卒業式

ども。
年度末を前に、若干慌ただしさが増してきている担当ちゅんです。

昨日は、本年度最後となる「北海道電子自治体協議会(HARP協議会)」のバックオフィス業務部会に委員として参加しました。
議題としては、急務な課題として「マイナンバー制度」への対応、継続課題として「自治体クラウド」の推進といったように、今まさに自治体の情報現場が抱える課題そのものです。

八雲町としては、これまでの各種取り組みや課題などを情報提供しながら参加してきています。特に自治体クラウドの推進では、道南地域の状況を伝えることのできる人間として、自分の町以外の状況なども把握し、「地域性」を前面に出しながら情報の共有を図ってきています。道内自治体の情報担当の方であれば、HARP協議会のウェブサイトで議事録も公開されますので、ぜひご一読いただければと思います(ここには書けないようなことも、思い切って発言してきてます)。

さて、そんなバックオフィス部会ですが、実は部会としての活動は今年度でひとまず終了となります。来年度からは企画運営部会に統合され、課題もすべて引き継がれる予定です。いわば「卒業式」ということで、会議では継続課題のほかにも、これからのHARP協議会の有り方に対しても若干意見を述べさせていただきました。
特に、最近妙に噴火湾周辺で熱くなっている「オープンデータ」の取り組みは、一部の先行自治体だけが頑張ればよいのではなく、北海道全体で1歩を踏み出すことが重要であるという点、この推進のためにHARP協議会として動くことができないかといった点などを提案してきました。なにより「八雲は頑張っていく」と意思表明することで、退路を断つという意味合いが大きかったかもしれません。
北海道って、ICT分野においても本当に魅力のある地域だと思っています。なので「北海道で」オープンデータの取り組みが進むことの意味って大きいような気がします。興味を持ってくれたF市さん、T町さん、一緒にやりましょう!

ということで、終了後は恒例の意見交換会で街に繰り出したのでありました。来年度、企画運営部会での再会を約束して・・・。

バックオフィス業務部会の様子
恒例となった道庁のテレビ会議室。快適です。

(投稿者:ちゅん)

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オープンデータの下準備に悩む

ここに来て急に、オープンデータで盛り上がっています。ビッグデータやオープンデータという言葉、ここ1年位で一気に業界に広まった感があります。でも広く浸透したとは言い難いのも事実です。自治体におけるオープンデータの取り組みにも、かなりの温度差が見受けられます。にわかのイメージは「ウェブサイト内で公開している様々なデータは、若干の加工でオープンデータ化が可能」らしい?八雲町マップや○○なんかは「ほぼ出来ている」といっても過言ではない?それじゃあ、出来るところからやってみっか・・・。こんな軽いノリで、我社もオープンデータに取り組み事となりました。

システム担当のちゅんから、お願いされた作業が○○の下準備です。○○って何かって?それは、ゴミです。ゴミの分別について、データの整理を頼まれました。我社のウェブサイトに「ゴミの分別辞典」があるので、これをCSVにする作業です。約700種類の物品について、その廃棄方法を説明した物なのですが、品名から悩みます。「缶」なのか「空き缶」なのか?「紙」なのか「新聞紙」なのか?さらに、同じ商品名でも材質や大きさによって出し方が変わる物が多々あります。調理器具の「おたま」は、金属製?プラスチック製?それとも木製?作業は、技術的というよりも整理方法に悩みました。これで良いんダべか?

ウェブサイトのゴミ辞典は、大昔にホームページを作った時代からあります。当時、あまりにもコンテンツが貧弱だったので、たまたま見つけたゴミ分別の手作り小冊子を、せっせと私がhtml化したものがベースになっています。データは全て手打ちしました。よくやったと今更ながら感心です。なので、少し愛着もあったりします。

そんな訳で、半日かけてCSVに直しましたが・・・。今見ても整理がイマイチで、難解な所が多々あります。取り急ぎ「八雲町(八雲地域)のゴミ分別一覧」としてオープンデータが公開されましたが・・・しっくりきていません。何とかせねば!悩む!!

オープンデータ
日本語の「語彙」って難しいですよね?

(投稿者:92)

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驚きのスループット

ども。
にわかSEに求められる能力は「Web検索力」だと本気で思う担当ちゅんです。

とある施設が、めでたく光化することとなりました。これまでは近隣施設から2.4GHzのビル間通信で回線を供給してきましたが、速度が不安定であることと、4月以降に体制拡充で職員数が増える見込みであることから、思い切ってGOサインを出しました。

工事の現調も滞りなく終了し、後は施設内のネットワークを整備すれば完璧です。
昨日は職場内で細かい部分の打ち合わせをしていたのですが、その中で驚きの事実が判明してしまいました。施設に取り付ける予定になっている、Config設定済のルータを手にとり「これって・・・」と言ったところで思わず絶句。

そのルータ、確かにVPNが構築できる業務用モデルに違いありません。しかし、型番がどうも怪しい。Googleで型番を検索すると、どうやら「2001年」にリリースされたブツのよう。メーカーのWebサイトには「高度なフィルタリングによるファイアウォールと、高スループットを両立」と書かれていました。
で、実際にスペックを確認してみると、100base-TXではありますが、スループットは驚きの「16Mbps」。

じゅ、じゅうろくって・・・。

当時とすれば、16Mbpsは高スループットに違いありません。ISDNからADSLに移り変わったくらいの時期で、10Mbpsも速度が出ていれば、それは超高速と呼んで差し支えない時代です。それが今では1Gbpsです。ISDNの理論値は54Kbpsですから、今と比べればおよそ2万倍の1の速度ですよ。そりゃあ、当時メーカーが高スループットと呼ぶのは当たり前です。
そして、さらに絶望的なのは、この16MbpsがWAN-LAN間のスループットだということ。ここから更にVPNを使おうとしたら、下手をすればスループットが1Mbpsを下回るなんてこともあるような気が。残念ながら、VPNスループットは検索しても見つけられませんでした(そういうレベルなのでしょう)。

結局のところ、机上で論じていてもらちが明きません。この結果は、実際に現場に投入して確認してみようということになりました。上司92氏と私との中では「3Mbpsも出れば合格、1Mbpsくらいが分水嶺」というところで一致しました。「せっかく光回線なのに、何が3Mbpsだ!」とお叱りをうけそうですが、自分の中ではおそらくこのルータ、1Mbpsも出ないと思ってますのであまり心配していません。すぐに別なものと取り替えて終了でしょうね。

ルータの山
外観はそっくりでも中身は・・・。

(投稿者:ちゅん)

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仮設用LANケーブル弐号機

新年度予算などを審議する第1回定例会が始まりました。庁舎内にはいますが、自席は暖まらない日々が続いています。それでもいつもの現場用のネタを・・・。

先日書きました「仮設LANケーブル」ネタの続きです。巻取り式にした仮設用LANケーブルですが、我々の作業現場の他にも、意外と需要があることが分かりました。多方面からの要望に応えるため、ちゃんとしたブツを用意することになりました。この間の初号機が駄目って事ではないのですが、ちゃんと用意するならより使い易い物をと思い、真剣に物色して買ったのがこれです。

小さ目なドラムで、CAT5eを97m巻きました。かなりイイ感じです。何故97mかって?それは3mをハンドル側の穴から出して、別巻しているからです。97+3=100mです。この別巻の3mがミソです。これなら前作の様にJJを使わないで済みます。かなり使い勝手も良いです。このドラムの製造元が驚きでした。m○lten社製なのです。ご存知ですか?バレーボールやバスケットボールなどを作っているモ○テン社製なのです。少し調べたら同社は、スポーツ用品の他に自動車部品や医療・福祉用品事業も行っているんですね。知りませんでした。この商品はスポーツ用品で、競技に使う電光掲示板?とそのコントローラを繋ぐケーブルの移動・保管用に売られているようです。なのでLANケーブルにも最適です。同様な商品が音響機器関連でも売られていましたが、価格・デザイン・入手のしやすさから、こちらとなりました。これからの活躍が期待される、仮設用LANケーブル弐号機のお話でした。

lan_no2
イイ感じの仮設用LANケーブル弐号機。スポーツ用品です?

(投稿者:92)

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教育現場とiPad

ども。
ネット上で「自治体ウェブサイトでブログをやってることがすごい」と評されているのを見かけて、すっかり恐縮している担当ちゅんです。

さて、最近は特に幅広い分野での仕事が求められています。オープンデータに取り組んでいたと思ったら、次の瞬間には教育分野のICT機器導入、さらには病院の電子カルテ、ウェブサイト構築にPC故障案件対応・・・。浅く広く仕事ができればよいのですが、浅知恵では太刀打ちできないことがほとんどで、都度「にわか界のプロフェッショナル」にならざるを得ない状況です。

――そんな中、本日のお題は「iPad」。いつもは少しオブラートに包んで隠語を使ったりしていますが、今日ははっきりと書いてしまいます。
八雲町の教育現場では、いまiPadが熱いのです!教育用コンテンツの充実も去ることながら、先進校での効果や実績が徐々に蓄積され、そうしたノウハウが確実に広がってきていると感じています。考えてみれば、端末を動かすために電源ケーブルやLANケーブルが要らず、画面をタッチするだけで操作でき、カメラを使わずとも写真(動画)を撮影できる。もっといえば操作する場所(教室)の制約すらない。確かに、iPadを「教材」という視点で見たとき、これほど完璧な条件を備えたデバイスはないなという気分になります(ただし、それを使いこなせるかという点では戦々恐々としている面もあるようです)。

ですが、そうした熱い思いの裏側で、私たち情報部門(教育委員会のICT担当含む)は結構ドキドキです。

そもそも、先生方が想像している通りにiPadを使おうと思ったら、そこには確実に「Wi-Fi」が必要です。機器整備に併せて普通教室のWi-Fi整備も行ってきていますが、予算などの都合もあり、全てを一気に解決とはいかない事情もあります。

そして、もうひとつ。iPadならではの悩みごとですが、それは管理の方法です。
iPadは基本的にパーソナルユースを想定されています。1人が専用で使うなら良いのですが、複数の人が共同で使うには不向きな設計になってると思います。個人ごとのアカウント切り替えができず、パスワードもアプリもデータも全部共用。そこは運用面でカバーするとしても、次に困るのは有料アプリの購入方法。クレジットカード払いが基本で、それ以外の方法となればiTunesカードで電子マネーを購入・入金することになります(実は自治体が苦手とする決済方法です)。そして、アプリを購入した後も苦労は続き、インストール作業は基本的に一台ずつ手作業で行う必要がありますし、一台に1つのApple IDが必要になります。その際、法人名義でのID登録はNG、個人として登録を行うため「憧れの職業は?」などの質問に困ってしまいます。
※こうした管理面を改善するため、Apple社は公式に「Apple Configurator」という管理ソフトを無償提供していますし、アプリの購入についても「Volume Purchase Program(VPP)」というプログラムが利用できます。ただし、管理ソフトについてはWindowsでは動作せずMacOSが必要だったりと、そこにはそこの悩みがあるわけで・・・。

新しい技術が急速に現場に流れ込んできて、先生方もたいへんなご苦労をされていると思いますが、それは裏方も同じなのかもしれません。iPadを大量に展開されている事例なども研究しながらも、スピード感を持って取り組んでいかなければならないと感じています。

ロイロノート
ちなみに、「ロイロノート」というアプリが教育現場では必須アプリのようですよ。

(投稿者:ちゅん)

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