オープンデータアプリ第1号

ども。
あと1週間少々で今年度が終わるという事実に愕然としている担当ちゅんです。

先日からせっせと取り組んでいる「オープンデータ」ですが、当初予定していた分のデータは全て公開作業を終えました。本日現在で8種類です。今後は他の自治体とも協力しながら、一緒に同じ項目のデータを公開していく動きを作りたいと思っていますし、町の文化財担当とはかなり大きめなデータの公開に向けて打ち合わせを始めました。

さて、オープンデータの取り組みは、まだまだこれからの分野だと思います。種を蒔いたとしても、最終的に実が成るかどうかわからない部分もあるかと思います(自己満足になってしまう恐れも)。ですから、実際に使われるのかわからない前提でデータを公開していく労力を考えると、なかなか一歩を踏み出せない自治体もあるようです。この気持ち、実はすごくよくわかります。実際につい最近まで私も同じ気持ちでしたから。

そんな状況の中で、いわば「お試し」的に始まった取り組みですが、実は嬉しいニュースが。オープンデータとして公開している「八雲町AED設置場所」が、まさかのアプリになったのです!

AED検索 :初音玲 様
http://hatsunejournal.jp/w8/aedSearch/

「アプリになった」というよりは、正しく言えば「アプリにデータが格納された」というべきでしょうか。データは八雲町消防本部が所有していたもので、八雲町MAPにもAEDとして掲載されているものです。これを、RDFフォーマットに変換して公開していました。
こうして目に見えるかたちでの成果が得られたことは、八雲町のみならず、他の自治体にとっても励みになるものと思います。作者の初音様には大変感謝いたします。

本アプリは、Windowsストアアプリで、Windows 8.1以降のOS、もしくはWindows Phoneで利用が可能です。GPSを搭載している端末の場合は、現在地から最寄りのGPSまでのルート検索などができます。
私はテスト環境として私物のWindowsタブレットにインストールしてみましたが、残念ながらGPS非搭載のため、位置情報を取得できず、手動でマップ上から検索するしかありませんでした。でも、自分が公開したデータが誰かの手で別な形に生まれ変わる体験は新鮮で、正直、モチベーションが上がりました。

周囲にはあまり見かけませんけれども、もしWindows Phoneをお使いの方がいらっしゃれば、ぜひ本アプリをインストールいただき、万が一の際にお役立てください。無料です。

AED検索
当町のデータを使ってアプリ等を開発いただけますと、こうしてブログ等で大々的にPRいたします!

(投稿者:ちゅん)

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続々とネットワークカメラ

無事、新年度予算が議会を通りました。当たり前ですが、適正な予算執行に努めたいと思います。

さて、新年度予定されている事業に、ネットワークカメラの設置が2つあります。ウェブカメラとかIPカメラと言われるネットワークカメラを数カ所に設置します。今年度、噴火湾パノラマパークウェブサイトのリニューアルでの目玉であったライブカメラと同じような手法です。新年度は、その用途から「防災」と「除雪」の2事業となりました。

防災カメラは、河川の水量と港の潮位をリアルタイムで監視しようとするもので、町内を流れる遊楽部(ゆうらっぷ)川に2台、落部川に1台、八雲漁港に1台設置する事にしています。ランニングコストの軽減のために、バックボーンを2.4GHzのFWAとして、情報系の庁内NWに接続する設計です。勿論、夜間用にリモート操作で点減出来る投光器も完備です。

除雪カメラは、町道に降り積る雪を確認し、除雪車出動の判断に役立てようというものです。雪が降ると深夜2時からパトロール車を出しているのですが、町道でも山間部や浜通りなどでは、吹きだまりが出来ていて大変らしいです。そこでライブカメラの出番なのです。しかし、街中ではないのでバックボーン回線に困りました。幸いにも何カ所かは5GHzのFWAが使えそうですが、どうしても携帯キャリアのデータ通信サービスしか手が無いところもあったりします。まあ冬季間の数カ月、1日数回見るだけなのでコストも安価に収まる算段です。

このネットワークカメラ達ですが、その用途から一般公開の予定はありません。担当との協議はまだですが「定時に静止画をFTPでUPさせ、何とか一般公開したいなあ」と思っています。

除雪カメラ設置場所
いかにも吹きだまりそうな交差点。ここにカメラを設置する予定です。

(投稿者:92)

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3種類のブラウザを使い分け

ども。
最近は「分からないことはあの自治体に聞こう!」ということで、導入事例を見つけて電話するということにためらいを感じなくなった担当ちゅんです。情報担当の方は、みなさんとても良い対応をしてくれます。

さて、本日はちょっとマニアックなネタです。私は業務上、2種類のブラウザを使い分けて仕事をしています。一つはお馴染のInternet Explorer 、もう一つはこれも有名な Google Chrome 。双方甲乙つけがたく、プライベートで使うのであれば、はっきりいって趣味の話です。

趣味ならばIEを使っているだけで十分という話でもあるのですが、困ったことに我が社では複数のシステムに足を引っ張られて、いまだにIE9を使い続けているという状況です。なので、最近ではIE9のサポートを終了しているウェブサービスが増えていて、どうしても他のブラウザを使わざるを得ない場面もあるのです。
※異なるバージョンのIEを同居させられればよいのですが、昔からこれだけはできません。

ですから、基本的な業務はIE9、どうしても動かないサービスや動作チェックのために他のブラウザというように使い分けをしているというわけです。つまり「IE9とそれ以外」という話で、選択肢としては何だっていいのです。

――そんな中。IEを最新にできない原因のひとつである「HTMLエディタ(WYSIWYGエディタ)」が、なぜか急にFirefoxで使えるようになったという情報を入手し、試さざるを得なくなりました。そのエディタ、CMS界隈では有名で、大手サービスにもかつて採用されていた実績のある「FCKEditor」というもの。使い勝手はいいのですが、最近のブラウザでは動作しなくなってしまい、困っていました(はやくEmulateIE8をやめたい)。個人的に、自治体でCMSを運用するうえで成功するか否かは、いかに使い勝手のいいHTMLエディタを選択するかにかかっているとさえ思っています。

実際にFirefoxでウェブサイトを開いてみると、確かにエディタは正常動作しています。これには正直驚きです。日々バージョンアップされ、一度切り捨てられたものは二度と動かないはずなのに、ある日突然サポートされるなど通常は考えられません。保守業者さんにも連絡してみましたが「不思議ですね」といった反応。いろいろと調べてみても、ドキュメントは見つけられませんでした。原因がわからない以上、次のバージョンアップで再び使えなくなる可能性も捨てきれず、今は様子見。どなたかこの辺の事情に詳しい方はいらっしゃいませんか?

ということで、私のPCには、いま3種類のブラウザが同居しています。基本はIE、やむなくChrome、気分でFirefoxと訳の分からない状況になります。

3種類のブラウザ
IEを使う理由、それは「最初から入ってくるから」。やっぱりこれが大きいです。

(投稿者:ちゅん)

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あと2週間

いよいよ年度末です。何だかんだと忙しくなってきました。送別会の予定もドンドン入ってきます。なんと、人事異動を見越した?フロアでの歓送迎会の予定も入ってきました。万が一、該当(異動)者が無い場合は「新年度も頑張ろう会」として開催だそうです。それはそれでいいんじゃないかい?

さて、人事異動の噂話に聞き耳を立てながら、一応?我々も準備を始めることにしました。この春は、2桁の新採用が予定されているようです。しかし、ほぼ同数の退職者もいますので・・・。業務用パソコンの配備ですが、退職者分+少々の在庫をから程度の良い物を整備して、新採用職員に割り振る訳ですが、実はもう少し複雑だったりします。これに、一般の人事異動も加味しなければならないからです。出来る限り、自分のPCを持って異動してもらいたいのですが、PCの導入経緯やインストールされているシステムの関係で、そうもならないものが多々あります。この辺は、シンクラ化しても解決しないですよね?それでも、今年度電子メールをWebメール化しているので、かなり省力化が図れる予定です。

結局、いくら頑張っても退職者PCの初期化整備があるので、新採用職員に4月1日納品は無理な様です。下準備作業は、人事異動の内示が出てから、何時ものように慌てたいと思います。

退職者リスト
これだけの情報では、流石に作業が出来ません。

(投稿者:92)

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卒業式

ども。
年度末を前に、若干慌ただしさが増してきている担当ちゅんです。

昨日は、本年度最後となる「北海道電子自治体協議会(HARP協議会)」のバックオフィス業務部会に委員として参加しました。
議題としては、急務な課題として「マイナンバー制度」への対応、継続課題として「自治体クラウド」の推進といったように、今まさに自治体の情報現場が抱える課題そのものです。

八雲町としては、これまでの各種取り組みや課題などを情報提供しながら参加してきています。特に自治体クラウドの推進では、道南地域の状況を伝えることのできる人間として、自分の町以外の状況なども把握し、「地域性」を前面に出しながら情報の共有を図ってきています。道内自治体の情報担当の方であれば、HARP協議会のウェブサイトで議事録も公開されますので、ぜひご一読いただければと思います(ここには書けないようなことも、思い切って発言してきてます)。

さて、そんなバックオフィス部会ですが、実は部会としての活動は今年度でひとまず終了となります。来年度からは企画運営部会に統合され、課題もすべて引き継がれる予定です。いわば「卒業式」ということで、会議では継続課題のほかにも、これからのHARP協議会の有り方に対しても若干意見を述べさせていただきました。
特に、最近妙に噴火湾周辺で熱くなっている「オープンデータ」の取り組みは、一部の先行自治体だけが頑張ればよいのではなく、北海道全体で1歩を踏み出すことが重要であるという点、この推進のためにHARP協議会として動くことができないかといった点などを提案してきました。なにより「八雲は頑張っていく」と意思表明することで、退路を断つという意味合いが大きかったかもしれません。
北海道って、ICT分野においても本当に魅力のある地域だと思っています。なので「北海道で」オープンデータの取り組みが進むことの意味って大きいような気がします。興味を持ってくれたF市さん、T町さん、一緒にやりましょう!

ということで、終了後は恒例の意見交換会で街に繰り出したのでありました。来年度、企画運営部会での再会を約束して・・・。

バックオフィス業務部会の様子
恒例となった道庁のテレビ会議室。快適です。

(投稿者:ちゅん)

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