やるしかないのです

ども。
体に悪いと分かっていても辞められないものが多い担当ちゅんです。

本日はとある学校でLANケーブル張りを行いました。通常、LANケーブル張りはしっかりと業者さんに依頼をし、夏休みなど長期の休みを利用して「ガリっと」工事をするケースが多いのですが、今回は特別。
というのも、今年度、学校予算でiPadを購入したものの、教室にネット環境がないためにほとんど役に立たないという悲しい実態に陥ってしまったようで、急遽「1教室だけでもWi-Fiを利用できるようにしてもらえませんか?」と懇願されたのです。

さてどうしましょう。急に工事を組めるほどの予算はどこにもありません。そうなればいつもの道具、そう「ケーブルフィッシャー」と「通線ワイヤー」の出番です!ほんと、天井裏に自前でLANケーブルを引きまわす一般行政職の職員が道内にどのくらいいるんだろう?といった感じですよね。でも仕方ありません。子どもたちの教育がかかっています。やるしかないのです。

廊下の天井に設置されている点検口(改め口)を空け、天井裏に顔を突っ込み、ケーブルフィッシャーでLANケーブルを送っていきます。
ケーブルフィッシャーは分かりやすくいえば長い釣り竿です。狭い天井裏で少しずつ延ばしながら、次の点検口、また次の点検口と徐々にLANケーブルを延ばしていきます。私は人よりも体が大きいので、いたるところをぶつけます。でも、痛いなどと言っている暇はありません。やるしかないのです。
順調に進めていき、最後の難関が「防火壁」です。ここにはラッキーなことにあらかじめ配線用の穴が空けられていたのですが、当然、他のケーブルでぎっしりです。ここには通線ワイヤーを通して、LANケーブルを誘います。無理にワイヤーを押したら、配管に勢いよく手をぶつけましたが、痛いなどと(略)

・・・と、こんな仕事をしすぎたせいで、すっかりと「業者並み」の手際?で、およそ50メートル強のLANケーブル張りをものの1時間で完了してしまいました。
あとはPOEで給電し、APを取り付け、インターネット接続を確認して作業完了となりました。これ、もし業者さんに頼んだら数万円はかかる工事だよな~と思いながら、帰路についたのでした。

天井裏の状況
これが最後の難関、防火壁。通線ワイヤーがかろうじて通る隙間でした。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

停電作業

先日の土曜日、本庁舎全館停電となりました。それは毎年この時期に行われる、電気設備の点検のためです。時間にして1時間足らずの点検なのですが、我々は3時間ほどのネットワーク停止をアナウンスし、普段(停電でなければ)出来ない作業を行いました。

例の停電マニュアルに従って、順次サーバを止め、その時を待ちます。停電と同時に、作業開始です。機器の更新で不要になっていた、サーバ、HUB、ルータ等を撤去します。これに伴い、電源、KVM、LAN等のケーブル類も撤去する訳ですが、これが一番大変な作業となります。配線は、ほぼ?絡まっていますし、必要な配線も動かされるので抜けたりします。これが問題です!抜ければ良いのですが、緩む場合もあります。これが始末が悪い・・・泣きます!

何とか不要機器を外したら、ラックに空間がポッカリと出来ました。仮想化でサーバの集約が進んでしますので、当然の結果です。折角の機会なので、高い位置に強引に収めていたUPSを、ラック下部へ移動させることにしました。前面でUPSを受け取ったちゅんは、あまりの重さに・・・。 流石に2Uは重かったようです。

予定作業時間を若干オーバーしましたが、全システムが正常に再稼働したのは言うもでもありません。各ラックともイイ感じスッキリしました。冷却効果もUPし節電効果も見込めそうです。多分?

ラック裏側の写真
恐ろしい事になっていた、この配線にも手を掛けました・・・。

(投稿者:92)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

IE11のバグ?

ども。
足腰が痛むので、本気で減量を迫られている担当ちゅんです。

さて、本日は久しぶりにPCの保守案件。とある部署から「グループウェアの掲示板からファイルをダウンロードしようとすると、文字化けして開けない」というSOSがありました。
話を聞くと、隣の席の人は問題なくダウンロードできるのですが、その端末からのみ文字化けするようです。

電話では解決しなかったので、とりあえず情報政策室に「入院」となりました。試してみると、やはり文字化けします。しかも程度が悪いことに、

会議の開催について.docx

こんなタイトルのファイル名があったとしたら、

殷ケ・・あ幾怨ヤ・・蒙チ・docx

こんな感じに文字化けするのです。拡張子の前にあるべき「ドット」が、「中黒」に置き換わってしまうために、アプリケーションとの関連付けが崩れてしまい、開くこともできないのです。

あれこれ試してみて、ふと「IEのバージョン」が気になったので確認してみると、対象のIEはバージョン11でした。当町では業務システムの関係上、IE11は使用しないようにしているのですが、当該PCでは業務システムを操作しないため、11にアップデートされていたようです。

そうなると、怪しいのは一気に「11」ということに。Googleで検索してみると、これがビンゴでした。
中にははっきりと「バグである」としているサイトも見受けられるのですが、どうやらIE11でマルチバイト文字(日本語文字)が使われているファイルをダウンロードすると、文字化けすることがあるようです。

この対策として、互換表示設定にサイトのURLを登録すれば改善するようなので、グループポリシーを編集して、グループウェアのURLを追加、問題の解決に至りました。

======= ここからは同業者向け =======

でも、どうも釈然としないものもあります。そのグループウェアのソースコードには、ちゃんと

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=EmulateIE8" />

この一文がはいっているんですよね。「IEをIE8互換モードで動かしてね」という命令文にあたるのですが、これがあるくせに、なぜ互換表示設定をしなければならなかったのでしょうか。
IE11からの仕様で、UserAgent にMSIE が含まれなくなったという話がどうもそれっぽいのですが、このことと互換モードにならなかったことがどうつながるのか不明です。

そもそも、なぜ文字化けするのかという話です。IEではUTF-8をSJISに変換しないと文字化けするみたいなのですが、たぶんこの変換をUserAgent「MSIE」で判断しているんでしょうね。こういうことって、やっぱりグループウェアの業者さんに教えてあげるべきなのでしょうか・・・。この記事のURLをこっそり送っておこうかな。

SS
これが動かない理由がよくわかりません。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

キリギリスの冬支度

中途半端になっていた仕事を、順次片づけ始めました。人はそれを「冬支度」と呼ぶのでしょうか?天気にも恵まれた今日は、5現場を廻って来ました。

朝1番で打合せを1本済ませてからの出発となったので、午前中は1ヶ所のみとなりました。しかし、ここには大変な作業が残っているのです。!その大変さが分かっているので、今まで放置されて・・・。さて今日は、本気で掛ります。まず作業効率を上げるために、持ち合わせていない工具(今回は振動ドリルってやつですか)を借用してくる事から始めます。やはり、きちんとした道具はイイですね。あまり大変さを感じずに出来てしまいました。あれ~っ!です。後は事前作業済みのNWと接続し、現場でなければ出来ない設定をして終了です。この作業結果は、近々公開予定ですのでお楽しみに!!

昼からは、日本海側に出ました。プリンター設置とそのドライバのインストが1件。先日の親回線光化に伴うルータ交換が2ヶ所。これは、VPNのスループットが高い今時のルータへの交換作業です。ルータへは事前設定済みなので、わずか5分程度なのですが、出不精なので・・・?やっと交換できました。お待たせしてすみませんでした。最後は、ほんのパソコン15台に2種類のプリンタードライバを入れ、確認のテストプリントをする作業です。ここは空海の文教版が入っているので、作業は簡単に終わるはずでしたが、お約束の想定外が・・・。それでも、18時前には無事帰庁出来ました。 めでたし、めでたし。

ちなみに、このような作業日が来週もう1日組まれています。何となくキリギリスの冬支度も、確実に進んでいます。

2中のパソコン室
最後に一斉シャットダウンするも、1台だけが・・・?

(投稿者:92)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

5円玉も立派なツールです

ども。
とある学校にて写真を撮っていると「それ、今日のブログネタですか?」と図星を突かれた担当ちゅんです。

教室でWi-Fiを使いたいという相談を受け、現場の確認に向かいました。
学校というのは、後から配線を通すのが難しいと感じています。プロの業者さんであれば、コンクリート壁に穴を空けてでも配線するのでしょうけど、私たちにそれは無理です。どうしても、天井裏の隙間を狙ってLANを敷設する、いわゆる「転がし」という手法になります。

そうなれば、やはり探すのは「天井改め口(点検口)」です。次から次と空けてみては首を突っ込んできょろきょろ、「行ける!」とか「無理だ!」とか、傍から見れば「あの人たちは何をしてるんだ?」という状況でしょう。

そんなとき、よく使うツールが「5円玉」です。
改め口を空けるとき、金具をマイナスドライバーで回してロックを外す必要があるのですが、この金具に5円玉がぴったりなのです。
工具を持たずに現場に来てしまい、急遽改め口を空けなければならなくなった場合、おもむろに財布を取り出すというのが、この部署で会得した知恵です。

ちなみに、10円でも代用はききますが、100円だと厚みがあるのでNGの場合も。1円はアルミニウム素材なので強度に難ありです。5円玉は銅と亜鉛の合金(真鍮)なので、強度があり、こうした用途にも使えるのだと個人的には妙に納得しているのでした。
この仕事をしていて思うのですが、例えばマイナスドライバーなんてどこにでもあるだろうと高を括っていると、想像以上に無いものなのですよ。

作業風景
ほらね、ぴったりでしょ。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする