ども。
最近は車で通勤している担当ちゅんです。
本日は、とある小学校でネットワーク機器の設置作業を行いました。
その学校は児童1人につき1台のiPadが整備されているモデル校なのですが、このたび各教室での電波の受信状況を改善するためにAPを増やし、さらに大型液晶テレビにiPadの画面を転送(AirPlay)するためにApple TVを導入したのです。一昔前には考えられないほどのハイテクな環境です。私もこんな環境で教育を受けてみたかったです、本当に。
早速、作業を開始しました。機器は事前に仮想の学校環境を作ったうえで設定を終えていて、学校での作業はほとんど無い状態にしていたつもりでした。しかし、現地に行ってみるとどうにもWi-Fiが安定しません。持っていった機器がうまく動かないだけではなく、どういうわけか既存のiPadの動作も不安定。・・・またしても追加工事が必要となりました。
Wi-Fiの動きがどう安定しないかといえば、ちゃんと電波は見えているし、強度も問題ないのですが、接続してもDHCPでIPアドレスをリースできない。IPアドレスを固定してみると接続できるので、ルータの設定を疑いました。
現場から保守業者さんに電話連絡し、リモート操作で状況を確認してもらうと、なんとDHCPの許容台数が9台(つまりIPアドレス9個)に設定されていました。急激にネットワーク機器が増えたため、DHCPリースが枯渇したというわけです。無理も無いです、こんな環境になるなんて誰も想定していませんでしたから。
気を取り直して作業再開。・・・しかし、まだWi-Fiがしっくりきません。今度は電波をつかんでは放し、また放してはつかみを延々と繰り返しています。たまに接続できるのですが、またしばらくすると接続が切れている状態です。
今度はルータではなく、APを疑います。設定画面にログインしてみて、また驚き。なんと今度はロードバランスが3台に設定されていました。APに同時接続できる機器が最大で3台という設定。これだって無理も無いです、こんな環境になるなんて(ry
というわけで、急にネットワーク機器が増える場合、その足回りの設定がちゃんと対応できるかを確認しなければこういう事態に陥りますという良例です。これはご家庭でも起こりえるトラブルですので、みなさんも気をつけましょう。
結局、全ての作業を終える前に本日は時間切れとなってしまいました。
(投稿者:ちゅん)