システム導入事例の取材

ども。
人間ドックで「肥満」の称号(高脂血症、高尿酸、脂肪肝、慢性胃炎…etc)を得た担当ちゅんです。

一昨日、上司92氏とともにとある取材を受けました。

取材といってもテレビや雑誌ではなく、俗に言うところの「システム導入事例紹介」というもので、自分たちの製品を導入した企業等での使用例などを聞き取り、パンフレットなどに掲載するというもの。この業界では比較的よく目にするものです。

導入事例では特に先進的な使用方法や取り組みなどが紹介されるものという認識がありましたが、はたして私たちの使用方法が参考になるのか…。少々不安に思いながらも、1問1答のスタイルでおよそ2時間ほど、お話をさせていただきました。

最初は少し緊張していましたが、徐々にエンジンがかかり、話が脱線して様々な話題に触れられる中、もはや取材というよりは情報交換的なムードに。しかし、テーブルの上に置かれたICレコーダを見るたびに「ドキッ」とし、油断したころ突然光るカメラのフラッシュに「ドキッ」。あっという間に時間が過ぎ去り、終了後はどっと疲れが…。やはり慣れないことをすると疲れますね。

今回の取材内容は3月末頃に発行予定とのことで、某システムのパンフレットになるほかWebサイトでも公開されるそうです。このブログで筆者は一切顔や姿を公開しておりませんが、パンフレットではバッチリ顔と名前が公開される予定です。ちゃっかり町のPRもしていますので、もしどこかで「八雲町役場情報政策室」という名前を見かけたら、その際はよろしくお願いします。ヒントは南国のリゾート「青い○・青い○」でしょうか。

取材中の風景
「これはオフレコで…」って、バッチリ録音されてるしっ!の図

(投稿者:ちゅん)

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何時かはリフロー

ノートパソコンの故障で、時々見かけるのが「通電するも起動せず」です。これは、電源スイッチをONにすると、電源のランプ(LED)は点灯するのですが、最初に起動するBIOSが出ず、画面に変化が無い状態を言います。対処方法は、バッテリとHDDは外してしまいます。更にメモリとCPUなどは一度外して組み直す。それでもNGなら、BIOSデータ保持用のボタン電池を外す。俗に言う「CMOSクリア」ってヤツを試みます。これでもダメならメモリやCPUを動作確認品と交換して見る等々の作業を順番に試します。勿論、外部モニタを繋いで見るとかACアダプタ交換と言うのもやります。ここまでやってもBIOSが出なければ、やはりメインボード(母板)の不良を疑います。

ここで、メーカーへ修理を出せば簡単なのですが、この修理費(部品代+工賃+送料)が高額です。下手をすれば、現行の窓7ノートPCが買えそうな場合もあります。ネットで探せば新品のノートPCって安いですからね・・・。もったい話ですが「買い替え」を提案する事になります。しかし、ハードマニアの私としては納得できません。

ネットで調べていると、面白い修理記事を見つけました。「通電するも起動せず」が多い特定機種でのモノですが、大変興味深いです。多少の半田付けには自信がありますが、表面実装されている場合、再半田は不可能だと思っていました。GPUなどのチップセットはこの方式で母板と半田付けがされています。部品底の金属部分と母板の金属表面との間にクリーム状の半田を挟み、全体に熱を掛けます。半田の融点200℃強まで温風や赤外線などで加熱して、半田付けをするのです。この半田付け方法を「リフロー」といいます。(フローとリフローの詳しい解説はトキワ電気さんをご覧ください。)この、リフローの特徴は時として弱点になります。高温になると半田が溶けて電気的接続が断たれる事があるのです。でもそんなにPC内部が高温に成るのかって?それが意外に簡単に成るらしいのです。そう!CPUファンが回らなかったり、放熱フィンに綿ぼこりが詰まった時に、GPUなどは半田も溶けるくらいの超高温になります。やはり、掃除は大事ですね!悪いことに半田が溶けた場所は、表面実装された部品の底なので調べようがありません。お手上げですね!

そこでダメ元で、もう一度リフローする強者がいるのです。母板を取り出し、余計な部分に熱が掛からぬように断熱して「ヒートガン」とか「ホットガン」と呼ばれる、ドライヤーの親分みたいなヤツでもう一度炙るんです。炙り方の実写映像がYouTubeにたくさん上がっています。根治?と言えるかどうかは意見が分かれますが、やってみたいです!!

「求む!人柱のPC!」です。おっと、その前に「ヒートガン」を入手しなくちゃ!

左ATIのGPU
リフロー事例の多い、表面実装されているA○IのGPUは左端

(投稿者:92)

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人間で言えば心臓手術?

ども。
寝違えて首が右方向に曲げられなくなった担当ちゅんです。

久しぶりに、手ごたえのあるPC保守案件がありました。筐体はデスクトップ型で、症状は「スイッチを押しても電源が入らない」というもの。周辺機器を全て外し、メモリを抜き差しし直し、CMOSクリア実行済みにも関わらず、BIOSの画面すら出ないという状態でした。ちなみに、電源ケーブルを差し込むと電源スイッチ付近にあるLEDが光るので通電はしています。俗に言う「通電するも起動せず」ってやつです。

通常、PCはハードディスクがついていなくても、マザーボード(CPU)、電源、メモリさえ正常に動作していればBIOSというファームウェアが立ち上がってきます。仮にメモリが無くても、エラーのビープ音は返ってきます。それがうんともすんとも言わないということは、逆にマザーボードか電源の故障を疑います。ということで、別なデスクトップPCから電源ユニットを外してきて、マザーボードにのみ給電(20pin)してスイッチオン!「ブオーン」という音とともにCPUファンが回転し始めました。これで、原因は電源ユニットだと断定できました。PCの修理は、故障箇所の特定ができるかどうかにかかっています。

が、その故障した電源ユニットをどうするか、となれば私は急にトーンダウンしてしまいます。要するに、専門外ってヤツです。恐る恐るユニットのケースを開けてみると、やっぱり。1000μFのコンデンサ2つが膨らんでいて破裂寸前の状態でした。ここで登場したのが半田ゴテ!上司92氏の出番となり、基盤からコンデンサを外して新品と交換。私はただ黙って半田の溶け具合を眺めているだけ。作業は実に手際よく進み、ものの数分でオペは完了し、動作テストに回されました。

さて、電源オン!ピッという音とともに見事、BIOS画面が表示されました。故障箇所の見立てから修理まで、全て完璧です。私からすれば電源ユニットなど「神の領域」で、人間に例えると心臓部とも呼べる部品なのですが…。修理できてしまうものなのですね。その後、バラバラの部品は組みなおされ、無事に納品となりました。

別な電源を使って起動テスト
電源を取り替えてマザーボードにのみ給電している作業風景

(投稿者:ちゅん)

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ついに日の目を見たアレ!

遂に我々の力作?「記者会見用バックボード」が日の目を見ました。それは昨日、町民センターで小西選手の共同記者会見が行われたからです。

ご存じのとおり、小西ゆかり選手は八雲町出身の射撃競技選手で、04年アテネ五輪の25メートルピストルに出場、又今年夏のロンドン五輪も既に出場が決まっています。只今帰省中で、小西選手の活躍に触発され結成された「八雲デジタルスポーツ射撃少年団」での指導や地元後援会による激励会などの合間に、記者会見が行われるらしい・・・。この話を金曜の朝にA氏から聞いて、ちゅんとの3人で画策したのである。修理作業の傍らで分解、輸送用のトラックの手配などバタバタと・・・昼前に会場で組み立てを完了!あとは、ワクワクでした。

そんな訳で、かなり期待したのですが、新聞等では射撃指導中の写真が掲載されていました。そりゃそうだ?!しかし、昨日のN○K全道の夕方ニュースでは、記者会見の映像も流れました。バッチリだったらしいです・・・私見てません。(さすがA氏は、ブルーレイで録画してあるらしいので、後で見せてもらいます。)あとは、H○Bが長く収録してましたので、今週中にガリッと放映があるかもしれないとの事です。

記者会見用バックボードに、日の目を見せてくれた「小西ゆかり選手」のロンドン五輪での活躍を願わずにはいられません。ガンバレ!小西ゆかり選手!(以前、ブログで取り上げた同選手の話題はこちら)

小西ゆかり選手と日の目を見たバックボード
小西ゆかり選手とかなりイイ感じのバックボード

(投稿者:92)

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ついに日の目を見るアレ

ども。
昨日、またひとつ年をとった担当ちゅんです。

さて、半年ほど前。なぜか我々情報政策室が担当となり作成した"記者会見用のアレ"ことバッグボード。覚えていらっしゃるでしょうか。知らない・忘れたという方は、本エントリーをご覧になる前に、ぜひ「情報政策室ブログ:記者会見用のアレ」をご一読いただければ幸いです。

…ついでに私も読み返してみましたが、半年前の我々も相変わらず無茶をしていました。「アレは何で無いんだべ」→「なに?作る人がいない?じゃあウチでやるぞ」という見事なコンボ。本則業務でない以上、完全ボランティアでやるしかなかったのですが、作業し始めると予想以上にパソコンを使う作業だったりして、結果「これは情報政策室の仕事だったね!」という話に落ち着かせていたアレです。

その後、ボードはどうなったかというと、特に需要が無かったのか、予想以上にかさばるので敬遠されてしまったのか、会議室で保管されたままになっておりました。置き場所がパイプ椅子を片付けている場所に近かったせいか、足蹴にされて「使ってもいないのにユーズド状態」となり、ボロボロになったそれを見るたびに担当としては大変心を痛めておりました。

そんな中、朗報が飛び込んできました!ここではまだ伏せておきますが、今週の日曜日に町内でとある方の記者会見が予定されているらしく、そこの場でボードを使いたいというオファーがあったのです!キター!!
ですが、肝心のボードは前述のとおり見るも無残なユーズド加工です。急遽、補修作業を行いました。スプレー糊と両面テープを駆使して剥がれていた箇所を貼り付けて、なんとか作成当時の姿に…は戻らないまでも、それなりに見栄えのする状態にまでは戻すことができました。

そんなわけですので、もしテレビでバッグボードを見かけても、細部をじっくり見るのはご勘弁くださいね!そして、記者会見をお楽しみに!

バッグボード
使ってもいないのに修理するというのは、実に悲しいことです。

(投稿者:ちゅん)

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