次期無線APを物色

庁舎内のネットワークとして、無線LANを使用しています。使用歴は古く、H13年度からです。まだWi-Fi規格が制定される前の話だったりします。最初に導入したのは、イスラエル製のAPで、PoE給電が出来る画期的なAPでした。国内メーカーには、そのような製品は皆無でした。速度は802.11bと同等?でしたが、バックボーンがINSの時代には、それで十分でした。1Fに6個、2Fに4個、3Fに1個と合計11個のAPを設置し、各階のPSから電力を送っていました。10年以上も前の製品なので、時代ともに、この無線LAN空間がボトルネックとなってきました。ある意味当然ですね。機器はじわじわと今時の802.11gの国内メーカー品へと交換が進み、今に至っています。やはりこれもPoEで、同数の11個で、庁舎全域をカバーさせています。

しかし最近、問題が顕著化してきました。それは「スティッキー・クライアント」です。全台チャンネルこそ、かぶらないように変えていますが、ESS-IDは同じにしています。これは、端末側での設定を統一することと、PC移動(異動)時のローミングを可能にするためです。ここで問題が・・・。近くに強力なAPがあるのに、一度つかんだAPを優先し、弱くても接続し続ける事象、これが「スティッキー・クライアント」です。これは、端末側デバイスのローミング・アルゴリズムが劣っている?からだそうです。そこで、AP側からこれを制御する仕組みがあるのです。1mも離していない2AP間で、PCを動かすと確実に近い(強い)方のAPにつながるのです。コントローラで確認するとその凄さがわかります!完璧なローミングです。当然この仕組みは、ロードバランスの最適化にも使えます。これイイですね!!

庁舎内で色々試したところ、5~6個もAPを付ければ完璧カバーできることがわかりました。AP数を半減できます!価格的には、コントローラが増えるので、それほど安価にはなりませんが、同等価格には・・・どうでしょう?M○Ru、AR○BA、Ru○kusあたりが気になる、今日この頃でした。

meruはローミングがすごい
次期AP候補として、色々と物色中?

(投稿者:92)

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パッチケーブルに惚れた

ども。
サーバー昇天事件の影響を抜けられずにもがいている担当ちゅんです。

先日、某業者さんが来町され、導入を検討している機器のデモンストレーションをうける機会がありました。
その機器の話は後日話題になると思いますので割愛しますが、その際に業者さんが持ってきたLANケーブルに一目惚れしました。

そのLANケーブルは、一見、ごく普通のカテゴリー6のケーブルなのですが、触ってみてびっくりしました。私がこれまで触った中で、一番しなやかで、柔らかいのです。言葉で表現するのは難しいのですが、音響機器に使うシールドケーブルくらい?いや、もっと柔らかかったかもしれません。しかも、一般的には芯があるために堅い印象のあるCat.6ですから、驚き倍増です。

思わず、業者さんに質問。「このケーブル、ずいぶんとしなやかですね」。すると、業者さんから帰ってきた言葉は「取り回しがしやすいように『パッチケーブル』で作らせたんですよ」。

パッチケーブル??初めて聞く言葉でしたが、どうやらサーバーラックなどの中に設置するパッチパネル(ケーブルを集線するために用いる機器)とスイッチ類を接続するために使われるケーブルのことを指すようで、一般的なUTPケーブルとは異なるもののようです。
狭い場所を取り回しするために、通常のケーブルよりも柔らかいのが特徴。業者さんは、その取り回しの良さから、持ち運び用のケーブルをわざわざパッチケーブルで作っていたというわけでした。

たかがLANケーブルですが、日々触っているものであるからこそ、驚きは大きかったです。どんどんマニアックになっていきますが、実は嫌いではないです(でも、一番マニアックなのは業者さんですかね?)。

LANケーブル
一般的なLANケーブル。我が社では300m巻きを使っています。

(投稿者:ちゅん)

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自分で光らない鼠

ネタが豊富な、お隣の学校話は続きます。無事に設置された42Uのサーバーラックに、モニタとキーボード(鍵盤)と光学マウス(鼠)がセットになった、1Uのコンソールユニットが付きました。最近のコンソールユニットは、進化していました!我が社のサーバー室のヤツとは大違いです。

まず、1Uだと言うことです。今までの半分で、薄いです。次は、CRTが17インチだということです。画面が大きいです。でも4:3とスクエアなのは、サーバー用なので良しとしましょう。このコンソールユニットで一番驚いたのが鼠です。光学式なのに鼠が光りません。「レーザー式なので光らない。(見えない)」そういうオチではありません。答えは、鼠を操作する机側が光るのです!分かりますか?分かり易く言えば、動かないマウスパッドの中央から赤色LEDの可視光を照射し、手中の鼠がそれを受けるのです。逆転の発想でしょうか?個人的には、サーバーコンソール用の鼠は、その尻尾を長くしてあった方が使いやすくて好きです。それは、鼠を太ももの上で走らせる為です。ラックの前に立ったままでも、かなり使い易いです。下手なマウスパットよりも、ズボンの生地の方がよっぽど滑らかです。お試しあれ。勿論この方法は、ボール式マウスでは使えません。あしからず?

床が光るマウス
机が赤く光るマウス。手中の部分だけでは、全く機能しません?!

(投稿者:92)

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SmartScreenフィルター

ども。
職場の自販機にRedBullが導入されてうれしい担当ちゅんです。

先日、とある業務用アプリケーションをダウンロードしようとしたところ、ダウンロード画面に見慣れない警告文が表示されました。
「このプログラムはダウンロードしたユーザーの人数が少ないプログラムであり、コンピューターに問題を起こす可能性があります」と、なんともおっかないメッセージなのでありました。

これ、調べてみると何のことはなく、Internet Explorer の「SmartScreenフィルター」という機能により出された警告でした。

内容としてはメッセージのままですが、ダウンロードしたユーザーの人数をどこかでカウントしていて、これのしきい値を下回っているアプリケーションをダウンロードした場合、「そのアプリ、ほんとに大丈夫でござるか?」とおせっかいをしてくれるありがたい機能なのです。
今回の場合は、もちろん業務で必要なアプリケーションなので、「うむ、心配御無用!」といったところ。契約ユーザーのみがダウンロードできるものなので、ダウンロード数はそれなりに少なかったのでしょうね。

ちなみに、SmartScreenはアプリケーション(EXEファイル)をダウンロードした場合のみ発動するようなので、例えば自作のアプリケーションなどを配布する際には「圧縮」してZIPファイルなどにしておくと回避できるようです。
ただ、私は個人的にこれだけ色々とファイルをダウンロードしていて、今回のメッセージは始めて見ました。そういう意味からすれば、このメッセージが出たファイルは念のためウィルスチェックするなどの用心深さは必要かもしれません。

SmartScreen
こんなメッセージが出てきたら、よほど自信がない限り「削除」してしまいますよね。

(投稿者:ちゅん)

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サーバーラックの基部

職場のOA化が急速に進み、庁舎内におけるネットワークが当たり前になっています。ネットワーク化されないパソコンは、単なる電卓の様な気さえします。当然、システム資産を共有し、効率良く運用するためのステップとして、サーバーの構築が必要となってきます。

このサーバーも最初は、タワー型のデスクトップPCでした。我が社では、タワー型サーバーを「お地蔵さん」と、敬愛し呼んでいましたが、増えてくると置き場所に困ります。そこで19インチラックに収納する、マウント型PCに形を変えていきます。我が社では、何故か、19インチラックを「棹」と呼んでいます。これは、箪笥イメージからでしょうか?

この19インチラックを、今までに6棹ほどあちらこちらに設置しています。その7棹目を、今回お隣の学校にも設置しました。この7棹目にして、初めてサーバ室の構築(設計)段階から携わる事が出来ました。今までは別用途に使われていた部屋を、サーバー室への転用ばかりだったので、せいぜいラックにスタビラーザーを付けて、床にボルト止めする工事が常でした。しかし今回は違います。OAフロア内にLANケーブルを引き回し、スマートにラック内まで配線します。そこで必要になったのが基部に使う「チャンネルベース」です。これをあらかじめ、建物建築業者に渡し、きれいにOAフロアに埋め込んでもらいました。この上に42Uの棹を立てることになります。我々が、行ったときにはONUや各階のEPSへ向かうLANケーブルと電源コンセント類が、指示通り準備されていました。

このチャンネルベースですが、在庫は無く受注生産品だったりします。結構納期がかかります。発注は、お早めにらしいです。

初めて使ったチャンネルベース
きれいに施工されたチャンネルベース。ちなみに赤いコンセントは、非常用電源です。

(投稿者:92)

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