ども。
年末年始は体力回復に努めたい担当ちゅんです。
八雲町は本日が御用納めです。国・都道府県は12月28日、近隣の町村は12月30日が多く、29日に御用納めというのは結構レアなパターンだと思います。民間の企業もすでにお正月休みなのか、電話・メールが極端に少ない日となりました。
そんな中ですが、話題に事欠かないのがこの部署です。当町では、テレビ会議システムとして「PlayStation 3(PS3)」を導入していますが、とある部署から「テレビ会議に失敗した」との連絡を受けました。
その一言だけですぐにピンときました。先日から「プレイステーション・ネットワーク(PSN)」で発生していた大規模障害の影響をもろに受けたのです。
米東部時間の25日から始まった障害は26日も続き、ソニーとマイクロソフトはツイッターなどで「問題解決に努めている」とのコメントを繰り返した。それぞれの掲示板やツイッターには、ユーザーから不満の声が集中していた。
これまでにもPSNに大量のデータを送り付け、機能停止に追い込む「分散型サービス拒否攻撃(DDoS)攻撃」を仕掛けたことを認めているハッカー集団「リザード・スクワッド」が、犯行声明を発表。しかし同集団は26日午後6時すぎ、ツイッターで「PSNとXboxに対するすべての攻撃を停止した」と宣言した。CNN記者はこれを受け、PSNへの接続が復活したことを確認した。
テレビ会議機能はPS3のAVチャット機能を利用していますが、PSNが停止してしまうと、利用することができなくなってしまいます。自前でシステムを持たずに、外部のシステムを利用することを「クラウド」などと呼びますが、こうした事件はクラウド利用のリスクであると思います。
結局、テレビ会議は断念せざるを得ない状況となり、その日予定されていた会議は大混乱の中で終えたとの事後連絡でした。
システムのクラウド化を進めていくとき、そのシステムが何らかの理由により利用不能となった場合、どうすれば業務を継続できるのか(BCP)をあらかじめ決めておくことが肝要なのだということを、身を持って体験することとなりました。
と、このように年内最終日までバタバタでしたが、今年一年、お世話になりました。みなさま、良いお年をお迎えください!
導入当時、TV会議の様子を伝える北海道新聞の記事(クリックで拡大出来ます)
(投稿者:ちゅん)