小さなことをコツコツと

ども。
6月~7月の予定が謎に混雑している担当ちゅんです。スケジュール管理は慎重にやらないと。

自治体DXの一環として、庁舎内におけるペーパーレス化の取り組みを進めています。なんでもかんでも紙が悪いというつもりはないし、私自身、紙は好きなのですが、やはり業務の中で物理的に紙が行き来する状況というのは効率がいいとは言えませんよね。さらに言えば、現在進行中の新庁舎の建設・移転の課題ではそもそも書庫が少ないという課題もあって、この取り組みは避けて通れないものになっています。

そんな中で、昨年から続けてきたのが「会議室という会議室にモニタを設置しておく」という取り組みと、「PCを持ち運びが容易なモバイルノートに変更する」という取り組み。これに加えて、本年度は文書管理システムを導入して、決裁は原則電子で行うものに変更していきますし、日々の業務ではMicrosoft 365を導入することでTeamsによるコミュニケーションも開放していきます。

このように様々な取り組みを複合的に行っていくことで、徐々にペーパーレスに近づけていこうとしているところなのですが、最近は会議を開催しても、自然とPCを持ち寄るようになってきていると感じます。それどころか、職員から「〇〇室では業務用のWi-Fiが利用できないので会議ができない。何とかならないか」といった、今までだったら信じられないような問い合わせまで来るようになりました。

結局のところ、小さなことの積み重ねでしか大きなことはできないわけで、日々、コツコツと種をまき、水をやってきたことが、ようやく開花し始めたような、そんな気分になっています。ペーパーレスに関して言えば、やはり最終的には職員の意識を変えてもらうことが重要ではあるのですが、その前提となる環境整備は必須。いくら「紙を使わずに会議をしてほしい」とお願いしても、「そもそもデスクトップPC使ってるんですけど」とか「会議資料を投影するモニタがない」「ネットワークが不安定で資料をダウンロードできない」などなど、あらかじめ想定できるトラブルってあると思います。こういうことを事前にどこまで解決しておけるのかが勝負だと思っています。

ペーパーレス最大のミッションは「電子決裁」だと思っています

(投稿者:ちゅん)

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ADでの共有プリンタ展開実験

てんちょです。最近外に出ていないのでそろそろ外勤に行きたいです。

引き続きプリンタの展開方法の検討。前回までは「ART EXドライバ」でテストを行いました。なんとなく行けそうだったので時間に余裕のあるときに各プリンタドライバをインストールし、現在稼働している複合機のセットアップファイルを一通り作成。共有フォルダにショートカットをまとめて配置して、それぞれのインストールテストも実施してみましたが、これはこれで使えそうな感触です。

さて今日はADでセキュリティーグループで制限を行って、共有プリンタを展開したいと思います。まずはテスト用に使用しているプリンタをサーバーにインストールします。どこにインストールするか悩みましたが、ファイルサーバーにインストールすることにしました。インストールしたプリンタに共有設定を行い、続いてグループポリシーを設定。共有プリンタのパスや配布対象のセキュリティーグループを選択して設定が終わりました。

配布対象のセキュリティーグループは自身が所属しているグループに設定し、ポリシー適用のため再起動してみると、共有プリンタがプリンタ一覧にでてきました!インストールしたいプリンタを個別に選択するものかと思っていましたが、対象のセキュリティーグループに自動配布されるのは便利。

ファイルサーバーにインストールしたので、ファイルサーバーを開くとプリンタが表示されてしまうことでしょうか。手動で適用できそうな気がするのでインストール先を変えないとダメですかね。異動などで所属が変わったときの動きなども気になるので、もう少し試してみようと思います。


設定もこれだけなので展開はかなり楽になりそうです。

(投稿者:てんちょ)

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マサルくん

ども。
今年度の事業が何一つ終わっていないのに、もう来年度のことを考えている担当ちゅんです。

自治体DXを推進していくために八雲町としての全体方針を策定して各種施策を進めているところなのですが、その中で、これまでなかなか手につかなかったというか、技術革新のスピードが速すぎて様子を見るしかなかったのが「AIの利活用」です。
そもそも、AIと一口に言っても幅が広すぎるんです。あらかじめ質問と答えを用意しておくことでコンピュータと対話ができる「Chatボット」もAIですし、正答率が低かった問題を重点的に復習できる「学習ドリル」もAI。そんな状況で「さて、AIの利活用って方針を立てたのはいいけど何をどうしていったらいいのやら」というのが本音でした。

しかし、やはりChatGPTに代表される「生成AI」が登場したことで「これだ!」と思いました。が、今度はその生成AIにも様々なサービスが存在していて、何を使っていくべきなのかわからなくなるという、まさに沼です。どうにも決めきれずにあれこれ悩んでいたのですが、ある日、同業者から「マサルくんがすごい」という話を聞きました。

デジタル田園都市 国家構想応援団
公務員業務の専用ChatGPT「マサルくん」
https://digital-supporter.net/dxgpt/

ChatGPTの有償APIが利用でき、かつ国が公表している様々な白書などを追加で学習させているという、「公務員業務専用」のサービス。どうすごいのかは直接サイトでご確認いただきたいのですが、自治体パートナーになることで「マサルくん」を無料で自由に使うことができるということで、ありがたい限り。実際に使ってみましたが、出力されたテキストには参照したデータ名が表示され、これなら公務で利用しても安心かな?と思いました。

そんなわけで、当町としてはこのたび、生成AIの利用ガイドラインを定めたうえで、職員が利用可能な生成AIとして「マサルくん」を指定しました。狙いとしては、まずはどのようなものなのか使ってみて、そして出力されたデータを見て「おぉ~!すごいな!」と感動してもらうこと。それだけで十分です。かなり志が低い感じがするかもしれませんが、いきなり有償のサービスを利用してしまったら、それに見合うだけの効果が求められますし、なんなら導入前にKPIの設定も必要になるかもしれません。今回はそういうのを抜きにして「まず使ってみてほしい」というアプローチです。さて、どのような結果となるか、しばらくは様子見の時間です。

マサルくんすでに数人の職員から「マサルくんいいね」と言われました

(投稿者:ちゅん)

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結局従来の手法に?

てんちょです。数か月前に衝動買いして一度も使用していなかった3ボタンキーボードをちょっと使ってみました。ひたすらコピペするだけの仕事ではかなり便利でしたが、そんな仕事はそうそうないのでまた半年ほど眠ることになるでしょう。

さてキッティングの件です。前回はプロビジョニングパッケージを使用してのキッティングのテストを行っていましたが、ドメイン参加がうまくいかず断念。あれから何度か設定も変えてみましたが、結局うまくいきませんでした。どうやらWiFiでの接続が絡んでいそうな感じですが、原因がはっきりしません。

プロビジョニングパッケージを読ませたあとにバッチファイルを実行してドメイン参加する方法も…ということでしたが、そもそもそれでいいのかと疑問が出てきました。目的は作業時間の短縮ですが、プロビジョニングで実行する場合だと結局それぞれの端末でアプリケーションのインストールが実行されます。パッケージや資産管理ソフトで実行させるのである程度手放しにはなりますが、インストール中に放置しておく場所も限られているのであまり時間をかけたくありません。

ということでここまで実験しておきながら、ゼロベースでキッティング方法をメモ帳に書き出してみました。現在検討しているそれぞれの方法で最小限の作業工程だけを書き出してみると、前準備でイメージ作成さえしてしまえば展開作業が一番楽なのはクローン展開という気がしてます。最低限とはいえ必要なソフトウェア類のインストールがそれなりに出てきてしまい、

まだ少し時間があるので、クローニングの方法としてWindowsPEも試してみようかと思います。これも前準備色々ありそうですが、今後の展開方法として参考になりそうな感じがするので、ちょっとやってみます。


WindowsPEもイメージの作成までできましたが、続きはまた来週やろうと思います。

(投稿者:てんちょ)

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いきなり防災訓練

ども。
台風1号が発生したと聞き、改めて身を引き締めている担当ちゅんです。

当町ではこの4月に組織の機構改革があり、防災などの対応を集中的に行っていく「危機対策課」ができました。我々の部門は危機対策とかなり密接で、今は何をするにも情報が全てといっても過言ではありません。災害が発生しても止まらずに使えるネットワークであることはもちろん、その後の対応もデジタル技術をフル活用していかなければ、これからの災害対応は難しくなるのではないかと考えています。

そんな中。本日、危機対策課から「会議室に来てほしい」と言われ、何も持たずに向かいました。すると担当から「今日は休日ですが、大雨で警報が出ている。町内は全域が停電、熊石地域との間にある峠は通行止め」と。そうです、いきなり防災訓練が始まったのです。シナリオは事前に知らされておらず、まさに「災害はいつ起きるかわからない」のそれです。我々以外にも総務や建設といった初動配備の担当が集まっていました。

情報部門としてはICT-BCPの初動版が整備済みで、発災後の動きは事前に想定してあります。すぐにサーバ室に向かい、各機器の稼働状況を確認。インターネット接続の可否や各拠点間の通信の可否を確認していきます。その後は会議室に戻り、状況の報告。「インターネットも拠点間通信も可能だったが、自家発電設備のない出先機関との通信はできなくなっている」「役場庁舎のWi-Fiは利用可能だがデスクトップPCは停電により稼働できない」など、簡潔に。さらに「非常用コンセントから職員が勝手に延長コードを引いているが大丈夫か」「自家発電はあと何時間利用できるのか」など、おそらく当初のシナリオにはないであろう質問も付け加え、本番さながらの緊迫した訓練となりました。

全体を通して気になった点はやはり「アナログ」であること。防災担当がホワイトボードに時系列で情報を書き出していくのですが、あっという間にスペースがなくなって「もう1台ホワイトボードを持ってきて」となっていました。この部分、大型のモニタにMS365のWhiteboardを投影しておけば、スペース不足になることもないし、離れた拠点からも同じ情報にアクセスできるのになと感じました(ただし電源と通信の確保という意味ではアナログが全て悪いわけではありません)。こういう気づきが得られるのも、訓練の成果だと思います。一つずつ改善して万全の体制を整えていきたいです。

ホワイトボード改善の余地ありなホワイトボード

(投稿者:ちゅん)

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