なにやらホッケが釣れているという噂を聞いてソワソワしているてんちょです。
先日、職員さんからこんな問い合わせが。
「パソコンにコーヒーをこぼしました」
水濡れ案件です。役場に入ってから初めてのことです。これだけの台数あるのでそのうちあるだろうなとは思ってましたがついに発生しましたね。気を付けていてもうっかりこぼしてしまうのは仕方ないことです。
この場合、すぐに電源を落として電源アダプタ・バッテリを取り外すのが最善だと思いますが、普通はそんなことわかりませんよね。とりあえず電源は切れていましたが、バッテリは接続されたまま。ログインできなかったという話がありましたので、こぼした後にも通電していると思われます。まぁ心配で電源入れて確認しちゃいますよね。
必要なのはデスクトップにあるデータだけということだったので、とりあえずそのまま回収。おそらくダメだろうなぁと思いながら自席で分解を行います。内部を確認したところ、多少は防水対策はされていたようで基板にはほとんど水分やコーヒーの乾燥跡はありまっせんでした。
念のためエタノールでの洗浄を行いたいところでしたが、無水エタノールは常備していないので、ケース部分に付着したコーヒーを拭き取り乾燥。キーボードは水洗いして乾燥させました。
十分に乾燥させ電源を接続しましたが、電源は入らず…しかしバッテリを接続したところ、バッテリからの起動ができました。とりあえず必要なデータのみ救出。最低限データの確保だけはできたので一安心です。
改めて分解し電源コネクタ周辺を確認したころ、基板とコネクタの連結部にコーヒーの乾燥跡がかなり残っていました。おそらく電源コネクタがある側面部分からの侵入でしょう。これ以上は時間がかかりそうなので、部品取り用として残すことにしました。
ノートの分解って楽しいですよね。