故障したChromebookはどうする問題

ども。
膝の調子がようやく上向いてきた担当ちゅんです。でもまだ無理は禁物・・・

GIGAスクール構想の実現で導入した、児童生徒1人1台のChromebook。私も2児の父ではありますが、毎日自宅に持ち帰ってきては一生懸命端末を操作する姿を見ていて「本当にすごい時代だなあ」と感じています。それにしても、Chromebookは私もプライベートで使い始めましたが、よくできていると感心します。まずもって動作が軽快ですし、Googleが提供するサービス(GWS)を中心に利用されている方にとってはものすごく利便性が高いデバイスだと思います。

ですが、運用を開始して丸2年。どうしても避けられないのは端末の故障です。日々、教育委員会と連携のうえで対応していますが「突然電源が入らなくなった」といった端末が定期的に上がってきます。
一応、一通り状況の確認はします。「ちゃんと充電はされているか」「PowerWashを試してみたらどうか」など、ある意味ではマニュアル通りの点検をしてみて、それでも復活しなければ残念ながらお蔵入り。代替機と交換のうえで対応しているのが現状です。

そうした中で、先般、この話を販売店に相談してみたところ「一度メーカーに送って診断してもらいましょうか」とご提案いただきました。本来であればメーカーで故障の点検をするだけで料金が発生するものですが、今回は無償で対応いただけると。それであれば、ということで故障した端末7台を出してみました。この7台は落下による液晶割れや水の混入といった人為的なものによる故障ではない「謎の症状」だったもの。さて、どのような結果となるでしょうか。

結果が来ました。やはり7台とも「故障」という診断。「電源ランプはつくが画面はつかない」という症状だった端末は「メインボード故障」、「タブレットモードからPCモードに切り替わらない」という症状だった端末は「メインボードとセンサーケーブル交換を要す」。結局のところ、どの端末も数万円の修理費が見積られて帰ってきました。
PCやスマホなどのデバイスが故障したときに、よく「これなら買う方が安い」という話になるのですが、まさにその通りの結果。中には修理金額が10万円を超えた端末も(新品はその半額くらい)。結局、直したいけど直せない、だからといって廃棄処分する訳にもいかず、やっぱり元の蔵に戻っていきました。

見積書買うより高いどころか、2台買えるレベルでした。

(投稿者:ちゅん)

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LINEでの気象警報配信

某釣りアプリの情報を鵜呑みにして出かけた結果、波が2m近くあり無駄足に終わったてんちょです。気象情報は確認しておくべきですね。

以前、LINE八雲町公式アカウントの今後の運用方法としてちゅん氏がブログでアナウンスしていた、気象警報の通知方法をテストしています。8月中旬の大雨から警報級の大雨災害は今のところありませんが、最近は台風による災害も増えており、またいつ避難指示を伴うような災害が起こるかはわかりません。もちろん災害がおきないことが一番ですが、情報配信を自動化し休日や夜間でも手早く対応できるようにしておくことは必要ですよね。

LINEでの配信を行うにあたって、どこからの情報を使うのか、配信方法をどうするのかが課題となっていました。LINEでの警報などの配信を行っている他自治体の情報を検索してみると、自治体での防災情報メールの内容をLINEへ転送していることが多いようでした。しかし八雲町では防災情報メールの配信を行っていません…。ではそもそも防災情報メールとは何をもとに配信しているのかを調べていくと、J-Alertの受信情報を転送していることがわかりました。そこで八雲町の受信機の情報を確認すると転送機能がありました!

しかし受信している情報をそのまま配信すると、近隣自治体の情報も含まれかなり長い文章になってしまいます。おそらく他自治体で実施している防災情報メールでは、この中から必要な情報だけを切り取って配信しているのではないかと思いますが、残念ながらその方法は思いつきませんでした。
そこでいろいろ考えた結果、J-Alertを”警報が発報された”というトリガーとして使用し、情報に関してはヘッダに記載した文章を配信する方法を思いつきました。土砂災害や津波、特別警報などの配信区分に対してヘッダ部の文章を変更して登録。これでそのままでは長すぎる文章も簡潔にまとめられます。

これをテスト配信で流してみると、改行などの細かな修正は必要ですがいい感じに配信ができることが確認できました。まだ課題となる点はありますが、ようやくゴールが見えた気がします。またいつ起こるかわからない災害に対応するためにも、できるだけ早く実装できるよう頑張ります。

多くの皆様に利用していただけると嬉しいですね

(投稿者:てんちょ)

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情報セキュリティ外部監査キックオフ

ども。
膝の痛みが全くよくならずに悲しみに暮れる担当ちゅんです。

本日は懸案事項の1つであった情報セキュリティに関する外部監査をようやくキックオフできました。
当町は総務省のガイドラインで類型されている、いわゆる「βモデル」に適合する庁内ネットワークに更改すべく、現在鋭意構築作業を行っているところです。従来のLGWANを主体としたネットワーク環境(αモデル)からインターネット接続を主体とするネットワーク環境へと変更するものになりますが、これまでよりもセキュリティに関するリスクが高まるので、切替前に外部監査を実施することがガイドライン上定められています。

そのように考えると、あたかも「決まりなので仕方がなく実施する」みたいな感じになってしまいますが、きっかけはどうあれ、すごくいい機会だと思っています。
今、自治体の情報部門は「DXを加速せよ」が至上命題になっていて、本来であれば5年・10年かけてやるような仕事を一気に前倒ししている状況にあると思っています。世の中がどんどん便利になっていきますが、一方でそれと並行して考えなければならないことが「個人情報保護」であったり「情報セキュリティ確保」です。
セキュリティと利便性は相反する要素であり、シーソーのような関係性にあります。どちらかが重くなると反対側は軽くなる。便利にすればするほどセキュリティは甘くなっていきます。
今はどちらかと言えば利便性の方を重視する向きがあるような気がしていますが、気をつけなければ情報セキュリティリスクを突かれて重大インシデント・・・なんてことも考えられます。

せっかくやるのであれば、セキュリティリスクを徹底的に炙り出して、この機会にしっかり対策を行っていきたいというのが率直な気持ちです。
が、やはり何をやろうとしても課題は「時間」「マンパワー」ですね。どうしてこんなに様々な業務が次々と出てくるんだろうと思ってしまうほど、日々業務に忙殺されています。あらゆる監査に共通して言えることですが「わかってはいるものの手が回らない」というのが本音。今回はその課題を「外部の方の手を借りて行える」ということですので、前向きに捉えればチャンス以外の何物でもないわけです。

当町のネットワークβ更改まではあと1ヶ月と少々。それまでに職員に対する周知や機器の設定、もちろん今回の監査などなど、やらなければならない業務が山のようになっています。黙っていても誰かがやってくれる訳ではないので、とにかく1つずつ確実にこなしていくしかないだろうなと思います。

シーソー結局のところ、大事なのってバランスだと思います。

(投稿者:ちゅん)

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謎の端末にもやもや

中秋の名月に月見酒を楽しみましたびっくが投稿致します。
窓から見える満月でビールを楽しむなんて人生初めての経験でした。
開けた空間があるって素晴らしいですね!

本日、業者さんからChromebookの点検・修理の報告をして頂きました。

その中で、点検・修理した端末の中にwi-fiモデルの端末が1台が入っていたとの報告がありました。
まさか?わが社が導入しているChromebookは全てLTE端末のため、
wi-fiモデルなど存在しないのですが・・・・何故?

報告を受けている間に誰かが個人所有のChromebookを紛れ込ませたのか?
はたまた、最初の納入時にwi-fiモデルが混入していたのか?など色んな仮説を考えていました。

若干、この件が気になり過ぎて、余り内容が頭に入ってきませんでした。

でも最初からwi-fiモデルが混入していた可能性は限りなくゼロに近い!
さすがにキッティング時にSIMカードの挿入口が無ければ気付きますし、
役場に入って最初の作業だったため、物凄く丁寧にやっていたので見逃す訳がありません。

報告が終わってGWS(Google Workspace)の管理コンソールで確認すると対象の端末には
ICCID(SIMカードにユニークに付けられる番号)が表示されていたので、
間違いなくLTEモデルである事が確認できました。

何かの手違いだったようで、もやもやが解決して一安心です。

20220926
1200台のキッティングが懐かしい。あれから2年経つのか・・・・

(投稿者:びっく)

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難解なネットワーク速度調査

ども。
柄にもなく夜にランニングを始めたら、案の定、すぐに膝を怪我した担当ちゅんです。

久しぶりにGIGAスクール案件。教育委員会から連絡があり「都道府県を経由して国から調査物が来ているので手伝ってほしい」とのこと。内容を確認してみたところ、GIGAスクールで整備した校内ネットワークの速度を測定して報告せよというものでした。
GIGAスクールのネットワークに関しては、当町が2021年3月に実施したアセスメントでは残念ながら失敗という結果(現在は解消)となるなど、かなり設計が難しいものだと感じています。ですので、国が今回調査に乗り出してきた意図としては十分に理解をしているところですし、そこから目を背けない姿勢というものにも心からの敬意を表しているところです。

・・・が。まずもって報告期限が短くて驚き!連休を全く考慮しない日程での調査です(まあ、そこは頑張って乗り切りましょう)。次に驚いたのは測定を行う箇所について。町内の学校を、大規模・中規模・小規模に分類。それぞれ1校ずつ選定のうえで教室で速度を計測。ここまではいいのですが、それに加えてルータ直下でも速度を測ること、とされています。
GIGAスクールのルータやその直下のL3スイッチ等は全てタグVLANが設定されており、PCをLANケーブルで繋ぐだけでは通信しません。だからでしょうか、その要領には「実測は必ず事業者に方法を確認して行ってください」とされています。なかなか痺れる調査です。
加えて、先の3分類の他にも通信を拠点に集約している場合は、その集約拠点ルータ直下での速度と、外部に出ていく前のFW直下でも速度を計測せよと。だからそれらは全部タグ・・・。
もっといえば、測定の時間帯まで指定されていて、8:00~9:00の間でやってほしいとされていて、物理的に人の数が足りないので数日間に渡っての調査となります。とりあえず、日程が・・・。

と、嘆いてみたものの、足と手を動かさないと何も進みませんので、早速学校を訪問して速度調査。大変な調査ですが、我々としてもどういう結果となるのか非常に興味のあるものです。
手順書通りに作業をしてみると、その結果には大満足。回線はベストエフォート1Gbpsの光ですが、無線AP経由での実測値で350Mbpsもの速度が出ていました。これはちょっと出すぎではないかなと思うのですが、まずは一安心です。

しかしながら、今回の調査ではあえて「ネットワークがあまり使われていない時間で」と上記時間帯が指定されているのですが、それで測定できる速度にはあまり意味がないです(速度が出て当然です)。我々がアセスメントを実施した際に課題になった「セッション数不足」などについては、校内で一斉に通信を行うなどの条件になったときにはじめて見えるもの。なので、今回のような条件下でのテストとは別に、やはり負荷テストも実施しなければ将来的なデジタル教科書の導入などの際の目安にはならないんじゃないかなと思っています。

速度調査一番ひどかったときはこの100分の1くらいしか出なかったこともありました

(投稿者:ちゅん)

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