難問解決

ども。
体重とともに体力も落ちているに違いない担当ちゅんです。

さて、昨年から持ち越していた課題があったのですが、本日ようやく改善して一安心しました。
それはウィルス対策ソフトまわりで起きていた不具合だったのですが、ブラウザ、それもIEを立ち上げた時のみ「ブラウザ侵入防止が誤動作しています」というエラーメッセージが表示されるものでした。
メッセージ内容が怖いからか、職員からの問い合わせも多かった案件です。結果として、ブラウザに侵入が試みられた形跡などはなく、本当に誤動作だったという話なのでよかったのですが。

このトラブル、解決までに時間がかかった理由は、その原因に検討をつける作業が困難だったこと。検証するにも、一つ一つ実験しながら確かめるしかありませんでした。
ウィルス対策ソフト側の不具合を疑うには、最低でも次の項目すべてを試したうえで、「シロ」という判定を下す必要がありました。

 ・クライアント、サーバ等の設定にミスはないか。
 ・ブラウザのバージョンにより不具合に変化があるか。
 ・最新バージョンのソフトウェア導入でも改善しないか。
 ・他のシステムとの相性問題はないか。

特に、我が社は諸般の事情によりIE9を使い続けている状況で、ここが原因だった場合、さすがにもう何も文句は言えないという状況。結果、これはシロでしたが、半ばあきらめていました。
サーバ側のシステム、クライアントとも最新バージョンにアップデートしても状況変わらず、まっさらなPCにウィルス対策ソフトのみを起動でも不具合発生を確認。ここまできて、ようやく保守事業者に「お問い合わせ」となりました。

この間、およそ1ヶ月。しかし、お問い合わせから解決まではたったの1日。まあ、こんなもんですよね、我々の仕事って・・・。
原因は、IEのアドオンとして登録されていたブラウザ侵入防止プラグインが悪さをしていて、これを「無効」にすれば直るというトンデモな内容。「実は、このプラグイン、今は必要ないものなんだそうです」と告げられ、笑うしかありませんでした。こっちは必要だとされていたから、ご丁寧にドメインのグループポリシーで配信していたのですが。そのことが、逆に傷口を広げるトホホな結果となりました。

それにしても。そもそも、この問題を解決したくて、今回一生懸命マニュアル類を読んだ(英語!)し、メーカーのサポートサイトにもざっと目を通した(英語!)けど、そんなプラグインの話は見つけられなかったんだよなぁ。単純に英語が苦手という話なんだろうか。
でも、しかるべき部署にしかるべき方法で問い合わせをすれば、あっさり解決方法が示されるって、一体どういうことなんだろうと。「もっと早くお問い合わせすべきだったのか」と、自問自答しています。

SS
ユーザー側に当たり前のように「システムログの確認」を求めるのもどうなんでしょうね。

(投稿者:ちゅん)

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正方形のモニタ

最近のパソコン用モニタは、ノート・デスクトップPCを問わず、アスペクト比16:9と言う横長が主流となっています。解像度的には、ノートPCであれば15.6インチの1366×768(FWXGA)で、デスクトップPCなら21.5~23インチの1920×1080(F-HD・2K)が、扱いやすいところでしょうか。

しかし職場の業務端末のモニタは、少し前まで主流だった17インチの1280×1024(SXGA)がほぼ100%です。5:4とかなり正方形に近く、横長のモニタが普通になりつつある今時では、ちょっと古めかしい感じが否めません。でも表示させる業務ソフトの画面構成(デザイン)から言えば、ベストマッチだったりします。近い将来業務ソフトも16:9を意識した、デザインになるんだろうなあ~。

ところで、正方形のモニタがあるって知っていましたか?昨年の暮れあたりに、ちょっと話題になった真四角なPC用モニタがあります。思い出したようにググったら、今では数社で作られていました。サイズは26.5インチ、解像度は1920×1920(規格は?)です。分かりやすく言えば、21.5インチ(1920×1080)の短い方を長い方と同じに伸ばしたサイズになります。分かります?使用目的によっては、かなり良いらしいようです。とあるサイトには、北海道地図が丁度収まると説明されていました。これって、道産子御用達のモニタとなるのでしょうか?

16:9vs1:1
正方形モニタ、道産子なら使うべきなのか?

(投稿者:92)

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Windows NT

ども。
熱が出ました。インフルエンザ疑いの担当ちゅんです。しばらくは安静かも。

さて、先日とある部署から相談されました。話を聞くと、「施設の機器制御のためにWindows NTベースのシステムが導入されているが、PCが限界なので取り換えたい」とのことでした。

Windows NT。8の前の7の前のVistaの前のXPの前の2000の前。新品の端末など売っているはずもなく。では最新のPCを買ってきて、NTをインストールすればいいのかといえばそうではなく、チップセットなどNTが動作する環境ではないのでNGです。

通常の選択肢とすれば、「もうNTは無理なので、Windows 8でも動作するシステムにリプレイスしましょう」となるのですが、かなり特殊なシステムのようで、その開発費だけでもかなりのものになるとのこと。う~ん、困りました。

調べてみると、世の中には同じような悩みを持っている企業もあるようです。

ITmedia:Windows NT/2000を仮想環境へ移行、菱中海陸運輸が再構築
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0905/11/news133.html

VMwareで仮想環境を構築し、そこでNT/2000を動かしてしまった事例。コストは10分の1まで圧縮できたとのことで、まさに目からウロコが落ちました。
同じ手法をとるかどうかはまだわかりませんが、可能性としては十分アリかと思います。

同じような考え方で、どうしてもInternet Explorer 9ベースでしか動かないアプリケーションがあった場合、システムをリプレイスするのではなく、IE9を仮想化で温存するという選択肢もあるということですね。
すごい時代になったものです。

NT
まさか、いまの時代にNTのことを考えなければならないとは・・・。

(投稿者:ちゅん)

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5GHz帯無線LAN経路を変更

時々このブログで、5GHz帯FWAの存在を匂わせています。公設民営でIRU契約を民間通信事業者と交わしています。町内には、みかかの有線BBのサービスエリアから外れる地域も多く、現在も十分に活用されています。もっとも、これしかBBの選択肢が・・・。

このFWA回線のuserは、地域住民の方々は勿論ですが、幾つかの小学校もそうだったりします。FWAに使っている無線機器はAlvari○n社製です。無線経路の基本は、基地(親)局から中継(子)局へそこからuserへと延びています。各学校はVPNでこちら側に引き込まれ、コンテンツフィルターやファイルサーバなどを使う仕組みです。FWAの速度ですが、普段はBNRで6~8Mbpsでますので、十分実用範囲といえます。しかし・・・。

とある小学校だけが、時にFWAが不通になります。バックアップ用のADSLに自動で切替わる仕組みで何とかなっていますが、どうも上手くありません。通信事業者さん側からも監視してもらった結果、海上伝搬なので海面に反射した電波が悪さをしていると分かりました。ここの環境は基地局から中継局まで海上13kmをB&Bで飛ばしてから、VLのAU&SUで更に海上を16km飛ばして使っています。この2度の海上伝搬が不安定要素のようです。そこでガリッと調整することになりました。

学校に設置してあるSUの調整です。これはちゅんの「高所恐怖症」で調整した例の案件です。しかし、今回は業者さんに登場願いました。海面反射の影響を最小限にするため、アンテナの高さを極力低くし、仰角を付けます。センター側でこのSUの信号を確認しながら最適値を探し出します。それは、経験値から単に強いところでは無いらしいです。流石です!

結果、アンテナ高さは半分の約4mとなり、仰角もかなり付いた感じです。一番驚いたのが、受信する中継局が変わりました。今度の経路は、陸上7km+海上12kmです。何と!何と!!この中継局、野鳥観測で使う単眼鏡でシッカリと確認できます。支障物もありません!気づきませんでした。通信速度的にはBNRで約8Mbpsと特に速くなった訳ではありませんが、安定性は格段に向上したはずです。これで調整終了。暫く様子見となりました。これでダメなら・・・最後の一手?

アンテナ調整
「高さは半分、仰角も付けました。更に受信先も変えました。」とさ。

(投稿者:92)

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クレジットカード決済端末機

ども。
またしても「ギックリ背中」を再発してしまった担当ちゅんです。

そんな日に限って、工事です。本日は定休日の「丘の駅」にて小規模ながらLAN敷設工事を行いました。新たに機器が導入されることになり、そこまでLANケーブルを延ばす必要があったのです。丘の駅は、建物の設計段階から私たちが関わってきた案件でもあり、どこをどのようなケーブルが走っているかは事前に全てわかっています。今回も、手際良くHUBを据え付け、電源タップを増やして、小一時間ほどで作業終了となりました。
丘の駅は、定休日とはいえ商品が陳列された状態ですから、寒くもなく暑くもなく、まさに適温。食品を扱う建物は快適ですね。

さて、ちょっとネタバレをしますが、その「機器」とは何かといいますと、実は「クレジットカード決済」を行うための端末機なのでした。外国人のお客さんも多い建物ですから、やはりクレジットカードは必須なのでしょう。
さらに、ちょっとだけ資料も見せてもらいましたが、クレジット以外に「電子マネー」にも対応予定。QUICPay、IDのほか、交通系ICカードなどに幅広く対応(楽天Edyは近日対応とされてました)。これはますます利便性が高まりますね。

で、なぜそんな端末機にLANが必要かといえば、答えは単純明快。決裁情報はインターネット回線を利用してデータセンターで処理されるからなんです。どんな機械もLANが必須の世の中ですね。今回、LANケーブルを用意するにあたって、先方からは「LANを挿してネットが見られる状態であればそれでOKです」と言われているので、おそらくTCP/IPで通信するのだと思うのですが、IPアドレスの体系とか、ゲートウェイとか、そういう情報は一切聞かれていません。本当に大丈夫なのでしょうか・・・。「LANを挿してネットが見られる=DHCPという話なんだろうか?」と、上司92氏と少し考え込んでしまいました。

作業中の風景
背中が痛い私は、「屈まる」業務は無理で、もっぱらLANケーブルの整端などに従事しておりました。

(投稿者:ちゅん)

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