屋外無線をあきらめる

ども。
最近、奥歯が痛む担当ちゅんです。

本日は新たに光回線の契約を行う某所にて現場立ち合いを行っていました。
この現場は、これまで屋外無線(Wi-Fi)によりネットワークを提供してきたのですが、昨今の高度化する通信に耐えられなくなり、ついに光に切り替えとなります。一昔前であれば、10Mbpsくらいの速度が出ていれば特段の問題はなく業務ができたのですが、今ではかなり厳しいです。また、速度とあわせて安定性も重要。無線で通信しているとどうしてもPingが欠損することが多いですし、周囲の電波環境によっては干渉もしますし、今の環境ではなかなか難しくなっていると思います。
※そう考えると5GのPing値がほぼゼロってすごいことですね

今日の作業は現調と本工事の間にある「事前配線」と呼ばれる工程。経験上、このフェーズが挟まる案件は地下埋設だったり電柱の数が多かったりする「難工事」となっており、無事に完了するのを願うばかり。
現場ではプロの通建業者さんが手際よく作業を進めていきます。事前の予想どおり、建物までは地下埋設による配管。電柱から建物まで一発で貫通はしておらず、途中にハンドホールがあると。そのような話を聞きながらじーっと観察。途中で雨が降り出す中での作業で大変そうでしたが、無事に配線が完了して一安心です。

作業終了後に通建業者さんと雑談。やはり、地下埋設の配管は難しい工事になることが多いらしく、年数が経っていると雪の重みなどで管が潰れていて配線できなかったり、ハンドホールの中に水が溜まっていて作業できないケースもあるのだそうです。今回の現場は、ハンドホールの中も綺麗で管も問題なくワイヤーが通ったようで「綺麗ですね」と褒められました。
それにしても・・・。ハンドホールと言いながら作業員の方は穴にすっぽり入って仕事をされてました。これってハンドホールじゃなくてマンホールですよね。ぶっつけ本番で大変な仕事だよなぁといつも感心してしまいます。

マンホール黒いケーブルがアナログ、白いケーブルが光。

(投稿者:ちゅん)

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LINE公式アカウントの友だちが2500人を突破

ども。
役場庁舎のネットワークに悪戦苦闘中の担当ちゅんです。

足元のネットワークがぐらついている中ではありますが、ついに「八雲町LINE公式アカウント」の友だち数が2500人を突破しました!前回、2000人を突破したことをご報告したのが4月18日でしたので、そこからおよそ1ヶ月半で節目に到達したことになります。
この間、友だち数の推移に関してはほぼ一定のペースで増加しています。裏方で管理人をしている我々の感覚では「最近は少しペースが鈍化してきた」と思っていたのですが、気のせいでした。データを見ると順調そのものです。

この背景には、4月以降に町内の一部の学校で「保護者向けの連絡」を開始したこともあると思います。以前、本ブログに投稿した「LINE公式アカウントでシナリオを公開しました」という記事のコメントに以下のような投稿をいただきました。

同業者のコメント
2022年1月12月 09:29
公立学校の保護者向け一斉連絡をLINEから行うようにするとLINEの登録者が簡単に増やせると事業者から提案を受けたことはあります。
保護者の登録が増えると、口コミで周りにも広がるので、登録者を増やす切り口として一斉連絡にLINEを使うのは良いかもしれません

名も知れぬ同業者様、その節はありがとうございました。まさに実施したのはこれです。当町が利用している「LINE SMART CITY GovTechプログラム(LINE Fukuoka)」には保護者向け通知に特化した機能は実装されていませんが、ちょっと運用方法を工夫すれば問題なく一斉連絡が可能でした。機能が実装されていないから「できない」とすぐあきらめるのではなく、どうすればそれっぽいことが実現できるかを考えるのは得意です。いわゆる「運用でカバー」というやつですが、手法にこだわる必要はありませんよね。

ちなみに、学校から保護者向けの連絡は、我々が想像していた以上に頻繁に行われているようです。部活動の連絡や運動会について、さらに最近では熊の出没状況に至るまで様々。ぜひどこかの時点で一度アンケートを取っていただいて、LINE配信について学校・保護者双方がどう感じているのか知りたいところです。少なくとも私は小学生の子を持つ1人の父親として、LINEでの連絡にすごく魅力を感じています!

配信画面ほぼ毎日のように利用されていることがわかります

(投稿者:ちゅん)

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ピッタリ収納

八雲にも初夏の陽気が訪れております。
月末担当びっくです。

本日は5月10日、16日に投稿した「うちがやりますよ」「なんでこんなもの入ってるの」に続く第3弾です!
東野小学校の光ファイバ化の工事日でした。

光の契約が殺到しており、通建業者さんにはご多忙の中、対応して頂きました。

ONUの置場を何となくは決めておりましたが、ひかり電話対応のONUの大きさを把握できておらず、
壁に直付けも想定しておりました。
設置する部屋にはGIGAスクール用の壁面ボックスもありますが、その中に入れられるのがベストなのですが・・・

現地到着後、通建業者さんが華麗な手捌きでケーブルを室外から室内に引込み、ここでONUの登場です!

壁面ボックスに入れてみると、見事に綺麗に収納できました。
電源、LANケーブルにもストレスが掛からないスペースが確保できており完璧です。

先日配線して、気になっておりましたひかり電話の配線も問題ありませんでした。
電話、FAX共に問題なく使用できました。苦労して配線した甲斐がありました。

ようやく光が利用できるようになった東野小学校の職員の皆さん、児童の皆さん
たくさんのストレスをお掛けして申し訳ありませんでした。
これからはジャンジャンChromebookを使用して快適なネット環境で授業に役立てて頂ければ嬉しいです!

20220530

ピッタリ収納できました。気持ちいい!!

(投稿者:びっく)

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移動式期日前投票所シミュレーション

ども。
ようやく1つの大きな仕事を乗り越えた担当ちゅんです。

先日、選挙管理委員会事務局の職員から「今夏の参院選で移動式期日前投票所を検討しているので協力してほしい」と連絡を受けました。移動式期日前投票所とは、投票箱などを車載して、投票所までの距離がある地域に出向いて投票を行ってもらうもの。昨年の衆院選の際に道内では石狩市と標茶町の2自治体でこの方式により投票が行われており、「当町でもできるのでは?」と話題にしておりました。

この「できるのでは?」に行き着くまでのハードルとしては、まずは要員の確保が可能かどうか。通常の期日前投票所を閉めて行くわけにはいかないので、当然のことながらプラスαの要員が必要となってきます。もうひとつは入場券を照合して用紙を交付するための選挙人名簿のシステムをどうするか。この部分のハードルが若干高いのですが、当町は出先から利用可能な総合行政システム(閉域SIMによるRDS方式)を導入していて、携帯電話の電波さえ届く場所ならば選挙システムを動作させられるので技術的には問題なしと判断、GOサインを出しました。

諸課題がクリアでき、早速ですが近場の駐車場を利用して実際に投票所を設営してみるということに。とはいえ、何の難しい作業もありません。強いて言えば、通称「運動会テント」と呼ばれるテントの設営作業に不慣れなのでそこに時間がかかったくらいのものでした。これならば、過疎化で地域の人口が少なくなっているような投票所を移動式に切り替えていくこと自体は、そこまで大きな課題ではないなと感じました。

1点だけ「もし投票日が台風みたいな悪天候だったらテントはどうします?」と質問してみたところ、「投票所の指定をあくまで車として届けているので、車以外の場所では投票できない」と知らされてドキッとしました。なるほど、そういうリスクはあるのですね。当日天気が良いことを祈るしかありません。
後日、このことを同業者に話してみたところ「台風クラスが来たらD型ハウスの中にすっぽり車を収めてそこでやってもらうかね」と素晴らしい案が提示されました。テントがダメなら大きな車庫を借りる発想、こういう柔軟な発想ができる人ってすごいですよね。目からウロコが落ちました。

シミュレーション手順のなかでテントを立てることが一番困難でした

(投稿者:ちゅん)

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デジタル改革の狼煙

ども。
スマホのバッテリーがヘタってきた担当ちゅんです。まだ1年半しか使ってないのに。

このところ「自治体DXについて取り組みの状況を教えてほしい」ですとか「可能な範囲でいいのでDXについてレポートにまとめてほしい」といった書き物の案件がいくつか続けて入ってきています。自治体に限らず、DXという単語はかなり浸透したと思っていますが、やっかいな点としてDXってモノではないんですよね。概念に近いものなので、人によって捉え方が幅広くて、どこに視点を置くかでどんな話もDXになってしまうような印象を持っています(だから難しい!)。

そんな中で、職場に1冊の冊子が届きました。勝手に紹介してしまいますが、全国町村会さんが発行された「町村発、地域からのデジタル改革をめざして」という報告書。何気なく読み始めてみると、小規模町村の実態ですとかおかれている状況をかなり的確に捉えられておりますし、思わず「そのとおり!」と合いの手を入れたくなるくらい秀逸なものでした。
この話を道内同業者の仲間にしてみたところ、この冊子はPDF化されていてどなたでもご覧いただけるということを教えてもらいましたので、ここで勝手に紹介しておきます。

全国町村会:町村からの地域情報化研究会報告書―町村発、地域からのデジタル変革をめざして―を公表
http://www.zck.or.jp/site/proposal/22492.html

これまた勝手に感想文を書いておきますが、個人的に刺さったのは『(中略)自治体職員相互のネットワークづくりとこれまでの経験(成功や失敗)の「集合知」の共有は益々重要になっていく。「デジタル化」は言うまでもなくあくまで手段であり、「競い合う」ことではなく、お互いに「高め合う」という志のもとに行動することが望まれる』という一節です。
このブログは2009年の12月に更新を開始して、すでに12年が経過していますが、後付けで意義を問われたら上記引用のようなことをお話しするようにしています。今回、この取り組みを肯定頂いたように思えて、大変心強く感じました。

こんなに無断で大絶賛して、しかも引用までして後で怒られないか心配ですが、後段では『まず中央政府がやるのを待つのではなく、地域からのデジタル変革の狼煙を全国いたる所から上げることで、地方を変え、国を変えていくことができるのではないだろうか』とも書かれていて、なんとなくジーンとしました。この一節のような高い志を持てるかはわかりませんが、一地方の情報担当の端くれとして、この言葉を胸にこれからもDX推進に励みたいと思います。

冊子道内同業者も大絶賛の冊子。ぜひPDFでご覧ください。

(投稿者:ちゅん)

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