それ、動作保証外です。

ども。
毎晩オリンピックを見るのが楽しみな担当ちゅんです。

とある部署のプリンタが不調との連絡をうけ、本日は午後から外勤となりました。
症状を聞くと、印刷コマンドを実行してもなかなかプリントアウトされず、しかも印刷ジョブが消えずに残り続けるとのこと。この段階で、不調の原因は我が社が設置しているプリントサーバであるとほぼ断定し、現場に向かいました。

現場に到着し、不調であると思われるプリントサーバを交換すると、いままでの不調は嘘だったかのように改善しました。やはり、事前に予想したとおりだったようです。

と、ここまではごく普通の保守案件ですので、通常は「記事ネタ」にはならないのですが、この部署でのプリンタの使い方がすごいのです。
プリンタには「パラレル(LPT)ポート」と「USBポート」、さらには「LANポート」が搭載されているのですが、全てのポートに機器が接続されている=満車の状態となっているのです。LPTには我が社の無線プリントサーバ、USBにはスタンドアロンPC、LANには業務システムのHUBといった具合で、ネットワーク体系が異なる3つの業務が乗り入れして強引に使用するという、とんでもない状況なのです。

そんな事情を知るわけがない業者さんからは「なぜLANポートがあるのにプリントサーバが必要なのですか?」と聞かれることもあるのですが、こちらからすれば「気にしないでください(笑)」としか言いようがありません。なぜなら、こんな利用は間違いなく「動作保証外」だから。
実は、プリンタのメーカ筋の情報によると「LANポート+1ポートであれば同時使用は問題ないが、+2ポートだと無理」と言われています。しかし、実際には+2ポートの状態でもなぜか使えてしまっているという状況。なら、壊れるまで使ってしまえ!という荒技です(もちろん自己責任で)。

ちなみに、今回のトラブルの話を聞いた時には、一瞬「まさか、アレのせいか?」と頭をよぎりましたが、結果としては別な問題だったというのが裏話なのです。今回のトラブルを機に、その部署では別な方法によりプリントアウトすることを検討することとなりました。

現場写真
こんな使い方してる人なんて、そういないのではないかと思われます。

(投稿者:ちゅん)

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休日出勤の成果

昨日は、お約束の休日出勤となりました。ネットを使用していないお休みの日だから可能な、ネットワーク機器の移設作業です。週末の15日に、新しいお部屋(と言っても2年弱の仮住まいですが)へ光回線を2本を引き込む予定ですが、この日は他のシステムも一斉工事日となっています。狭いお部屋に沢山の業者がさんがすし詰め?!の予定です。迷惑になるのも嫌なので、ONU以外の機器全てを移設して、事前用意した新しいラインへ繋ぎ変えました。

ちゅんと事前に完璧なイメトレ?をしてから臨みました。しかし、持ち込んだONU下でセッション分けに使うHUBの故障が発覚!変則で作業を進め、昼食時に外へ出た足で本社から代替品を調達するというハプニングも・・・。でも別件で来ていた電気屋さんに、今回最難関と覚悟していた既設LANケーブルの方向換え作業を、ついでに?やってもらいました。感謝感激です!1時間近くは時間短縮出来ました。ありがとうです!!

後の作業は、15日(土)のONU移設と仮ケーブル2本の撤去、22日(土)には事務所分室?のケーブル回りと無線AP移設、そうして全ての仮ケーブルを撤去し終了となる予定です。ちゅんには申し訳ありませんが、休日出勤が続きます。

余談ですが、野牛のPoE給電HUB(Giga 8P)・・・爆音です!!!

ネットワーク機器
緑の線は、別室のONUからの仮ケーブル。橙色は、引き渡し前なので後日施工です。

(投稿者:92)

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熊石福祉センター解体

ども。
過去に自分が構築したWebサイトの構造が理解できずに苦労している担当ちゅんです。

現在、「熊石福祉センター」は建て替えのため、建物の解体作業の真っ最中。この解体の様子は、1月22日の熊石ブログ「熊石冬景色」でも伝えられているところです。旧熊石町出身の私からすれば、この福祉センターには幼いころからの数々の思い出があり、実際に取り壊しているところを目の当たりにしたときは「うわぁ…」と声がでました。
ですが、施設の老朽化は否めませんでしたし、次に建つ予定の「新センター(仮)」は町民の方からの意見もとりいれられて、様々なニーズに対応できる施設となるようです。

当室では、そんな施設内のネットワーク回線などの構築のお手伝いもしています。
いまどきの公共施設ではインターネットが使えることが当たり前です。会議などで使うことができる回線があるのはもちろんのこと、お客さんも自由に使える回線(FreeSpot等)があればベストです。しかし、普段は無人となるセンターに、常時使うことができる通信回線を用意するのは、ランニングコストを考えるとなかなか厳しいという実態があります。

そこで、当室では「新センター」に向けて無線LANによる通信回線の提供(ビル間通信)を模索すべく、先日、現調に赴きました。もしかしたら、熊石総合支所と「新センター」との間に見通しがあるのでは…?と目論んだのですが、結果としては「う~ん…、大丈夫…だよな?」という感じ。今は建物を取り壊すための足場が組まれているので何ともいえないのですが、建物自体は目視できそうです。しかし、建物周辺の木に葉っぱがしげる季節になればどうなのかといえば、少々自信がありません。

この「葉っぱ」には、無線LANでの通信をする際に幾度も痛い思いをさせられています。冬に調査をしたときは全く正常だったはずが、夏になるとどうも通信が不安定という場合は、このパターンであることが多いのです。
ひとまず、今回の調査では「構築可能」という判断をしつつ、木々の成長を見ながら再度調査をすることにして、現場を後にしたのでした。

熊石福祉センター解体中の風景
熊石総合支所の屋上からは、このように見えます。手前の木が微妙ですよね。

(投稿者:ちゅん)

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線名札

HUBやルーターには、何本ものLANケーブルが集まってきます。それらのケーブルを見栄え良く、分かり易く捌く(引き回す)ことが重要です。駄々草な仕事をすれば、後で泣きを見ます。そんな訳で、休日出勤の現場で使う、「線名札」を予め作っておくことにしました。

我々は単に「名札」と呼ぶことが多いのですが、正しくは・・・「線名札」「線銘札」「ケーブルタグ」「ネームタグ」と諸説ありますが、ここでは「線名札」で、話を進めたいと思います。普段は全く適当で、LANケーブルの外被に油性マジックで書いたり、ガムテープに書いて巻きつけたりしていました。カッコ悪です。それで今回は「線名札」をキチンと付けて、2年後に予定されている、再移設時に困らない仕様にすることにしました。

線名札は、極力小さい小判型(10×20mm)を調達。ベーシックな紐で縛るタイプです。文字は手書きでも良いのですが、今回は6mmのテプラで名前を貼り付けます。LANケーブルの回線上位側には「To 何処どこ」、下位側には「From 何処どこ」と名前を付けます。線名札が小さいので、2段書きでも書ける文字数に限界があります。本当は「To ○棟○階EPS、○○HUB」って書きたいのですが・・・。理解できる範囲で、省略省略です。完成品は、リムカで台紙に貼り付けました。これで完璧?

線名札
作った線名札は、約50枚。紐の巻き付け方も勉強済みでイイ感じです!

(投稿者:92)

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いってこい

ども。
外勤中のホワイトアウトに思わず笑ってしまった担当ちゅんです。実際には笑いごとではなく、普通に身の危険を感じましたが。

どこに外勤していたかというと、本日は終日、熊石方面へ。本年5月に予定しているネット回線切替(FTTH化)の予備調査のため、電話屋さんに動向しており、猛吹雪に見舞われる中でひたすら電話屋さんの作業を見守るという業務でございました。

役場の出先機関や小中学校の回線を切り替えるにあたり、実際に現場に赴いて、建物に引き込まれている電話回線の位置を確認し、建物の中の配線ルートを確保していきます。各施設には完成時の図面がありますから、事前に配管のルートはわかっています。その管の中にあらかじめ「呼び線」を通しておけば、本番の工事がスムーズに進むというわけです。

ですが、どうにもこうにも、図面どおりにいかないのです。特に学校は、ここ数日で10校ほどを訪問したのですが、すんなりと調査が終了したのはなんと1校のみ。その他は、既存の電話ルートが使えませんでした。具体的には地下埋設の管が腐食or凍結により通らない、管が細すぎて通線用スチールが通らないなどなど。最初のうちはがっかりもしていましたが、最後の方になってくると「通らないのがデフォルト」な気分になりました。

で、前置きがずいぶんと長くなったのですが、本題。そんな難航した現場調査の中で、とある学校にて作業中の電話屋さんのやり取りが面白かったのです。
聞くと「どうする?スチールは通らないんだべ?じゃあ『いってこい』するしかねーべさ」、「『いってこい』すれってか!?ほんとに大丈夫か?」と、なにやら『いってこい』という単語がたびたび登場するのです。

実は『いってこい』というのは、いわゆる「業界用語」なのです。通常、配管の中に線を通すには、前述のとおり呼び線を通して、それにケーブルを結び付け、呼び線を引っ張るのですが、どうしても作業が難しい場合、やむなく「既存のケーブルに新しいケーブルを結んで、既存ケーブルを引っ張る」という手法が取られます。要するに、新しい線を追加するのではなく、置き換えてしまうのです。これを、電話屋さんは『いってこい』と呼んでいたのです。古い線が「行って」、代わりに新しい線が「来い」というわけですね。

私たちもこの手法はよく使いますが、まさか業界用語があるとは思いませんでした。今度からは職場でも『いってこい』という言葉を使おうと思います。

作業中の風景
オレンジの線が「スチール(ワイヤー)」。これが通らないので、グレーの線で『いってこい』しました。

(投稿者:ちゅん)

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