禁断のアレ

ども。
本日も私です。てんちょの記事を楽しみにされていた方、ごめんなさい。担当ちゅんです。

それにしても、機器の故障などのトラブルって、どうして忙しいときに限って起きるんでしょう。情シス部門あるあるですが、本当に不思議です。
本日は朝から夕方までびっしり予定が入っていて、出勤時には「よ~し、今日は頑張るぞ~」と気合を入れ、はりきって仕事に臨んだのもつかの間。ネットワーク保守業者さんから電話が来て「サーバが1台応答しないので見てほしい」と。そのときは「電源が落ちているのかな」程度に想像したのですが、どうも嫌な予感がします。

そして、その予感は的中。サーバ室にて対象のサーバを確認すると、ちゃんと電源は入っているものの、ネットワークが途切れています。電話で保守業者さんからの指示を受けながらあれこれと調べてみると、どうやら10Gの通信をさせるためのNIC(PCIe)を認識していません。物理的な故障が濃厚。そして、こういう話をすると「自治体なのにありえない」といったコメントが毎回数件来るのですが、そのサーバ、信じられないことに今年の5月で保証が切れていました。

こうなるともう禁断のアレしかありません。もう役割が終了して電源を落としてあった旧情報系サーバ。これの中に全く同じ型のNICが入っています。そうです、部品取りの決行です。普通のPCであれば、部品取り用のジャンクからパーツを取ってきて付け替えるなど日常の出来事ですが、それがサーバとなると若干の緊張と躊躇いが。でも、やるしかありません。NICが壊れたくらいで、我々はへこたれません。

で、こういう作業をやったことのある方ならお分かりだと思いますが、サーバといっても要は「平べったいPC」ですし、筐体はワンタッチで蓋が開くのでノートPCの保守をするより簡単です。作業が簡単な分だけ、事の重大さが際立つというか、「もしここでパチっと静電気が来たらおしまいだな」みたいなプレッシャーが見え隠れするわけです。ですが、今回は無事に作業を完了し、通信も復活。そもそもの「保証が切れていた」に関しては何も言い逃れするつもりはなく、以後、きちんと対処することで一件落着?となりました。事なきを得て本当によかったです。

交換中町役場の一般行政職でこの作業をした人は日本で私1人だけという自信があります

(投稿者:ちゅん)

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困ったときの100均

ども。
ダブルどころかトリプルブッキングを犯してしまった担当ちゅんです。

この部署に代々伝わる現場仕事の鉄則で「作業開始前に頭の中で仕事が終わっていなければならない」というのがあります。事前にシミュレーションして、必要な物品だったり道具だったりをきちんと用意しておく。発生する可能性のあるリスクを洗い出しておく。それさえできていれば現場での仕事などさして難しいものではない、つまり準備こそが全てなのだと。

ですが、それがなかなか難しいのです。今、我々は職員の業務用PC更新300台と、小中学校教員の校務用PC160台の更新を同時進行しているのですが、ふと「これを現場に配備するのはいいとして、電源コンセントって足りますかね?」と。普通に考えれば既存のPCとの入れ替えなのでACアダプタを差し替えれば数は足りそうなものなのですが、今回については外部モニタをセットで導入するので1人につき2口のコンセントが必要になります。「なんとかなるべ!」「いや、どうでしょうか」「う~ん」と、こんなありさまです。

同じような話で、今度は「外部モニタは台数分あるのですが、HDMIケーブルって買ってましたっけ?」と。これはさすがに「やばい!忘れてた!」となりました。
こうなるともう予定外ではありますが急遽調達して揃えるしかなくなります。すぐに町内の業者さんから見積もりをとって値段を確認したのですが、予定外の支出というには大きすぎる金額に閉口。すると業者さんから「100均で買ったら?」と。そうか、その手がありました!

普段はやらないのですが、今回は緊急。すぐに100均に出向いて「電源タップ300個、HDMIケーブル100本注文したいのですが」と。なかなかな個数ですが、なんとか注文完了。無事にすべてを揃えることができました。偶然にも100均で調達できたからよかったようなもので、もしこれが不可だったらどうなっていただろうかと思います。やはり、仕事というのは事前に頭の中で終わっていなければならないという教えは不滅です。今回の件をきっかけに、基本に立ち返ることの重要性を再認識しました。

電源タップまるで業者さんの仕入れのような状態

(投稿者:ちゅん)

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自分の記憶力を過信しすぎ

てんちょです。ちゅん氏は出張で不在。あちこちから電話が来ますが幸い大きなトラブルはパソコンにコーヒーこぼした連絡くらいです。

先日とある場所で”ネットワークがない場所で多人数でのファイル共有とプリンタの使用が必要”な案件がありました。昨年も同じ時期におこなった業務で、今回はそれに加えて”インターネットにもつなぎたい”ということでした。

昨年の時点で今回の業務は予告されていたので、昨年使用した機材をそのまま残して置いてありました。「そのまま持って行ってFreespotに接続してしまえばいいか」程度で考えていましたが、そのまま残して置いたつもりの機材を持って行ったところ、なにか色々足りないことが発覚しました。1年間置いておいた箱はいつの間にか別な場所へ(自分で)移動し、同じ場所に同じようなものが入った(自分で置いた)別な箱が。そんなことも忘れてまったく別なものを持って設置場所に行ってから気づくという事態です。

そういえばパソコン設置したような…あれ…NASもあったはず…たった1年前の記憶が曖昧なまま、戻ってもう一度探してみると一式全部ありました。再び会場に戻って接続すると昨年の設定がそのまま残っていて無事に設置完了。昨年は共有プリンタへの接続がうまくいかないこともあったようなので、共有のほかにドライバも別に用意して置いておきました。

今回、家庭用の普通のAPを持っていきましたが特にトラブルがなかったことに驚きました。多分50人くらいが接続していたんじゃないかと思いますが結構捌けるものなんですね。今年で終わりなようなのでもうこの一式を残して置く必要もありませんが、とりあえず置いておくなら箱にわかるように書いておくのは必要です。


昨年のブログを検索して色々思い出しました。

(投稿者:てんちょ)

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目標は10分

てんちょです。机に小型の扇風機を置きましたがかなり暑いです。さらなる対策が必要です。

USBメモリの起動失敗の件も解決し、いよいよ役場の業務端末のキッティング作業に着手しました。できる限りの時間短縮を目指して開始後からあれこれ試行錯誤しています。
まずクローニング後にOOBEでuserアカウントの作成などを行いますが、これも手入力を省きます。以前調べていたWindows構成デザイナーでパッケージを作成することにしました。クローニングソフト側で完了時に再起動、OOBEが立ち上がった際にそのままUSBメモリ内のパッケージファイルを読み込ませて自動化。

次にAdministratorの有効化ですが、これも構成デザイナーでどうにかならないかと思いましたが、プロビジョニング時にバッチで実行していいものかちょっと不安だったので、ファイルをUSBメモリ内に置いておくことにしました。一度userでログイン後に実行してAdministratorを有効化し再ログイン。

同じくプロビジョニングで作成したuserアカウントの削除、Wi-Fiへの接続、コンピュータ名の変更、ドメイン参加とそれぞれバッチファイルをUSBメモリ内に配置。これまで詳細設定を開いてなど手作業で行っていたことをバッチファイルを順番に起動させていくことで、できるだけ省きました。

クローニングソフトの起動からドメインへの参加までの作業時間を計測したところ13分58秒。10分切れるのではないかと思っていましたが。1時間当たり4台は作業できるので同時に4台やれば1時間16台。まぁいいペースですね。頑張れば1日に30台くらいは作業できそうな気もします。しかし実際に3台配備してみましたがモニタや周辺機器を配備するとなるとかなりしんどい作業になりそうです…。


プロビジョニングをもっと活用できればかなり時間短縮できそうですね。

(投稿者:てんちょ)

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SKYSEA Client View アワード

ども。
めずらしく出張が続いていて、ほぼ職場にいないおじさんになりつつある担当ちゅんです。

突然ですが、このたび本町が日々の業務で利活用している資産管理ソフト「SKYSEA Client View」のユーザーとしてアワードを受賞させていただき、東京都にて事例発表をさせていただきました。
当初、このお話をいただいた際には嬉しく思うと同時に「全く身に覚えのないアワードだ」と若干困惑しましたし、上司・同僚もみな「なんで我々が・・・」といった状況。ただ、何らか表彰を受けることは光栄なことでありますし、せっかくいただいた貴重な機会ということで私が参加することになりました。

当日、会場にてリハーサルを行い、その時にはじめてアワードの受賞理由を知りました。「積極的な情報発信」という部分がポイントのひとつであると説明を受けて「なるほど」と思いました。つまり、このブログでの情報発信の部分を高く評価いただいたと知り、これはやはりブログにて報告すべきであろうということで今日は記事にしています。よって、いつもは「空海」とぼかして記事にしていますが、今日は正式な名称できちんと書いています。

今回、アワードを受賞したからヨイショしているわけではなく、SKYSEAに関しては日々の業務を行ううえでなくてはならないツールであるのは紛れもない事実です。職員が利用している業務用PCを保守管理するうえで、リモート操作ができなければ現場までの移動時間だけで半日が終わってしまいますし、端末は誰が使っていて配備先はどこなのか、システムのバージョンは最新か否か、ログはどうやって取得するか、USBデバイスはどうやって制御するか、などなど、すでにSKYSEAがあることを前提とした業務をしています。そういう意味で、事例発表をするにも話題に悩むことはなく、むしろ「どの部分をクローズアップしようかな」と考えるほどでした。本当に、日々ありがたく利用させてもらっています。

で、今回の受賞理由にもなっている情報発信ですが、実は以下の記事が結構な反響だったんです。

Windows10 FUアップデート開始
https://www.town.yakumo.lg.jp/blog/information/index.php/2019/07/05/2338/

数えていないので詳細な数字はわかりませんが、たいへん多くの同業者様からお問い合わせをいただきました。1件や2件であれば「こうすればいいですよ」とノウハウをお伝えしますが、5件、10件と増えてくるにつれて、まるで私が製品サポートの人間かのような対応に。この時は「公式にこういった情報を発信した方がいいですよ」とメーカー側にお伝えしつつも、このブログがどこかの誰かの役に立っていることを嬉しく思っていました。

今回の事例発表後、数人の方から声をかけていただき、中には「感動しました」とおっしゃる方も。私からすれば「どの辺に感動ポイントがあったのだろう・・・」と思うわけですが、おそらくは「自分たちと同じようなことに悩み、頑張っている仲間がいるんだ」と思いを共有できたことがそこにつながるのかなと。そういう意味ではこのブログの開設趣旨とも一致しています。我々がやっていることは、普段職場で「できて当たり前」と思われているような地道な仕事ですが、そういうことを共有しあうことで「よし、明日からまた頑張ろう」と思えるような、そういう場って本当に貴重だなと思いながら帰路につきました。私もたいへん元気をもらいました!

発表スライド400人もの方々の前での発表、本当に貴重な経験となりました!

(投稿者:ちゅん)

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