プリンターの調達仕様書を書いています。プリンターのメーカーサイトで、基準とするプリンターのスペックを参考とする訳ですが、見慣れない単位が出てきました。それは ipm です。
プリンター性能の一要素である「速さ」を現す単位です。簡単に言うと、1分間に何枚の印刷が出来るかという事です。この測定方法ですが、A4用紙への印刷でも、縦向きと横向きでは速度が違ってきます。用紙にびっちり文字があったり、写真が大きく貼られていたりしても差が出るでしょうし、色使いでも変わります。カラーよりも白黒の方が当然早いはずですよね。この速度を左右するテスト印刷の内容は、各メーカーでバラバラだったみたいです。結果「A4横のモノクロ約15ppm(当社測定値)」の様に表示されていました。この単位がppm(page per minute)で、1分間に何枚印刷できるかの単位なのです。
そして今回発見したのが、ipm です。image per minute ・・・ image? 調べました。ipmは、ISO(国際標準化機構)が定めた測定方式に基づく客観的な入出力速度の単位だそうです。
問題の、各社独自だったテスト印刷の内容は、さり気無く上手く(速く)行くように、各社工夫をしていたに違いありません。今度はそうではありません。ガチ、国際標準です。ISOが定めた測定方法となりました。結果、インクジェットプリンタの場合、今度のipm値は、今までのppm値に比べかなり厳しい数値となるようです。半減する場合も・・・?
ちなみにレーザプリンタの場合、紙面がどれだけ文字や画像で埋まっていても、一定の速度で紙を送り、一気に印刷する仕組みなので、ipm=ppm と差は出ないらしいです。
インクジェットプリンタの印刷速度が、いつの間にかipm表示に
(投稿者:92)