再イメージング権

ども。
本日から予約が開始された話題の新型タブレットを早速予約した担当ちゅんです。

======今回も、ややマニア向けです======

さて、これまでも数回記事にしたキッティングの話題ですが、今回はWindows7の端末を数台セットアップしました。

今回、調達したのは国内の大手メーカー製のノートPC。もちろん、OSはインストール済み(OEM)の状態で、電源をオンにすればすぐに使える状態で納品されました。にも関わらず、最初に取り組んだのはVolume License(VL)のメディアを使ってのWindows7クリーンインストール作業でした。なぜだかお分かりでしょうか?

実は、VLには「再イメージング権」という特典が含まれています。これは、マスターとなるPCをセットアップした後、そのイメージを他のPCに展開(クローン作成)することでキッティング作業を容易に行うことができる、というものです。
仮に、メーカー製のOSがプリインストールされているPCが100台あろうとも、しっかり手作業でセットアップするのは最初の1台のみ。残り99台は、全て最初の1台をコピーして仕上げることができるのです。

ここで心配なのはライセンス数。仮に、購入済みのVLが5本しか無かったとして、100台のセットアップを行ってもいいのか。…答えはYES!です。
実は「再イメージング権」を行使して同作業を行った場合、ライセンス的にはあくまでOEM扱いとなり、VLのライセンスを消費することにはならないそうなのです(相変わらずライセンスは分かりづらいです)。
ちなみに、一見するとグレーゾーンっぽいこの手法、マイクロソフト社のウェブサイトでは「企業ユーザーが OEM PC の大量展開をする際に、その展開作業を効率化するために、ボリュームライセンス契約の特典の一つである「再イメージング権」を行使することを推奨しています」としっかり書かれています。これは使わなければ損ですね!

…ですが、VLのメディアからクリーンインストールする作業は、結構大変な場合もあります。メーカーがドライバを提供していれば良いのですが、そうでない場合はドライバ探しにすごく時間がかかります。まあ、これを読んで「なるほど~」と理解できる方にとってはさして問題にはならないかもしれませんが。

VLのメディア
個人の方にはあまり馴染みがない?VLのメディア

(投稿者:ちゅん)

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WEB2.0

数年前に買った本が急に出てきた。本のタイトルは「Web2.0が面白いほどわかる本」です。この手の情報は、夜にネットで読みまくるのが日常ですが、確かJRで移動するときに駅の書店で買ったものです。2006年10月に発行された、Web(インターネットサイト)の技術動向について解説本です。一般にIT関連の書籍は、すぐに陳腐化するのであまり読み返すことはしませんが・・・何故か再び読み直しました。

まず、Web1.0の説明を。私的解釈では、Web1.0とは黎明期のホームページで、作り手による一方向の情報発信で完結するもの。まあ、お知らせを載せたパンフレットみたいな感じかな?昔はみんな、そのようなホームページばかりでしたよね。

そこで、Web2.0の登場です。キーワードは、google、amazon、mixi、Twitter、wiki等で、ネットで商品を「注文」したり、チケットを「予約」をしたり、判らないこと「調べる」といったことが、普通に出来るホームページです。つまり、ネットは単なる「読み物」の世界から、自分の趣味、仕事、生活に合わせて「使う」道具に進化したものがWeb2.0です。本の発行されたのが6年も前ですが、内容は陳腐化していません。まだまだ、Web2.0が浸透していないから?それとも、私の思考が停滞しているのでそう思うだけ?

次世代のWeb3.0について、諸説あり定義は難しい。双方向型であるWeb2.0の更に上の世界!何じゃこりゃ?どうもキーワードは「セマンティックウェブ」(semantic web)らしい。メタデータ(単語・キーワード)なるものを、ウェブ上にある無数のコンピュータが認識、共有化されれば、ウェブ全体が効率の良い超巨大なDBへと進化するイメージ。・・・判ります?今話題のクラウドコンピューティングなんかも、処理を行うのは自分のPCでも会社のサーバでもなく、何所にあるのか判らない雲の中の複数のサーバが結びつき、1つの巨大なサーバのように機能する仕組みなので、Web3.0のひとつに位置づけされるらしい。ここまで来ると、知恵熱が・・・。

何とも、発明されてからわずか20年程度でもの凄い進歩のインターネットです。近い将来(数年後?)には、Web3.0の世界はあったり前の事なんでしょうね?更に、もう誰かさんは、Web4.0を考えているに違いありません。やはりインターネットは、ワクワクな世界なのですね!

今でも陳腐化しないWeb2.0
今でも陳腐化しないWeb2.0。面白い本なのかは、意見が分かれる?

(投稿者:92)

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HDDクラッシュ【動画】

ども。
暖かくなり、屋根からの落雪が心配な担当ちゅんです。

昨日、悲しい状態のPCが修理に上がってきました。
上司92氏からひとこと「俺は諦めた」と言われたので、何かと思ったらみごとにHDDのクラッシュでした。

クラッシュといってもパターンは色々です。
「カコン、カコン」というノッキングするパターンや、「ギャギャッ」と大きな音が出るパターン、はたまた音は全く出ずにモーター音だけが静かに回り続けるパターンなど。この仕事をしていると様々なHDDと遭遇します。
それら全てに共通しているのは「データの救出は不可能」ということ。あくまで「自分たちには」という注釈がつく話ではありますが、HDDが物理的に壊れたらデータはほぼ諦めるしか道はありません。

では、HDDのクラッシュをどうやって防ぐかという話なのですが、こればかりはどうしようもありません。物理的に動いている部品なので、消耗品だと割り切るしかないです。なので、当町の事務用PCはいつクラッシュしてもいいように、データはファイルサーバに保存するようにし、そのサーバに対して厳重なバックアップを行っています。こうすることで、何よりも大切なデータを守ることができるのです。

さて、話は戻りますがHDDのクラッシュ。今回は「カッカッ」と小気味よい音とともに昇天されました。せっかくなので「話はよく聞くが見たことが無い」という人のために、今回はムービーを撮影しました。いつこうなっても泣かないよう、データは常にバックアップされることを強くオススメします!


ピントが甘くてすみません…。途中からはバッチリです!

(投稿者:ちゅん)

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Windows8は9種類?

この秋マイ○ロソフトがリリース予定の新OS、Windows8(何時のまにか"仮称"がとれたらしい?)には、9種類ものバージョンがあるらしい。ところで、現行のWindows7にも、6種類ものバージョンがあるって知ってました?

Windows7には、「Windows7 Home Premium」「Windows7 Professional」「Windows7 Starter」「Windows7 Enterprise」「Windows7 Ultimate」「Windows7 Home Basic」と、これだけのバージョンがあります。一般に、お店で売られているパソコンは、Home Premiumが主流だと思います。それと、安価なネットブックPCには、Starterなんかが入っていますね。町の業務用PCは、ドメイン参加のためProfessionalを採用しています。しかし、この3種類以外のバージョンは、かなりのマニアでなければ存在さえ知らないかもしれません。

さて噂によるとWindows8は、7時代からの6種類に「Professional Plus」「Enterprise Evaluation」そして「ARMエディション」の3種類が追加されて9種類になるらしい?覚えるのに大変です。一般ユーザが買うのは、今までどおりのHome Premium、Starter、Professionalの3種類だと思いますが、何故こんなに種類を作るのでしょうか?

それは、幅広いユーザの希望に応えるため「リテールパッケージ(FPP/Retail)」「ボリュームライセンス(VL)」「OEM(大口OEM/ロイヤリティOEM)」「DSP(小口OEM/システムビルダー)」などの販売形態を有するためです。きめ細かいサービスと言えばそのとおりなのですが・・・。やはりマイ○ロソフトは、ソフトメーカーなのです。

一方Ap○leには、たった一つのOS(最新はOS X Lion)しかありません。それは、全てが入ったバージョンのみです。あえて別バージョンがあるとすれば、"Server For Everyone"と呼ばれるサーババージョンくらいです。ちなみにOS X Lionは、林檎店で3千円弱で売られています。やはりAp○leは、ソフトメーカーではなく、ハードメーカー(PC機器製造販売)なので、OSはオマケと言うことでしょうか?

W8のパッケージ
この秋には、こんなパッケージ?で売られるWindows8

(投稿者:92)

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消防車の出動状況をTwitterでお知らせ

ども。
最近シャープペンシルより鉛筆が好きな担当ちゅんです。

先日から、Twitterにかかりきりになっていました。
八雲消防が消防車の出動(業界では出場というみたいです)をTwitterでお知らせするサービスを近日始めます。この趣旨や詳細は後日、消防から発表がありますのでここでは割愛しますが、かなり画期的なものになりそうです。

======本日はかなりマニアックな内容&長文です!ご注意ください!======

Twitterですから、まずはアカウントを取得しました。八雲消防からのお知らせなので、そのままですがyakumo119info(外部リンク)としました。
次にプロフィール画像を。絵心が無いのでこういう仕事は辛いですが、苦肉の策として32*32のドット絵を書きました。なんとなく、それっぽく見えました(今思えば、消防車の写真でよかったような気もしています)。

さて、ここまでで下準備は完了。あとはこれに対して、例えば「○○地区にて火災が発生しました」とPCからつぶやけば良いのですが、そこは消防です。実際に火災が発生したときに、いちいちTwitterにログインして悠長につぶやいているわけにはいきませんから、今回はtwittmailβ(外部リンク)というサービスを使わせていただきました。これは、事前に設定した投稿用メールアドレス宛にメールを送信すると、メール本文がそのままTwitterに投稿されるという優れもの。消防ではこれまでも、隊員や団員の招集・事務連絡などにメールを利用しているので、一番負担にならないと判断しました。
※このメール送信システムも非常に画期的ですが、これは後日別なときにでも…

最後に、町のウェブサイト「緊急・道路情報」内にタイムラインを表示しました。本当はTwitterが公式に提供しているウィジェットを使いたかったのですが、これでは投稿日が「1時間前」とか「2日前」という標記になってしまうため、今回は断念。一大奮起してオリジナルでいくことに。

作業としては、Twitter APIを利用してJSONデータを取得、JavaScriptでHTMLに整形し、CSSでタイムライン風に見栄えを整える、というもの(←ざっくりな説明でごめんなさい)。試行錯誤しましたが、何とか当初の理想どおりのものに仕上げることができました。
それにしても、TwitterのAPI制限には困ってしまいました。APIには、1時間に同じ人(IPアドレスで判定?)が150回までとの呼び出し回数の制限があります。私が作ったタイムライン表示を含め、Twitter APIを利用しているサービスに対して同じ人が1時間以内に150回以上表示しようとすると、エラーとなり何も表示されなくなってしまいます。

この「同じ人」というのがポイントで、例えばうちの庁舎のように、同じグローバルIPに100台以上もぶら下がっていれば、あっという間に消化してしまいます。まして、こっちはレイアウト確認などのために頻繁にF5アタック…。この制限に引っかかっては一時休止、また頃合をみて作業再開という、何とも効率の悪い作業でした。

こうして「八雲消防配信サービス」はすでに全ての作業を終え、情報政策室から消防に引き渡されました。現在、フォロワーを募集しています。ぜひこの機会にフォローしてみてください!

Twitter配信サービス
なるべくなら、あまりつぶやかれない方が良いサービスですね。

(投稿者:ちゅん)

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