ども。
本日は休暇を取っておりまして、こんな時間にこんにちは。担当ちゅんです。
さて、先日華々しくご紹介いたしました情報政策室の新規事業「どこでもWi-Fi事業」ですが、さっそく多方面から反響をいただいております。昨日、導入する施設の担当者に集まってもらって説明会を開催したのですが、「早く導入してくれ!」という声がある一方で、こうした目新しい事業には、特にセキュリティ面で慎重な意見も寄せられました。今後、しっかりと議論を深めていきます。
そんな中、ちょっと心配されたのが病院へのFreeSpot導入でした。というのも、実は最近の医療機器は電波を発する物も多く、しかも悪いことにパソコンの通信にも利用している「2.4GHz」の電波が用いられています。なので、同一の規格の電波が入り混じった環境では、お互いが干渉して誤作動を引き起こす可能性があったのです。この話は医療分野の方には有名な話だそうで、八雲総合病院の事務室ではあえて「802.11a」という5GHzの電波を利用しています。命を預かる病院で、万が一にも事故は許されないのです。
今回導入するバッファローのFreeSpotアクセスポイントは2.4GHzの電波は出せますが、5GHzは出すことができません。なので、一時はFreeSpot導入を断念していました。が、調査を進めていくうちに、どうやら医療機関への無線LAN導入に関して、国の見解があるらしい?との話をゲット。早速調べてみました。
参考リンク 無線化.com::医療現場における無線技術導入について(外部リンク)
国の見解によると、やはり全く影響が無いかと言えば答えはNoで、あくまで可能性として、影響があるかもしれないことを認識せよとのこと。ただ、検証の段階では影響を受けたのは装置1台のみで、しかも機器に1cmの距離まで近づけたときに影響を受けたとのこと。よって、通常の利用において、2.4GHzの電波を出しても大丈夫ですよ、というものです。考えてみれば、現代では至るところに電波が飛んできてます。ちょっとした電波で誤作動してしまうような医療機器は、それ自体が問題だとも言えます。
という訳で、八雲総合病院へもFreeSpotを導入することに決定しました。設置場所などは今後病院との協議で決めますが、インターネットが利用できることで患者さんやそのご家族の利便性は大きく向上するものと確信しています!
FreeSpotサービス開始まで今しばらくお待ちください!
(投稿者:ちゅん)