弱電端子板の中に出るお化け?

ども。
このところ暖かい日が続いており、雪解けが待ち遠しい担当ちゅんです。

先日、とある施設で怪事件が発生しました。「シマ単位でだんだんインターネットにつながらなくなってきた」というSOS。ここでのキーワードとしては「シマ単位」と「だんだん」になります。

この症状を聞いた瞬間、百戦錬磨の上司92氏はすぐに「ループだ」と断定していました。ループとは、HUBから出たケーブルが、再びHUBに戻ってしまっている状態のこと。この状態にしてしまうと、データが出ては戻り、戻っては出てを永遠と繰り返してしまい、データがパンクしてしまいます。分かりやすくいうと、マイクのハウリングと同じ原理です。

現場に赴き、まずは上位にある起点のルータを調べましたが、HUBを介さずに直接LANケーブルをつないでみたところ、問題なくインターネットに接続できました。となると、怪しいのはルータと接続されているHUB群のどれかということに。大変な作業ですが、一つひとつ確認していくしかありません。
各シマに設置しているHUBを見る前に、まずは基幹のHUBを。これは施錠された弱電端子板の中に設置してあるので、ほぼ問題はないはずではありますが、一応。解錠し、端子板の中を覗き込みます。一本一本、LANケーブルをたどりながら、ちゃんと意図したとおり接続されているかを確認。すると……。

「ちょっ、これ、えっ!?うそでしょ??qwせdrftgyhじゅいk」

一瞬、目の前の光景にパニックになってしまいました。目の前には「へんてこに」配線されたLANケーブルの束、さらには私たちが目印としている「ケーブルタグ」が、ご丁寧にも外された状態に!!もう一度書きますが、この弱電端子板は「施錠」されていました。鍵は管理担当が厳重に保管していて、その担当者は一切触っていないと…。ということは……。ひえ~!恐ろしい。お化けです!!

しかし、これで原因がはっきりしました。人為的にケーブルの接続を誤ってしまったために、上司92氏の見立てどおり「ループ」してしまっていたのが原因です。

原因が分かれば、復旧は容易いものです。テスターを使いながらケーブルを特定して、もう一度ケーブルタグをつけ直し、HUBに指し直します。今度は分かりやすいように上位のケーブルは他のケーブルと色を変え、ついでに端子板内のケーブルを綺麗に束ねておきました。これで、私たち以外の人が見ても、なんとなく雰囲気が伝わるはずです。たとえそれがお化けでも。

ふー。本当に疲れました。
で、この後はどうするのか、というところに注目が集まりそうですが、情報政策室では【状況と取った対策はちゃんと相手に説明しますが、原因がお化け?と思われる場合は、それ以上追求しないこととしています(情報政策室ブログ:学校PC教室に出るお化け?より)】ということで、たまに出くわす「お化け」に対しては寛大な措置を取っているのでした。

お化け
これが上位のケーブル。写真のタグは、最初外されていました。お化けの仕業です。

(投稿者:ちゅん)

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プローブを物色中

プローブを物色中です。正しくは、プローブとトーンジェネレーターをセットで買おうかなと思っています。プローブとトーンジェネレーターって分かりますか?よく電話工事屋さんが、室内で配線探しに使う「ピロピロ」と心地よい音のするあの測定器です。よほどのマニアでなければ電話工事なんて、ずっと見ていませんけど・・・。私、これのLANケーブル用が欲しいのです。先日、とある現場で業者さんとプローブの話になりました。高価な機器だと思っていたので、自分で買おうなどと思ってもいませんでした。しかし、怪しい○華製なら5桁しないらしい。大丈夫なの・・・あまりに怪しい?

さてプローブとトーンジェネレーターですが、とても便利な測定器です。何本も引き回しているLANケーブルの束の中から、その1本を探し出すことが出来ます。使い方はこうです。多分?LANケーブルの片側にトーンジェネレーターをセットします。もう片側はHUBに刺さったままでもOKらしいです。そうして、HUBに刺さっているケーブル1本1本にプローブを近づけてみます。あ~ら不思議!?先ほどトーンジェネレーターをセットしたケーブルからは「ピロピロ」と電子音が流れてきます。簡単にケーブルが特定出来ます。これ便利です!欲しいです!!これがあればネットワーク図簡単に書けます。多分?

買いやすいのは国産?のs○nwaかな?価格も妥当な感じです。でも、どうせ買うならIn○elliTone Pro 200かな。少し高いですが本物っぽいです。メーカー不詳ですが、密林には超安価なものも売られています。自分には、これで十分なのかな??暫くは悩みそうです。

プローブとトーンジェネレーターを物色中
価格相応な性能なのだろうか?自分は怪しいのでも十分かな?

(投稿者:92)

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小型PCのスピーカー事情

ども。
人間ドックで人生初のバリウムを体験した担当ちゅんです。

最近はPCとプロジェクタを使用する会議が増えました。当室ではそうした「プレゼンテーション」に対応できるPCとプロジェクタ、スクリーンを管理していて、職員の方からの求めに応じて適宜貸し出しなどを行っています。

本日はとある会議の中で動画を再生したいとの相談を受けて、サポートしました。動画の再生といっても、動画ファイルをメディアプレーヤーで再生するだけですので、通常のプレゼンと要領は変わらないのですが、問題になるのが音声です。
プロジェクタ側には音声入力があるのですが、十分な長さのスピーカーケーブルを持ち合わせていません。HDMIで入力すればよいのでしょうけど、貸し出し用のPCにはHDMI出力のできるポートは非搭載なのです。

そうなれば、最終手段。PCから音を出して、そのスピーカーにワイヤレスマイクを当てるという強引な手法をとるのですが、今回の会議は少々お堅い会議。もしもハウリングなど起こしては台無しになってしまいます。
一昔前のPCって、必要以上に豪華なスピーカーが搭載されていて、音量的にも十分なものも多かったと思うのですが、昨今は小型化・軽量化が追求されているので、どうしてもスピーカーは「おまけ」になってしまっています。貸し出し用PCも例にもれず、小型の「ネットブック」なので、スピーカーは貧弱です。それでも、せめてスピーカーが正面を向いていればマイク作戦でも違和感がないのですが、とんでもない場所に設置されているためにあえなく失敗となったのでした。

あれこれ考えましたが、最終的には小型の外部スピーカーを接続することで一見落着となりました。

ありえない位置に
スピーカーの位置はありえないことに「背面」でした。これではあまりに格好悪い!

(投稿者:ちゅん)

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リストラ済って

ネットである中古パソコンの広告をみて戸惑った。”Win7Pro32リストラ済”ってどういうこと?リストラ・・・働きの悪い32ビット版の窓七職人を解雇したのでしょうか?では、OSは何が?少し調べてみたら、自分の学の無さに恥ずかしくなった。

それは「リストラ」の意味を、良く理解していなかったのです。リストラとは、英語の「Restructuring」の略語で、本来の意味は「再構築」らしいのです。ロシア語の「ペレストロイカ」が本家?みたいです。つまり、「リストラ」と「ペレストロイカ」は全くの同じ「再構築」が意味の単語らしいのですが・・・。いつの間にか、私が勘違いするほど、この2語は意味合いが大きく違ってきました。特にリストラが。

以下wikiによると—————————
そもそもは事業規模や従業員数の増減を問わず、単に「組織の再構築」が行われることに対して使われる言葉であるが、実際の「リストラ」は、現状の事業規模や従業員数を維持、もしくは増強した上での組織(企業)再構築ではなく、組織再構築のために不採算事業や部署の縮小(ダウンサイジング)を行い、またそれに伴う従業員解雇(特に整理解雇)が行われる事が多かった。
このため、日本を含め多くの国では組織再構築の実施による不採算事業や部署の縮小に伴う「従業員削減」のみを意味することになり、本来の意味から大きくかけ離れてしまい、単に解雇と解釈されるケースが多い。米国では「reduction in the work force」(就業規模縮小)と表現されることがある。
以上wikiから転載—————————

なので、この中古パソコンの広告は「再構築」の意で「リストラ済」で正しいのだと思います。解雇ではありません。・・・もしかして「レストア」(リストア、英語:restore、意味は回復・修復)の誤入力かな?これも違いますよね??

ちなみに、HDDを160g(グラム)増量済って言うのも戸惑いました。これは、私だけ?

リストラのCM?
リストラの用法は正しいのだろうけど・・・やはり違和感が!?

(投稿者:92)

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まさかの切り戻し

ども。
気がつけばもうフライデー。担当ちゅんです。

昨年末くらいから、とにかく来る日来る日も「NAS」に苦しめられています。正確には、いつから不具合が出ていたのか定かではなかった「パンドラの箱」をようやく開けただけだともいえるかもしれませんが、町内の小中学校に導入しているNASが一斉に悲鳴をあげています。
この状況はもう我々の努力により解決できる範囲を超えています。この惨状を各方面に発信し続けた結果、ついに抜本対策がとられることとなり、先日「16TBのNAS」を調達してデータの集中管理をすることとなりました。こうした一連の経過は都度記事にしてきていますので、興味のある方はリンクを踏んで確認してみてください。

さて、早速、新調したNASにデータを移します。まずは緊急度が最も高かった某中学校のNASから始めました。
今回導入した16TBはWindows Storage Server なので、操作は簡単です。あらかじめ共有フォルダにアクセス権やクォーターを設定しておき、旧NASをセカンダリのNICに接続し、新NASに共有フォルダごと丸っとコピペして一晩放置。朝出勤後に画面を確認すると、ちゃんとコピーが完了していました。

「よしよし、ここまでは計画どおりだぞ」

とりあえず学校に「無事に作業終わったので、何かあったら連絡ください」と電話をして様子を見ること1時間。ドキドキしながら待っていると「遅くて使い物にならない」とのクレームが。話を聞くと「EXCELのファイルを開こうと思ったら、10分もかかった」とのことで、何やら不穏な空気が立ち込めます。
学校の端末を見てみると、確かにNASへのアクセスが異常に遅い。激遅です。それだけではなく、リモート操作している回線自体が遅くてかなりのタイムラグが発生しています。恐る恐る「BNRスピードテスト」で速度を計ってみると、驚きの数値が。

250Kbps (えっ?)

もしも~し?フレッツ・ADSLモアIIの下りは40Mbpsですよね~。ベストエフォートで片づけていい問題ですかこれ!?3G回線のほうがまだマシなのでは??これではNASなど使えるわけがありません。
もしかしたら、モデムとか宅内配線とか、なんらかの機器に不具合があるのかもしれません。幸いにも本年中にFTTHを導入予定の学校なので、とりあえずそれまでの間はインターネット経由でのNAS利用は不可と判断、まさかの「切り戻し」となりました。

切り戻し中
もう「進むも地獄退くも地獄」「前門の虎後門の狼」です

(投稿者:ちゅん)

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