この施設、ADSLが辛うじて使えるのですが、通信速度にはかなり悲しい物があります。1.5Mbpsタイプ以外では、リンク落ちまくりです。業務で使うグループウェアや集中管理したいファイルサーバの利用もままなりません。アフロやBNRで測ると、良くても数百Kbpsです。
そこで、公設民営で業者にIRUで貸しているFWAの利用を考えました。この施設、高台は高台なのですが、周りが丘と林に囲まれています。唯一海方向に開けている場所がありますが、FWAの基地局方向ではありません。そこで、建物へのアンテナ設置を諦めて海側へ受信点を変え調査を行いました。経費を抑えるために、海側にたまたま有る?既設コンクリート柱で調査です。感度良好で行けます。例のAで始まるSUのLEDが4個点きます。ここ良いじゃん!!しかし、ここから建物まで約140mはあります。LANケーブルの動作保障長はMAX100mなので、IDU(電源)を建物から40mの場所に付けなければなりません。そこにはAC100Vが要るって事です。それは無理!ダメ!!出来ない事情があるのです。
そこで調べて見つけたのは「PoEエクステンダ」なる商品。
http://www.axis.com/ja/products/pol/poe_extender/index.htm
とか、自らがPoE受電で動作し、更にPoEを給電出来る「PoEパススルー機能」付HUB。
http://www.netgear.jp/products/details/GS105PE.html
これを100m以内の場所で、地中に埋めれば(現実味は?)140m問題もクリア出来ると考え、Aで始まる無線機器の販社へ聞いてみました。得られた回答は、この製品IEEE802.3afやatの標準規格ではなく、オリジナルのPoEらしく、NGとの事でした。そうか・・・普通のPoE機器ではなかったか。でも、IDUを良く見たら55V1Aと書いています。at規格内のような気もしますが・・・?手持ちのSUは壊せないので、実験は流石にできません。でも、これらの機器って何かと使えそうですよね。
結局、建物から80m位の場所でも良い受信点が見つかり、そこにアンテナ柱を新設する予定です。PFを地下埋設して、屋外用STPを100mばかり通そうと思います。これらは施設の事情から、夏休み中の工事となりそうです。つづく。
ここは感度良好なのですが、建物から140mも離れています。残念!!
(投稿者:92)