2つの画面

先日、にわかSEのブログ一周年を書いたところ、一部のマニアから質問がありました。それは、私とちゅんが使っているPC環境についてです。「2人ともノートPCとデスクトップPCの2台を使っているの?」と言うものでした。

先日の2人の棲息状況を公開した画像には、黒い天板のノートPCと白い背中の液晶モニタが映っていたためだからのようです。私もちゅんも他の職員と同様にノートPCが一台しかあたっていません。では「あの白い背中の液晶モニタは何んなの?」ですよね。実はノートPCに繋いで、マルチモニタ(W画面)で使っています。

普通ノートPCにも外部モニタの端子(ミニD-Sub 15ピン)が用意されています。分かりやすい用途は、プロジェクターを繋ぎ、PC画面と同じ物を大きく投射したりして使う方法です。見たことありますよね。でも私たちは、それとは違うもう一つの方法で使っています。それが「マルチモニタ」です。単に同じ画面を2箇所に表示するのではありません。ノートPCの画面を「主」として繋いだ外部液晶モニタを「副」として、表示出来るエリアを2倍にしてしまうのです。画面のプロパティの設定タブから、このディスプレイ設定が出来ます。(PC、正しくはGPUの性能によりこの機能が使えない場合があります)設定の勘所は、副側で「Windowsデスクトップをこのモニタ上で移動できるようにする」を有効にすることです。そうするとマウスポインターも2つの画面を自由に往来出来るようになります。当然、開いているウィンドウも移動させられます。凄く便利です。インターネットで見つけた解説を、副画面で表示させておきながら、主画面で作業をする等に使えます。画面の解像度が違っていても問題無く表示可能です。

最近のデスクトップPCには、外部モニタ端子が予め2個(双頭)仕様となっている高性能型も売られています。また、マニアックなビデオカード(A○D社製RA○EONのHD5千番台とか)では"Eyefinity"という特殊な機能が使え、3画面から最大6画面の表示が出来るそうです。オタッキーなデイトレーダーやゲーマーなんかが、これで沢山のモニタを使っているようですね。

1台のPCにモニタが6枚なんで、凄い話ですね!でもキーボードとマウスは1組だけ?・・・実はあるんです1台のPCから複数のキーボードとマウスそしてモニタを繋ぎ、バラバラに動作する蛸の様なPCが!ただ今当室では「デモPC」を依頼中です。これは、小規模な学校PC教室にと考えています。

マルチモニタは便利の図
このようにアクティブなウィンドウが移動できます。超便利です。

(投稿者:92)

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恐怖の停電作業

ども。
このところ一日おきにラーメンを食べる生活が続いている担当ちゅんです。

先週土曜日、庁舎が電気保安検査のために停電となりました。時間にして10分くらいでしょうか。停電になるということはサーバー室の電気も落ちるということで、情報担当者は停電30分以上前に出勤して、一台ずつ手作業でシャットダウンする業務となります。UPS(無停電装置)は設置してありますが、あれは数十分単位での電源補助を想定しているものではなく、あくまで「停電時に安全にシャットダウンするための機器」だと私は思っています。

そんなことで作業開始。次々サーバーにログオンし、シャットダウンを行います。WindowsベースのサーバーからLinuxベースのサーバーまで様々。さらにサーバーの仕様によってはシャットダウン前にデータベースを停止させなければならなかったりと、ただでさえオツムの弱い担当ちゅんは軽いパニックに陥りながらの作業。当初の停電予定時間に少し食い込みながらも何とか全台のシャットダウンが終了し、いよいよ停電!

…と、思ったら落ちません!電気が。
何と、今回対象となっていたブレーカーはサーバー室とは関係のない系統だったらしい。がっくり。

まあ、そういうこともあります。気を取り直して今度はサーバーの起動に取りかかります。次々と起動していくサーバー群を眺めていると、まるで子供のころに憧れた「メカのある秘密基地」のようです。いつもうるさいサーバー室に静寂が訪れたのも一瞬のこと、再び「ウィィィィン」という爆音に包まれていきます。そんなとき…

「ピーッピーッピーッ…」と聞きたくないビープ音が。

やっちゃいました。RAIDを組んでいるストレージサーバーのハード障害。シャットダウン作業のパニックの中、きちんとシャットダウンされているのか確認しなかったことも原因かも…。不幸中の幸いなのはRAIDを組んでいるのでデータに影響は無いということ。再構築作業を行い、事なきを得ました。

サーバーというのは常時起動する前提で作られているので、普通のPCよりも丈夫に作られていますが、どういうわけか電源のオン・オフの際に故障してしまうことが多いように思います。走っているときは異常の無かった車が、一度エンジンを切ったらかからなくなってしまったようなものです。担当者としては停電作業はちょっとした「恐怖」なのです。

やっちまいました
左側のやつ。エラーが出てますね。わかりますか?

(投稿者:ちゅん)

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お陰様で一周年

パンパカパ~ン♪
本日を持ちまして、情報政策室職員による徒然日記「にわかSEは大忙し!」は、めでたく一周年を迎えました。思い起こせば、去年の明日(平成21年12月18日)ちゅんが記念すべき第1話「本日から更新を始めます!」を投稿して以来、今こうして243話目のブログを書いています。

元々、昨年11月ウェブサイトのリニューアルにあたり、複数の部署へ「ブログを書いてください」とお願いしました。予想どおり反応がイマイチで・・・。それどころか逆に「じゃあお前もやってみろ」と言われかねない状況に陥りそうになりました。ここで奮起して「我々もブログを書こうじゃないか!それも毎日更新してやろうじゃないか!」という運びとなったものが、世間の荒波に耐えながら何とか一周年を迎えました。夜23時過ぎに自宅からの更新、出張中に出先からの更新、若干の写真使い回し?等々「綱渡り」もありましたが、もちろん全営業日更新は、固い決意で今も進行中です。

ブログを書いていて、よく言われるのが「ネタに困らない?」ですが、回答は「時々、困るかな?」でしょうか。実は面白いネタなので、突っ込んで書こうと思っても「壁」があるのです。例えば、来年度に当室でやろうとしている新しい事業は書けません。それは、夏の終わり頃から構想を練り、必要経費も十二分に絞って、事業の頭出し、概算要求と内部的には固まってきています。早く発表したい!!But、書きたくても書けません・・・。新年度予算(事業)が決まるまでは書けないんです。時に「決まっていないこと」を書くと誤解を招くので、どうしても慎重にならざるを得ないのです。まあ、この辺は年明けの予算議会後に、堰を切ったように書こうと思っていますのでご期待下さい。

ともあれ、一年間のご愛読を心より感謝申し上げます。今後とも、情報政策室職員による徒然日記「にわかSEは大忙し!」はもとより、八雲町ウェブサイトをお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。余談ですが、本来でしたら一周年の記念品なんぞを抽選で100名様ばかりにお配りしたいところですが、厳しい財政事情の折、なにとぞご容赦願います。

投稿者の2人、今更ながら・・・・
こんな環境で棲息しています。私「92」と右側太めが「ちゅん」です。

(投稿者:92)

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Windows7のメーラー

ども。
明日、スペシャルなことがありそうです。ホントは書きたいけど、上司92氏のネタなので触れないでおこうと思います。意味深な男、担当ちゅんです。

先日、とある方から「Windows7にメールの設定をしてくれ」と頼まれました。既存のXP「Outlook Express」から環境の引越しです。

メールの引越しの方法ですが、色々なやり方があるかと思います。当室でいつもやるのは結構マニアックな方法ですが、隠しフォルダの中にある生のデータ2つ(メール本文、アドレス帳)をUSBドライブに引っこ抜いて、新しい環境からインポートするというものです(もちろん、アカウントはメーラーでエクスポートします)。具体的な方法は今度機会があればご紹介しますが、添付ファイルから何まで全部まるっと引っ越すことができます。

と、ここまではいつもどおり作業をしたのですが、データを抜いてからが大変です。なにせWindows7にはOutlookがありません。代わりにあるのは「Windows Liveメール」という名のメーラーなのですが、これがなかなか。はっきり言って使いづらいです(マイクロソフトさんごめんなさい…)。OS純正のメーラーは万人が迷うことなく使いやすいシンプルなものであってほしいのですが、変に多機能で、それでいてメニューの並びなんかが明らかに劣化しているように感じます。なにせ私の口から出た第一声が「ナニコレ?」でしたから。で、ここからは私の憶測ですが、これはもしかして「もうローカルのメールは使わないでね」というメーカー側の意思の表れではないかと。わざと使いづらくしておいて、Webメールに誘導しているのでは?と。さすがに考えすぎでしょうか。

そんなことを言いながらも、実は私もプライベートではGmailを使っているわけですが。どこからでも自分宛のメールをチェックできる環境に一度でも触れてしまうと、もうローカルメールには戻ってこられなくなってしまいますね。当町の業務端末も今後徐々にWindows7へと移行していくのですが、メーラー問題はこれから頭の痛い問題になりそうです。

Windows Liveメール SS
今までの環境と大きく違いすぎて、戸惑うこと必至のWindows Live メール

(投稿者:ちゅん)

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もしドラ

今更ながら「もしドラ」の話です。今年話題の「もしドラ」知ってますよね?今年の流行語大賞にもノミネートされたぐらいですから。

それは、昨年末にダイヤモンド社から出版された「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」と言う長い題名の単行本です。このドラッカーとは、オーストリア生まれのピーター・ファーディナンド・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker、1909年11月19日 – 2005年11月11日)という経営学者・社会学者のことです。多くの著書を残していますが『マネジメント-課題・責任・実践』は経営学のバイブルとして有名だそうです。(恥ずかしながら私はもしドラからドラッカーを知りました。)ストーリーは、公立高校野球部のマネージャーになった女子生徒が本屋で勘違いして買ったドラッカーのマネジメント。弱小チームは甲子園を目指し・・・。

今「もしドラ」の勢いが凄いんです。先日単行本は20万部の増刷を決定、電子書籍版も10万ダウンロードを達成しているそうで、累計で202万部を突破とアナウンスされています。単行本が1,650円で電子版が800円なので、作者の岩崎夏海さんウハウハですね?
それに、今月22日からは「スーパージャンプ」(集英社)でマンガ連載が開始されますし、TVアニメ化も決定しています。なんと放送する局は天下のNHKなのです。来年3月14日から夜22:55~の枠で全10話だそうです。(録画しなくっちゃ!?)
極めつけは、映画化です!それもアニメではなく実写版です。AKB48の前田敦子さんが初主演で来年6月公開予定です。(あれ?主人公・川島みなみのモデルって、AKB48の「峯岸みなみ」さんだって書いてあったような・・・?)監督は新進気鋭の田中誠さん、総合プロデューサーは作者岩崎さんの師匠である秋元康さんが努めるという力の入れようですね。ローカル俳優と言えなくなってきた大泉洋さんも、野球部監督役でちゃっかり出演します。

電子書籍(有料)で10万ダウンロードというのも凄いですよね。しかし、肝心のドラッカー著マネジメントは「エッセンシャル版」ですら読もうと思わないのは・・・。

iPadで読む電子書籍版「もしドラ」
私が初めて購入した記念すべき電子書籍は勿論「もしドラ」

(投稿者:92)

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