ども。
時間が不足気味の担当ちゅんです。時間よ止まれ!
さて、先日とある学校からSOSの電話。最近は学校関連が一段落していたので、久しぶりに上司92氏と出動と相成りました。
事前に状況を確認してみると、「最初はインターネットだけだったのだが、徐々にファイル共有などもできなくなった」とのことで、上位の回線というよりは、内部のネットワークに異常が発生したものと推察されます。
現場に到着し、すぐに通信機器の電源周りをチェック。ネットワークが不通になった場合、「電源ケーブルを抜いてしまった」という単純なミスが結構多いものです。しかし、今回の場合はシロ。
次に、各ネットワーク機器に対してPINGを通してみます。すると、最上位に設置しているルータからPINGが帰りません。電源の入り切りをしてみてもダメ。単純にルータの故障でしょうか。
ここをはっきりさせるため、ルータまでの経路に何も挟まずに直でPCと接続してみます。すると、なぜかPINGが通りました。
謎の現象です。「もしかしたら、ネットワーク上にあるいずれかの機器が悪さをして、全てのネットワークに影響しているのかも」と思い、LANケーブルを「黒ひげ危機一髪」のように1本ずつ接続してみます。
カチッ、OK。カチッ、OK。カチッ、OK。カチッ、あっ!!!
そのLANケーブルを挿した瞬間、ルータからのPINGが途絶えました。そして、そのケーブルの行き先は「職員室」。すぐに職員室に急行すると、そこには全員のPCと接続されている24ポートHUB。メーカーは・・・ここでは伏せておきますが、Bから始まる例のアレです。
見たところ特に問題はなさそうですが、とりあえず電源の入り切り。その後、ループ障害のことも考慮して、念のため全てのケーブルを抜き差し。ルータのPINGは正常のようです。
と、ここまでが事の顛末です。
要するに、24ポートHUBが原因不明のエラーで止まってしまい、電源入り切りで復旧しましたというトラブルなのですが、そのエラーによって上位の機器にまで悪影響を及ぼしてしまったという点で、かなり珍しいトラブルだったのです。
この手のトラブル、現場にPINGコマンドを打てる人がいればもっと簡単に解決できるのですが、そんなマニアックな人はなかなかいません。リモート操作で対応しようにも、そもそもの通信回線がダウンしてしまうとどうにもできないというのが悩みの種なのでした。
すでに「レジェンド級」のこいつがついに壊れたと思ったのですが。まだしばらく頑張ってもらいます!
(投稿者:ちゅん)