ども。
ランニングの効果か、体が軽く感じられるようになってきた担当ちゅんです。怪我には注意。
結構特殊な光回線敷設案件があり、先日現調を行いました。その建物はまるっきり「住宅」であり、今は町が保有し活用しています。部屋は10戸あって、今回はその部屋にインターネット回線を用意するというミッション。早い話が「フレッツ光のマンションタイプみたいなことを自前でやる」ということです。
技術的にはさほど難しくはないと思いました。ONUにルータを接続し、その下にスマートL2スイッチを置いてVLANにより各戸が相互に通信できないように設定するだけ。部屋数の分だけポートが必要になるので若干大きめなものを使う必要がありますが、偶然にも在庫があって(GIGAスクールの副産物)、新たに調達する物品は何もないという非常にラッキーな状況。
問題は建物内のLAN配線です。さすがに自営で線を引くのは(できなくはないけど)厳しいので、ここは業者さんにお願いすることにしました。建物の中をウロウロしながら「ああでもない、こうでもない」と図面と照らし合わせながら配線ルートを検討していきます。
EPSのドアを片っ端から開けていき、ONUやルータなど機器を収納するのにちょうど良さそうな場所を探していたのですが、ふと「あれ?このケーブルって・・・」と、やけに目立つ黄色いケーブルを見つけました。
はい、そのケーブルはなんとLANケーブルでした。よく見るとケーブルの先端には部屋番号らしきものがマジックで記載されているようです。それだけではなく、先端のコネクタ部分が切断された光ファイバも発見。その瞬間「なるほど」と全て理解しました。
つまり、この建物、いつの時点かは分かりませんがかつて光回線が引かれていて、一部の部屋まで非公式にLANが引かれていたようなのです。こうなると現調は完了したも同然です。既設配線のルートを確認し、それと同じことを未配線の部屋で行うだけ。急にイージーな案件となり、無事に現場を後にしました。
職場に戻って「それにしても誰があんな工事をしたんだろうね」と話題になりました。私は「そうだね~」と言いながらも、なぜか頭の中に元上司92氏の顔が浮かんでくるのでした。まさかね。でもLANケーブルの先端に書かれていた数字が、92氏の書く字とそっくりなんだよなあ・・・。
このEPS内の台の雰囲気とかコンセントの設置場所とかも妙に92氏っぽいです
(投稿者:ちゅん)