5円玉も立派なツールです

ども。
とある学校にて写真を撮っていると「それ、今日のブログネタですか?」と図星を突かれた担当ちゅんです。

教室でWi-Fiを使いたいという相談を受け、現場の確認に向かいました。
学校というのは、後から配線を通すのが難しいと感じています。プロの業者さんであれば、コンクリート壁に穴を空けてでも配線するのでしょうけど、私たちにそれは無理です。どうしても、天井裏の隙間を狙ってLANを敷設する、いわゆる「転がし」という手法になります。

そうなれば、やはり探すのは「天井改め口(点検口)」です。次から次と空けてみては首を突っ込んできょろきょろ、「行ける!」とか「無理だ!」とか、傍から見れば「あの人たちは何をしてるんだ?」という状況でしょう。

そんなとき、よく使うツールが「5円玉」です。
改め口を空けるとき、金具をマイナスドライバーで回してロックを外す必要があるのですが、この金具に5円玉がぴったりなのです。
工具を持たずに現場に来てしまい、急遽改め口を空けなければならなくなった場合、おもむろに財布を取り出すというのが、この部署で会得した知恵です。

ちなみに、10円でも代用はききますが、100円だと厚みがあるのでNGの場合も。1円はアルミニウム素材なので強度に難ありです。5円玉は銅と亜鉛の合金(真鍮)なので、強度があり、こうした用途にも使えるのだと個人的には妙に納得しているのでした。
この仕事をしていて思うのですが、例えばマイナスドライバーなんてどこにでもあるだろうと高を括っていると、想像以上に無いものなのですよ。

作業風景
ほらね、ぴったりでしょ。

(投稿者:ちゅん)

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ボールの行方

他部署(団体)と協議しながら仕事を進める場面が多々あります。その場に集まったメンバーでは、結論が出せない事ってよくありますよね。無いですか?そんな時、結論を出せなかった部署が、話を持ち帰り「後日回答する。」となったりします。まあ、仕方がありません。

直ぐにその「回答」をもらえれば、協議は確実に結論(完成・完了)に向けて、進むのですが・・・。年のためか、その回答が遅れる(来ない)と、その協議自体を忘れてしまいます。これでは、仕事が進む訳無いですよね。思い当る人居ませんか?

最近、会議の終わり際に「ボールの確認」をするようにしています。この件は「そっちにボール」、この件は「こっちにボール」と、声を大にして確認します。言われた方も強く意識付けされるので、これ意外に良い方法だったりします。本当は、自分に言い聞かせているだけだったりして?

ちなみに今日の帰り際、ちゅんとの会話「あの件、ボールはどっちだったけ?こっちか?」・・・これじゃ、意味無いじゃん!?

freeのボール画像
手元にボールがたまる前に、相手に投げ返す。じゃないと大変な事に・・・

(投稿者:92)

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思わぬ落とし穴

ども。
最近、また「忙しそうですね」と声をかけられることが多くなってきた担当ちゅんです。

なぜなら、外勤が続いているからでしょうね。
昨日の上司92氏が書いた記事「今日は、何という日だ!」の続きで、本日も朝から、とある施設でのWEBカメラ設置工事を行いました。

昨日は段取りの悪さから右往左往してしまいましたが、本日はその対策を練って挑んだので、良い意味でいつも通りの作業。次に何をすべきかが明確なので、作業は順調に進みました。
でも、そんな順調さの裏側には、常に落とし穴が潜んでいるということを忘れてはいけませんでした。これもある意味で「いつも通り」ではあるのですが。

カメラの設置も無事終了し、PCから映像を確認しようとしたのですが、どういうわけか、2台設置したうちの1台が通信エラーとなってしまいました。PINGを通しても、通常通り返事が返ってきたと思ったら、突如応答が返らなくなり、またしばらくすると復旧するという不安定ぶり。カメラに挿したLANケーブルを抜き差しすると一時的には通信できるのですが、すぐに切断されてしまいます。

こうなると、怪しむのは「LANケーブル」です。最近は自信もあるのでテスターなどかけることは滅多に無くなったのですが、テスターを手にLANケーブルのチェック。すると、やはり6番ピンに導通が取れませんでした。私が作業を行ったコネクタの取り付けミスということになります・・・。

しかし、どうも納得いきませんでした。ぼけーっと作業をしていればこういうミスもたまにはあるのですが、今日は(今日も!)真剣にやっていたし、自信がありました。
で、ニッパで切り取ったコネクタの先をひっそりと上着のポケットに忍ばせて、帰庁後にコネクタをしげしげと眺めてみました。

すると、ありえない状況が。コネクタ(B結線)は左から「白橙・橙・白緑・青・白青・緑・白茶・茶」という色で並べるのですが、これがコネクタのガイド(溝)からちょっとずつ左に寄っていって、8番ピンには何も通らない状況になっていました。
どういう状況かは文末写真を参照いただければ一目瞭然ですが、これまでおそらく数百本のケーブルを作ってきて初めての出来事でした。かなりレアなケースで、これはミスというよりコネクタの施工不良じゃないかな?と自己防衛してみたりして。
でも、こうしてブログのネタにできたのでありがたい話かもしれません。

コネクタのアップ
写真を見ると、青がすでにガイドの上を走ってます。かなりレアです。

(投稿者:ちゅん)

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今日は、何という日だ!

こういう日もあるのだなと、今日は残念な日となりました。朝からチマチマと、新しい仕事に向けて準備を始めることに。と言っても、正式にキックオフ出来ていないので、ちゅんと2人「多分こうだろう?」と予測の話ばかりで、どうどう巡りです。外では雷も鳴りだし大粒の雨まで降り始めました。気まで滅入ってきます。

そんな私を見かねたのか、ちゅんが外勤に誘ってくれました。それは、延び延びになっていた、とある施設でのWEBカメラ設置工事です。カメラは調達済みで、段取りを付けておけば、半日仕事でしょうか?急いでカメラにIPアドレスとSSID&PWを仕込んで、午後から2人でお出かけとなりました。しかし、どうも嫌な予感が・・・。この現場、一度現調済みなのですが、ネットワーク経路が決まっていませんでした。有線は引けそうもなく、Wi-Fiは届かないのです。まあ、現場で考えましょう?

案の定、第1候補のWi-Fiは弱過ぎてNGです。有線もRCの外壁2枚を通せそうもありません。それでも外壁1枚を有線で、もう1枚をWi-Fiで飛ばそうと、中間に無線APを付けて挑戦です。・・・ダメです。部屋奥のカメラまで電波が飛んできません!!

色々試すしますが決定打がなく、時間だけが過ぎていきます。不幸は重なり、今度はその施設全体のネットワークが止まったと連絡が入る始末です。何故?何もしていません。無罪です??原因が不明のまま、事務室の無線APを再起動させて、何とか回復?しっくりきません。結局WEBカメラは、無線ブリッジで受けてから、更に有線を延ばすしかないようです。適当な部品あったっけ?明日のリベンジとしましょう。

道具を片づけながら分かった事がありました。繋がらないと諦めたWEBカメラのIPが、事務室の無線APと同じ??そりゃ衝突でしょう!!全ては、明日と言う事で本日終了。今日は、何という日だ!

安価なWEBカメラ
展示ケースの上に付けたWEBカメラ。conflictと言う言葉は知ってたけれど・・・。

(投稿者:92)

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フォルダーリダイレクトと移動プロファイル

ども。
最近、ため息をつくのが癖になっている担当ちゅんです。

現在、私は情報系システムの改革に向けて実験を行っています。先日はシンクライアントのデモ機を借りて実証試験も行っていましたが、今度はいつかはチャレンジしてみたいと思っていた「フォルダーリダイレクト」と「移動ユーザープロファイル」を試しています。

簡単に言えば、デスクトップやマイドキュメントなどの保存先と、壁紙などの個人設定の保存先をPC本体(ローカル)ではなくファイルサーバーに切り替えるという技です。
これが実現すれば、PC本体では単純にOSとアプリケーションだけが稼働すればよく、ユーザーはどのPCでログインしても自分の環境を再現できます。ファイルサーバーはバックアップも完璧なので、BCPにも対応できますし、ローカルにはファイルが残らないのでセキュリティも向上します。何より、PCとユーザーをバラバラに考えられるので、PCのやりくりが楽になります。
デメリットがあるとすれば、常にネットワークに接続している必要があるのですが、Windows 7には「オフラインファイルの同期」という機能があるので、一時的にオフラインになったとしても、キャッシュしたオフラインファイルを利用することができるなど、ある程度柔軟な対応ができるようですね。

で、とりあえずこの実験の犠牲者となるのは、やはり自分の部署「情報政策室」ということになります。万が一、ファイル消失などのトラブルが発生しても、笑って済ませてくれると楽観視しています。

まずはファイルサーバーにリダイレクト先の共有フォルダーを作成し、クォーターとしてサブフォルダに5GBの制限をかけました。フォルダーリダイレクトはグループポリシーに、移動プロファイルはADでそれぞれ「今度からファイルサーバーを見に行ってね!」と書いて、後は対象のPCで「gpupdate /force /boot」。すごく端折ってますが、つまりこういうことですね(完全に同業者向けです)。共有フォルダのアクセス権がらみだけ気をつければ、導入自体には難しいことは何一つありませんでした。

結果、動作は思ったよりも良好です。本当にファイルサーバーにリダイレクトされているのか心配になるほど、自然な動きをします。でも、ローカルのUsersにあるアカウント名のフォルダの中身はまるっと無くなっています。隣の席で自分のアカウントにログインすれば、デスクトップやマイドキュメント、アイコンの配置まで元通り。これ、もしかしたらシンクライアント導入よりも相当安価に「半仮想」の環境が組めそうな予感がします。

SS
「こんなの常識だし、何をいまさら」という同業者の声が聞こえてきそうです。

(投稿者:ちゅん)

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