セカンドライフ

ども。
所有しているタブレットを「果物」から「サッシ」へと変更する決意を固めた担当ちゅんです。

さて、タイトルをみて「仮想世界」かと思われた方はかなりマニアックですが、残念ながらその話題ではありません。
町内の小中学校が利用するファイルサーバを集中管理に切り替えたことで、一斉に回収となった「NAS」ですが、ようやく第二の人生=セカンドライフの目途が立ったのです。
どうやら、各校の児童・生徒用のPCに接続され、授業で利用するデータの保存場所として再利用されるようです。「もしかしてこのまま不良在庫になるのでは?」と危惧しておりましたが、これで一安心です。

しかし、この再利用には課題もあります。
そもそも、各校から回収された理由は「不具合が多発した」からなのであって、その不安なブツを再度現場に投入するということは、相当なリスクがあるわけで…。上司92氏や教育委員会の担当者は「おお!アレがあるな!使え使え!」的なノリなのですが、私からすれば「不具合が出たら誰が保守すると思ってるんですか!」という具合でして。結果として、故障のリスクを抱えながらも、程度の良さそうな筐体を選んで慎重に配備していくことで話がついたのでした。

・・・ところで。このブログはメーカーさんも読んでいるという噂を耳にしたので、非常に書きづらいところがあるのですが、実際のところ、NASの不具合の原因は一体何なのかというところは以前としてはっきりと分からないのです。
某「牛」製のNASですが、突然、共有にアクセスができなくなるのです。そうなったときは、ブラウザから管理画面を開き、「共有フォルダー」の項目で一切変更せず「保存」のボタンをクリックすると、なぜか復旧するのですが、どうも釈然としません。もちろん、ファームウェアは最新版。経年による故障かとも思われたのですが、新品と交換しても症状が再現されたりして、もうほんと、よく分かりません。

しかも、全てのNASでこの症状が出ているかといえばそうではないので、なかなか原因が特定できないのです。NASそのものの不具合なのか、それとも環境なのか。もし、これを関係者の方が読まれているとしたら、こっそりでもいいのでぜひコメントください。よろしくお願いします。

不良在庫になりかけていたNAS
棚の一角を占拠しているNASとHDD。あわや不良在庫になるところでした。

(投稿者:ちゅん)

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無線LANがONにならない

無線LANが繋がらないと、ノートパソコンが入院してきました。内臓無線LANの場合、その電源入り切り方法が2種類ばかりあります。一つ目は、分かり易いスライドスイッチが、PCの筐体前面とか側面に付いているケースです。よくこのスイッチがいつの間にかOFFになっているのに気が付かず、SOSを受けます。定番です。その二は、キーボードで「Fn」キーを押しながら「F3」とかで、入り切りする方式です。電話でこの説明が意外と難しかったりします。

さて、今回は前者のスライドスイッチがあるタイプです。しかし・・・スイッチにカチッと感が全くありません。ぷらぷらと軽くスイッチが動きます。これはまずいです!早速ばらしてメイン基板上のスライドスイッチを確認します。案の定、スイッチの出っ張りが破損しています。OFF側で折れたようで、ONに出来ません。このスイッチがまた小さいのです。裁縫用の針を調達して、やっとON側にスライドさせました。後は元どおりに組み立てて終了です。無線LANのLEDが点灯するようになりました。めでたし、めでたし~

実は、無線LANが繋がらない原因はこれだけではありませんでした。デバイスマネージャー上に、無線・有線それぞれのアダプターは正常に見えるのですが、共有センターでは「デバイスが無い」と言われる始末です。それは、有線NICも同じです。何か変です!!BIOSには特に設定は無いようですし・・・OS入れなおししようかな?どうしましょうか?悩みます。

スイッチ壊れる
原因は、このスイッチだけでは無いようです・・・しばし悩み中です。

(投稿者:92)

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バックアップが終わらない

ども。
疲れからの回復に日数を要す“中年”担当ちゅんです。

昨日、とある学校から「集中管理ファイルサーバへのアクセスが遅い」というSOSを受けました。話を聞くと、どうやら平日は問題なく、休日(週末)になるとその症状が発生するようです。共有ファイルを開こうとすると、「マウスカーソルがドーナツ」になり、1時間近く放置するとようやくファイルが開くとのことでした。

・・・実は心当たりがありました。ファイルサーバのデータは毎日バックアップを取っているのですが、平日の夜は「差分バックアップ」を行い、金曜日の夜から「完全バックアップ」を取り始めるというスケジュールを組んでいたのです。ひょっとしたら、金曜の完全バックアップが土曜の朝までかかっても終わらず、日中も稼働し続けたために高負荷な状態となっていたのではないかと仮説を立てました。

早速、バックアップソフトのログを確認。
平日の差分バックアップは午後11時から始まり、翌日の0時30分には終了。対象ファイル数はおよそ6,000ファイル、容量は8GB弱。 平均スループットは95.32MB/分でした。まずまずの速度ですし、こちらの方は特に問題なさそうです。
一方、問題なのは完全バックアップです。金曜日の午後11時から始まったバックアップが、終了するまでに要した時間は、なんと「72時間」。終了は土曜日どころか月曜日の夜23時過ぎということで、月曜日の差分バックアップも「延期」となっていました…。ちなみに、対象ファイル数はおよそ3,200,000ファイル、容量は2.8TB。平均スループットは677.33MB/分でした。

困りました。バックアップが終わらない件はともかくとして、今後のことを考えると非常にマズい状況です。というのも、容量はまだたったの2.8TB。ディスク全体の3割ほどの使用率なのです。今後、数年使い続け、各学校がクォーターぎりぎりの容量まで使ってしまうと、完全バックアップそのものが不可能な状態になりかねないということが判明したのです。

これから、業者さんの協力も得ながら対策を検討していくことになりました。ファイルサーバの集中管理には、こんな難しさもあるということですね。またひとつ、勉強になりました。

ログ
もしかして、完全バックアップって不可能なのではないかと思い始めました。

(投稿者:ちゅん)

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防災カメラの準備話

新年度事業に向けて、防災(監視)カメラの相談を受けています。最近のWebカメラは高性能なので「十分使える。」と答えています。それなりの技術があれば、コストもかなり抑えられます。ここは、我々の出番です。

今回の要望は、特に一般へ公開する訳ではないので、ローカルIPでストリーミング(Live)が出来れば、OKなようです。一番の問題は、バックボーン回線です。今回も大好きな?2.4GHzの無線LANを考えています。イニシャルも安く、ランニングも電気代だけ!数百メートル離れた、業務用回線のある施設まで飛ばす、これしかないですよね。好都合なことに、施設側には、以前使っていたアンテナが撤去されずに残っています。ラッキー!これを有難く再利用したいと思います。

イメージは、こんな感じでしょうか。既設の自営コンクリート柱TOPに、屋外用Webカメラを付けます。電源供給はPoEです。このカメラ直下に、2.4GHzのアンテナを付けます。今回は距離もあるので、八木型かな。ここから、LANケーブルと同軸ケーブルをコン柱下部まで垂らし、コン柱下部に設置したウォールBOXに引き込みます。BOX内は、無線機とPoEインジェクターとAC100Vのコンセントです。後は、業務用回線のある施設に受け側を作れば完成です。などと、簡単にイメージ出来るのですが、実際は「監視したい場所」「カメラを付ける場所」「電気をどこから貰うか」「相手の施設が見通せるか」など、確認作業が沢山あったりします。

現調と試験をしなければ、機材の積算が出来ません。えっ!又もや高所作業車が必要な気配です。どうしましょ?

シルバープラザの無線アンテナ
今は使っていないこのアンテナの、向きを変え再利用することに。

(投稿者:92)

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ことさら分かりづらい仮想化のライセンス

ども。
買い物をしてストレス発散したい担当ちゅんです。

我が社でもついにサーバの「仮想化」に踏み切りました。手始めに、これまで複数台のサーバで行っていた「情報系」と呼ばれる機能(メール・ADなど)を2台のサーバ(冗長構成)に集約することに。標準的な対応年数を超過しても、無理をして使ってきたサーバ群。「基幹系」と比べると、どうしても更新は後回しになりがちでした。今回、対象とならなかった一部のサーバも、様子を見ながら徐々に仮想化に移行していきたい考えです。

なので、当初予定していた機能の構築が終了した後に、ストレージの空きなどを見ながら、その他のサーバも順次移行しようと考えていました。しかし、ここで大きな勘違いをしていたことに気がついたのです。私は以前、どこかで「仮想化すればライセンスは無制限に使える」という話を聞いたことがあったのですが、どうやらそれは「Server OSのグレード」によるということがわかってきたのです。

今回、調達したサーバのライセンスは「Windows Server 2012 R2 Standard」。この場合、利用できる仮想インスタンスは2つまでとされています。つまり、仮想サーバで6つのインスタンスを動かそうと思えば、サーバのライセンスが3つ必要になるというわけです。
では、私が勘違いしていた「無制限」とは何かというと、実は「Windows Server 2012 R2 Datacenter」というエディションにのみ許されたものだったようで。ちなみに、双方の実売価格を比較すると、その差は約4倍。ということは、仮想インスタンスを8つ以上持とうと思ったらDatacenter、それ以下ならStandardの方が安いという話になります。

それでも、この話はあくまで「Windows Server」に限った話。仮想化の対象サーバがLinuxであった場合は、ライセンスを消費することなく仮想化が可能です。結局のところ、Windows Server の仮想インスタンスはMAXまで消費し、その他、Linuxを数台移行することで決着を見ました。
ちなみに、Windows Server を利用する場合に限って「CAL」と呼ばれるライセンスも別途必要となります。このように、もともと分かりやすいとは言えないWindowsのライセンスですが、サーバになるとことさら分かりづらくなるのです。しっかり勉強し、うっかりライセンス違反にならぬよう、気をつけます。

ライセンス
「2プロセッサにつき1つのライセンス」がすでに分かりづらいのですが…。

(投稿者:ちゅん)

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