ども。
このところ、夜な夜なサーバ室に篭ることが多くなっている担当ちゅんです。
何も起きなければ立ち入る必要のない部屋。そこに夜な夜な篭るということは、すなわちトラブルが発生しているということでして。相手は機械、ましてそこに通信がからんでくると、目には見えない相手と勝負しなければならず、なかなか一発で問題解決に至らないもどかしさがあります。
保守業者さんとも色々と協議しながら、対策を練っています。先日は「サーバ内部のこの部品を交換して様子を見てはどうか」という策が示され、作業を行うことに。
早速、サーバをラックから取り外します。ラックに収まっているサーバを手前に引き出し、落下防止のロックを外すとラックからスポッと抜ける構造です。まずはレールに固定されているネジを外します。
・・・が、ここで驚きました。なんと今回のサーバ、使用されているネジが「トルクス」ではありませんか!
外国製の家電製品や、車などによく使われるトルクス。ネジの頭が星型(正確には六角形)になっているものです。見たことありますか?私が好きな「林檎」のコンピュータにもよく使われていますよね。
Wikipediaによれば、このトルクスネジ、特にヨーロッパではプラスネジを抑えて主流になりつつあると書かれています。どうやら、プラスネジよりも「なめり」づらいという利点があるようです。でも、ここは日本です。急にトルクスとか、やめてほしいですよまったく。
一瞬たじろぎました(と、同時にマイナスドライバーを探し始めました)が、どうやらこのサーバにトルクスが使われているというのは常識のようで、業者さんはしっかりトルクス用のドライバーを持参されていました。無事にラックから取り外し、部品の交換作業・・・と、今度はお約束、サーバ筐体もやっぱりトルクス!パーツの固定に使われているネジもトルクス!結局、プラスネジは1本も使われていませんでした。
もし私が一人で保守にあたっていたら、完全にアウトだったこの話。後日、上司92氏に話すと、やはり「常識」と返ってきました。ひとつ勉強になったと同時に、今度からは工具の中にトルクスドライバーを隠し持っていようと思います。
と、いいながらもプライベートではちゃんと持ってます。
(投稿者:ちゅん)