とある取材対応

ども。
年を重ねるごとに1年が短く感じられていくというのは本当だなと思っている担当ちゅんです。これ、「ジャネーの法則」というみたいです。

昨日はとある雑誌の取材を受けました。普段は作業着で出勤しているので、たまにスーツで出勤すると職員から「あれ?今日何かあるの?」と結構な頻度で声をかけられます。そのたびに「実は取材対応で・・・」と説明するのが、なんとも気恥ずかしいものです。
どんな雑誌にどんな話題で記事が掲載されるのかは、その時が来るまで伏せておこうと思いますが、何にせよ、我々のようなものを取材いただけることはありがたい限りです。

取材は記者さんが対面で1人、ライターさんがオンラインから1人、それに関係者が2人。我々対応側はいつもの2人です。いそいそと取材準備が進められますが、オンラインで参加しているライターさんには我々の姿をカメラで投影したいと。さらには取材中の音声を傍聴しつつメモを取りたいのでマイクもオンにしてほしいとのことでした。最初は記者さんのノートPCでやりくりしていたのですが、途中でライターさんから「音声が途切れてしまってよく聞き取れません」となりました。

「ノートPCだけでは映像も音声も不便ですから、こちらでWebカメラとマイクをお貸ししましょうか?」と伝えると「えっ!!」という驚きの表情。ですが、考えてみてください。どこで、誰と話をしていると思ってるんすか!ってなものです。
そこから相手はなすがまま。迅速にマイクとカメラをセッティングし、ライターさんも「ばっちりです!」ということで、やはりこういう時は情シスが役に立つなあと思います。

肝心の取材内容ですが、和気あいあいと会話をしつつ、あっという間に終了しました。・・・が、終了後はどっと疲れが。それはそうです。2時間半もほぼノンストップで話し続ければ誰でも疲れますよね。そして本日、取材対応のお礼メールが届いておりましたが、そこには「お二人ともブログを書かれるので、プレッシャーも感じますが、お気づきの点など、校正の中でご指摘いただけますと幸いです。」と書かれていて爆笑しました。本職の記者さんとライターさんにかなうわけないだろうと思いつつ、このような貴重な機会を楽しみたいと思います。

取材対応中の風景今度はぜひ弊ブログのことを取材してください!

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | 2件のコメント

編集でどうにかする

てんちょです。3月に入ってしまいました。今年の年度末は平日、しかも月曜日ですよ。情報担当のみなさん頑張りましょう…。

庁内向けに開催される説明会、会議室に職員を集めて開催されるものもありますが、動画の録画配信で行うことも多くなりました。今年度もDX推進全体方針やTeamsの説明会などこちらが主体で発信したいものだけではなく、選挙事務の説明会、集合研修を撮影したものをアーカイブ配信したりと他課の案件もやってます。おかげで動画編集スキルも向上してきました。

先日はあるシステムの説明会を動画配信したいということで、撮影と編集、動画の公開までをお手伝い。前半は趣旨説明、そこから業者さんから提供いただいた資料ベースの説明動画とデモ動画を挟んで、最後に補足説明の流れです。動画の撮影は前半と最後の職員の説明部分のみで、ビデオカメラとキャプチャデバイス等を使って撮りました。原稿や資料もしっかり作り込んできてくれているので、撮影もほぼ一発撮りで終わってくれるので毎回助かってます。

素材となる動画が集まってあとは編集するだけなんですが、業者さんの説明部分が思っていたより長いのもあって、ざっくりカット編集して繋げたところ1時間を超える大作となってしまいました。さすがにこれを公開しても見るほうが大変そうです。そこで資料の切替や説明途中の途切れた部分を細かくカットすることにしました。少しでも短く、それでいて違和感のないように…と頑張りましたが、出来上がった動画はどうにか1時間を切る程度。秒単位のカットを繰り返したところで数分の短縮しかできません。

そこで動画の速度をギリギリまで上げてみることに…110%、120%と上げていきましたが、思ったより違和感がありません。130%まで上げてみましたが、話者によってはこれでも普通に聞き取れるレベル。説明を聞き取りやすいように丁寧に喋ってくれていたことで、速度上げても違和感が出なかったのかもしれませんね。しかしながら長すぎると聞いてくれなくもなるので、ここは思い切って速度を130%に設定して編集をすることにしました。一部110%に戻しましたが、さらにカット編集も見直し、最終的に43分の動画に収めることができました。これで無事に公開されます。違和感なさ過ぎて言わなきゃわからないはずレベルに仕上がったので、再生速度を上げたことは喋っている本人には秘密。


よく「カメラの予約はどこでできますか?」と聞かれますが、私物です。

(投稿者:てんちょ)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

原因はUPSの故障?

ども。
2月をどうにかあと2~3日延長してもらえないかと感じている担当ちゅんです。

先週の3連休中に、とある出先部署で電気保安業務が行われました。全館停電の対応で、受電設備などの定期点検のようでしたが、現場から緊急の連絡(休日出勤お疲れ様です)。「検査が終わって電気を復旧したのだが、PCがネットワークにつながらなくなっている」とのことでした。
ひとまず電話で状況を確認すると、本来は点灯するはずの無線APのステータスLEDが全消灯しているということで、APが何らかの要因で起動できないことが原因であるとあたりをつけました。すでに夕方であり、私自身もすぐに駆け付けられる状況ではなかったので、翌日の対応とすることにして一晩様子を見てもらうことになりました。

翌日出勤後に確認するも状況は変わらず、現場に向かいました。APを接続しているPoEスイッチは問題なく動作しており、管理画面からステータスを見るも、エラーのログは見受けられません。ですが、APは起動していません。LANケーブルを抜き差ししてみたり、スイッチを再起動してみたりと、基本的な対処法は一通り試してみましたが、状況は改善せず。
周囲の状況も含めさらに確認を進めていくと、このPoEスイッチの電源は「UPS OUT」と書かれた赤色のコンセントに接続されていることがわかりました。さらに、このコンセントのVVFケーブルを辿っていくと、750VAのUPSに接続されていました。つまり「延長コードでUPSにつながっている状態」ということですね。

それで、もしかしたらUPSの不具合で「スイッチの動作に必要な電力が出力されていないのではないか」と推測。今どきのAPは、IEEE 802.3af(PoE)ではなく、802.3at(PoE+)が求められることがほとんどで、今回のケースもこれに該当します。最大で30ワットの供給が必要であり、その分だけスイッチが消費する電力量も大きくなっています。
だからといって、PoE以外の機能は正常なので「まさかね」と言いながら、試しに電源ケーブルを施設の壁にあるコンセントに接続。すると、その「まさか」が的中。これまでウンともスンとも言わなかったAPが元気に動き出しました。

再度電源ケーブルを元のUPS経由に戻すと症状が再現できることから、おそらく原因はこれで間違いはなさそうです。その後、UPSの様子を確認しましたが、なんと10年選手でした。故障とは断定できないものの、私が思い浮かべたストーリーとしては

  1. 停電作業により一時的に電力供給はUPSのバッテリーで行われた
  2. 復電後は商用電力に切り替わったが、その際に電圧が不安定になった
  3. スイッチへの電力供給が不足した
  4. 結果としてPoEでの電力供給ができなくなった

こんな感じではないかと。最終的には保守業者さんに診てもらうことになりますが、さて、予想通りとなるでしょうかね。

怪しんでいるUPSバッテリーのステータスは異常なしですが・・・

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

デモ機で実験

てんちょです。昨日の暖かさはどこへ…。

現在、八雲町の勤怠入力は各々のPCからブラウザ上で出勤・退勤を押すことで勤怠システムに打刻されるようになっています。ただPCの起動が早くなったとはいえ、起動するまで待たなければならない、PCに問題があった場合は打刻できないという問題もありました。そんなこともあってなのか、今回は打刻機のデモ機を借りられることになったらしく、準備することになりました。

ベンダーさんに打刻機に設定するIP等を連絡したところ、翌日にはデモ機が届き、早速試すことができる状態になってしまいました。まさかこんなに早く来るとは…。現物が届くまでどんなものかわかりませんでしたが、どうやら有線でネットワークにつないで、非接触のICカードをかざすと出勤・退勤の情報がカードのIDMと一緒に勤怠システムに送信され、職員情報に紐づけてあるIDMに勤怠情報が登録されるということのようです。

打刻にはFelicaやMifareなどの非接触ICカードが使えると聞いていましたが、どれが使えるカードなのか見た目だけではよくわからなかったので、手持ちのカード類を使っていろいろ実験てみました。財布の中に入っていた交通系ICカード、非接触決済対応のクレジットカード、さらにiPhoneのウォレットに登録していた交通系ICやクレジットカードなども反応しました。端末のログから読み取ったIDMを確認してみたところ、全て16桁だったので読み取ったカードはどうやら全てFelicaだったようです。Felicaなら何でもいけるということで、スマートウォッチなんかも使えるようですね。導入されたとしたら専用のカードを用意することになるんじゃないかと思いますが、スマホでできるのも便利かもしれません。

ログ確認のついでに端末の設定を見ていたところ、”無線LANモジュール設定”なる項目が。SSIDやらセキュリティ設定やらWiFiで接続した場合の設定項目が並んでいます。もしかしてオプションでWiFi接続できるのかも…と本体の裏ブタを開けてみるとUSB端子がありました。これはUSBアダプタを繋いでみるしかありませんよね。手持ちのアダプタを接続して設定してみたところあっさりWiFiで接続されました。これは便利。デモ機の設置場所に有線LANのある場所を探していましたが、これなら場所も気にせずどこでも置けますね。


よくある機器ですが触ってみると楽しいですね

(投稿者:てんちょ)

カテゴリー: つぶやき | 2件のコメント

AP取付工事から発展したディスカッション

ども。
本日は隣席てんちょが札幌出張。1週間のうち2日間しか一緒に働かないレアな週となりました。担当ちゅんです。

少し前の話になるのですが、とある部署から相談を受けました。内容は「来年度、事務所で無線LANを使えるようにしたいと思って業者さんから見積を取ったら、思いのほか高額で困ってしまった」というものでした。
見積書を見せてもらって内容を確認してみましたが、正直にいえば「妥当」とは思いました。でも、自宅で無線ルータを買ってきてWi-Fi環境を作るイメージで考えれば、高いと感じる人もいるのかも。このあたりは判断が分かれそうな話です。

で、当然、そのあとはやっぱり「何とかなりませんか?」と。本来、事務所にAPをつけたいとなったら、もしかしたら我々の部署の業務になるかもしれないところ、原課が自ら見積を取ってみたことに対してはありがたくも思う反面、その結果として「思いのほか高額」な費用がかかるものを、我々が業務の範疇として処理してしまうことはどうなのか?という葛藤も・・・。検討の結果、今回は「新しい機器を用意することは難しいけど、他で取り外した機器の再利用であれば」という条件で、来年度を待たずに直営工事の案件となりました。

とはいえ、作業自体は何のこともない簡単なもの。HUBに短めのLANケーブルを接続し、その先にPoEインジェクタを設置。インジェクタのOUTからAP設置予定箇所に向けてLANケーブルを伸ばしていって下準備は完了。AP自体は壁に取り付けることにし、取付金具をネジで固定。ケーブルはもともと壁面に取り付けられていたメタルモールを共用させてもらうことで隠蔽。その後、APを起動して若干の設定を施し、接続テストをクリアしたところで工事完了です。現場は、あっという間にWi-Fiが利用できるようになって、原課の職員は大喜びでした。

その後、道内の同業者の仲間たちに、このことを思い出して話しました。そこでは「いかにも自治体の情シスらしい話だね」「自分もこの前同じようなことをやった」といった声や、「こういう依頼が来るのは俺たちが普段からやりすぎているせいなのかもね」「何が正解なのかわからないよね」といった意見、さらには「本来はどのくらいの費用がかかるのかを(今回のように)相手にきちんと理解してもらうべきだ」など様々。前述の見積に関しても「どう考えても妥当、むしろ安いくらいだ」という意見もあり、気楽に話をしたつもりが、思いのほか濃いディスカッションに発展しました。おそらく、同業者の皆さんも普段からこういう経験もされる中で、少なからず葛藤のようなものもあるのだろうと思います。
・・・と同時に、意図したわけではなかったですが、日頃からこういう本音でのディスカッションができる仲間を持つことができて、つくづく自分は幸運だなと思うのでした。

APの取り付けメタルモールの隙間からLANケーブルが出ているのがおしゃれです

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする