信頼性モニタ

ども。
八雲地域は久しぶりに快晴になり、半袖になった担当ちゅんです。

さて、この仕事をしていると、やはりトラブル対応はつきものです。そうしたときには「いつからこの症状が出始めましたか?」とか「最近インストールしたものはありませんか?」などと聞いたうえで、手がかりを探すことが多いです。
ところが、一台のPCを複数人で使っているような場合は、「いつからかわかりません」といったことも多いのが実態です。
先日もこうした事案に出くわし、「これはイベントビューアでログを辿っていくしかないな」とあきらめかけたのですが、イベントって数が膨大すぎて読み解くのも大変ですよね。で、どうにか楽ができないかとWebで色々と調べているうちに「信頼性モニタ」の存在を知りました。

イベントビューアのログ情報を、日付ごとにグラフ化して表示してくれるという、まさにSEにとっては「これだ!」と思えるような素晴らしいツール、しかもこれ、Windows純正です。
では、そんなに良いツールをなぜいままで知らなかったかといえば、Windows 7 からはものすごーく分かりづらい場所に追いやられて、よほどのことがないと、まず見つけることも不可能となっているから(Vistaまでは管理ツールの中にあったようです)。

では、開き方を。まず最初に、いきなりですが番外編みたいなことを書けば、一番簡単に起動するには、「ファイル名を指定して実行」もしくはスタートメニューの「プログラムとファイルの検索」から

perfmon /rel

この文字列を入力してEnterするだけ。これだけで、見たことの無い人は「おおーっ」と声を上げてしまうような、それはそれは見やすい管理画面が出てきます。
しかし、これはあくまで番外編。普通の人が普通に画面上の項目をクリックしただけでここに辿り着こうと思ったら・・・。

 (1) システムのプロパティを開く
 (2) 画面左下にある関連項目からアクション センターを開く
 (3) メンテナンス(M)の右側にある下三角のボタンを押す
 (4) 問題レポートの解決策を確認の中の信頼性履歴の表示を押す

これでようやく開くことができます。なぜこんなに深い場所に沈めておく必要があったのかは不明ですが、このツールをもっと早く知っていたら、救えたPCもある・・・かもしれないと思うのでした。これって常識でしょうかね。

SS
世のSEのみなさん、もし使ったことがなければぜひ。

(投稿者:ちゅん)

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XPの草原壁紙

今時何故?と首を傾げそうな話ですが、窓XPのインストールを3台ばかりしました。リカバリがSP2だったのでCD-ROMからSP3まで更新しておきました。当然、ネット上にアップデートの仕組みは既に無く、特殊用途のPCなのでこれで勘弁してもらいましょう。やむにやまれぬ、窓XPですが、今後何があっても自己責任ですよと、強く釘を刺したのは言うもでもありません。

さて、セットアップ終了後に「草原」と言う名称の壁紙と、久しぶりのご対面となりました。何か懐かしいです。この壁紙の風景ですが、わが町の「育成牧場」によく似ていると、以前から思っていました。この話をしたら、周りから実在する風景だと言われ、今更ながらググってみました。調べたところ、米国カリフォルニアのソノマ郡にあるワイン農場の風景を撮影したものだと分かりました。写真の名前は「Bliss」で、カメラマンはCharles O’Rear氏だそうです。その写真をMSが買い取り、 窓XPの標準のデスクトップの背景(壁紙)となったようです。買い取り価格は、史上2番目の高額だったとか・・・。現在は、この丘一面が「ブドウ畑」となっていて「草原」ではなくなっているようです。諸説の中には、元々は実写写真でしたが、壁紙用には多少デジタル処理がなされているとも書かれています。

でも、この草原・・・育成牧場っぽいよなあ~。ちなみに撮影場所は、北緯38.248966度 西経122.410269度だそうです。

草原は実写のbliss
このことについて興味の湧いた方は、GIGAZINEが詳しいです。

(投稿者:92)

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USBを挿すと必ず最初は失敗する法則

ども。
ラーメンがあれば生きていける担当ちゅんです。

その昔、「マーフィーの法則」というのが流行りました。ユーモアがある経験則をまとめたもので、例えば「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」というのが有名どころでしょうか。
それに近いものがありますが、私が密かに「法則」と呼んでいるのがUSBなのです。

USBには裏表の概念があるので、決められた向きにしか挿さらないのですが、どうしてか必ず一発目では挿さらないように感じています。そうかと思って裏面にしても挿さらず、結局は最初の向きで合っていたという。「どうして挿さらないんだろう!これはきっとマーフィーの・・・」といった具合です。

そんな中。外勤先で偶然見つけたプリンタケーブルに驚きました。そのケーブルのパッケージには「両面挿し」と書かれていて、差込口に裏表の概念がないと。ついに法則が崩れる日が来たのでしょうか。
コネクタを観察してみると、原理としては単純で、基盤が薄く作られていて、金属の接点が裏表両方についていました。

その後、事務用品販売メーカーのウェブサイトで確認してみると、プリンタケーブル以外にもUSBメモリなど、種類は少ないようですが両面挿しのモデルが存在しているようです。でも、これは偶然かもしれませんが、USB3.0のモデルでは見つけられませんでした。技術的に難しいということなのでしょうか。
素人目からすれば耐久性はどうなんだろう・・・と多少心配もありますが、今度見かけたら買ってみたいなと思っています。

バッファローさんの「どっちもUSBメモリー」の説明
バッファローさんの「どっちもUSBメモリー」の説明がわかりやすいです。

(投稿者:ちゅん)

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壊れたらとりあえず治す。これ性分?

何気にパソコンの修理を頼まれました。いったい何屋なんだ?まあ、アフター5のお楽しみということで、作業をすることにしました。

このPC、電源アダプタの受け側(ジャック)が奥に押されており、正常にプラグが刺さりません。当然、電源の供給が出来ずバッテリーを使い切り、起動すらしなくなっていました。このままでは、バッテリーに充電される訳がないのですが、何故かバッテリーの不良を疑ったらしく、新しい物まで調達したようです。でも、それじゃ・・・。

早速分解して、ジャック部分を確認です。よほど強く押したのか、ジャック部品の外側プラスチック(凸)が割れています。このせいで、筐体の凹にはめ込んでも、簡単に奥の方に押されていくのでNGです。この部品、接点側(内部)は正常なのでホットボンドで固めてやろうかとも思いましたが、似た部品を発見です。同社の異型番PC(勿論ジャンク)から部品をハゲタカしました。ジャック部分は全く同じで、行けそうです!あれっ?でも基盤側のコネクタが違いますね。残念です。しかし、ここで諦めはしません。コネクタ部分を交換です。絶縁用の熱収縮チューブを予めとおしておいて、何時もの様にはんだ付けです。修理完了!ばっちりです。

早速、電源ON!問題なく起動し、充電も始まりました。せっかく治したPCなのですが・・・。画面は15.4の1280×800つまり16:10、OSも少し残念なVistaでした。私的には、もう勘弁してやっても良さそうなPCなのですが、依頼人から大変感謝されたので、まあ良かったのかな?チャンチャン!

今日もはんだ付け
コネクタをはんだ付けし直し、電源ジャックを修理するの図

(投稿者:92)

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NAS緊急引っ越し作業

ども。
疲労蓄積からか、居間で寝てしまって朝を迎えた担当ちゅんです。

さて、5月8日に投稿した「管理者不在が悲劇を生む」というタイトルの記事を覚えていらっしゃるでしょうか。とある中学校に設置されているファイルサーバ(Windows Storage Server)を偶然確認すると、RAIDにエラーが出ていて、壊れかけだったという内容でした。
本日は、中学校が開店休業となる「中体連」ということで、そこをめがけてNASの引っ越し作業を行いました。

朝から学校を訪問し、対象のファイルサーバを停止。正直、こういう状態のNASをシャットダウンして、再び起動するかどうかの保証はないのですが、そんなことを言っていては仕事になりません。勇気を持って敢行です。

その後、これを職場に持ち帰って、引っ越し作業の下準備を行いました。書き出すとこんな感じです。

 #1 LANケーブルを挿さずにdomain admins権限で暫定ログイン
 #2 ローカルのAdministrators権限のユーザのパスワードを変更
 #3 ドメインからワークグループに変更
 #4 IPアドレスを引っ越し先のNASの体系に変更
 #5 共有されているフォルダ(ファイル)の確認
 #6 リモートデスクトップ接続を許可

本当は、ドメイン環境下でアクセス権の確認が必要ですが、事は一刻を争うという判断で今回は省略。
下準備が整ったところで、いよいよ引っ越し先のネットワークにLANを接続。「壊れかけのNAS」にリモートデスクトップ接続し、引っ越し先のNASの対象フォルダをネットワークドライブに指定。
そして、ここからが今回の作業のポイントですが、Windows標準のコピーではエラーが出ると途中で止まってしまう恐れがあったので、フリーソフトの「FastCopy」を利用。ネットワークドライブを設定したのはこのためです。コピーする速度も速くなるような気がしますが、もっぱら、エラーとなったファイルのログを取る目的で。

あとはセッションを保ったままリモートデスクトップから抜けて、定期的に作業の進捗を確認していきます。ローカルとはいえ、平均して25MB/s(200Mbps)と速度は上々。やっぱりFastCopyだから速いのでしょうか?ネットワーク越しに使ってもあまり意味がないと思っていたのですが、今後は少し考え方を改めたほうがいいのかもしれません。
最後に、エラーとなっていたファイルのログを取得し、個別対応。今回の場合、なぜかアクセス権で所有者がいないフォルダが存在していて、そこがアクセス不能になっていたみたいです。ツールを使わずにコピーしていたら危なかったです。

ということで、なんとか無事に作業完了。明日からはバックアップ完備の新しいNASで快適な業務を行っていただけます!
・・・ちなみに、後から「壊れかけの」を確認してみると、データはタスクで外部のNASに定期バックアップされていました。ある意味当たり前と思えますが、せっかくの仕掛けも引き継がれなかった時点でアウトです。現場の職員へのヒアリング段階では、誰もこの存在を知りませんでしたから。

作業中
なんとか職場でも起動してくれて、本当にホッとしました。

(投稿者:ちゅん)

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