起動せず?2台がネットに繋がらない?らしい。正常なのは、12-6-2=4 で、4台のみ?あんまりです!

起動しないPCを見ると、電源ケーブルが刺さっている状態で、既に電源PL(LED)が点灯しています。電源スイッチを押しても全く変化無しです。業界用語?で言うと「通電するけど起動せず」ってやつです。正常動作のPCと電源ユニットを交換して見るもNGです。メモリー、CPUを替えてもNG、念のためのCMOSクリアでも反応無しです。目視では判断つきませんが、どうもマザーボード不良らしいですね。6台とも全く同じ症状です。聞き込みによると、荒天の大きな雷があった日の後かららしいので、落雷でサージが流れたのではと疑っています。

パソコンは意外に雷に弱いんです。それは「瞬停」と「過電流」の二つです。

1.一瞬の停電って意外にパソコンに悪い
 雷と縁が深いのが停電ですが、真っ暗になってしまう停電ではなく、ごく短時間、電圧が下がって電気の供給が切れる「瞬停」という現象がPCには怖いのです。「カチッ」という音がして蛍光灯が点滅する現象ってありますよね?PCでは、作業中のデータが消えたり、不運にもHDDの動作中に瞬停が来ると、最悪HDDを破損し、PCが起動しなくなったりします。これの対策は、UPS(無停電電源装置)の導入となります。ちなみに、ノートPCってバッテリーが付いているので、UPSと同じ効果があるので安心だったりします。

2.過電流がもっと怖い
 過電流とは、落雷によって一時的に電力線等に大きな電流(サージ)が流れる現象です。落雷には「直撃雷」と「誘導雷」の2種類があります。直撃雷は、一般的にイメージする落雷です。そりゃあ、パソコンに直接雷が落ちてしまえば、おしまいですよね!これは、雷雲の下ではPCを使わない事で防げます。
 誘導雷は、建物や電柱などに落雷することで、その付近に強い電磁界が生じ近くに導線(電力線や電話線など)があると、電磁誘導現象により誘導電流という過大な電流が流れます。この電流が、コンセントやモジュラージャックを通じてPCなどに流れると、故障の原因となります。一般の家電製品は無事でも、精密弱電機器であるPCは電流の変化に敏感なため故障してしまうのです。対策は「サージプロテクター」の導入ですが「雷がひどいな」と思ったら、PCの電源を切って、電源やLANケーブルを抜いてしまうのが一番です。

結局、後悔先に立たずです。早速修理見積もりを業者に依頼して、本日はここまでです。えっ?ネットに繋がらない残り2台ですか?とっても書けない原因だったので、それは割愛させていただきます。ちゃんとネットに繋がりましたからご安心を・・・。

落雷でPC教室壊滅?
モニタに付箋が付いたPCが、通電するけど起動せず・・・雷か?

(投稿者:92)

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