ども。
事務仕事に取り掛かろうとすると電話が鳴る担当ちゅんです。
とある案件で、PCを調達することになりました。今回は珍しく?ユーザーの希望を聞いて、好みのタイプのPCを調達することになり、希望調査をしていました。
通常、PCのタイプといえば大きく分けて2種類で「デスクトップ型」か「ノート型(ラップトップ)」のどちらかです。それが決まったら、具体的にCPUのスペックやメモリ・ストレージの容量などの細かな仕様に移っていきます。
今回の場合も、特段何も考えずに「デスクトップとノートどちらがいいですか?」と聞いていたのですが、どうやらその選択肢では不足だったようで、現場からクレームが・・・。聞けば「一体型じゃなければ困る」ということのようです。
ここにきて、まさか「第3の選択肢」があるとは思いませんでした。一体型PCとは、モニタとPC本体が一体となったデスクトップPCのことを指します。「ノートPCと何が違うんだ」と言われれば答えに困ってしまいますが、つまりは、
・ノートPCよりも画面のサイズが大きく、
・キーボードとマウスがPC本体とは別に接続され、
・PC本体がモニタ側に内蔵されているため省スペースで、
・やけに家電っぽい
のが一体型と呼ばれるPCでしょうか。結局はあくまでデスクトップPCのカテゴリーに属している変則的なPCという扱いなのかもしれません。
これの良いところは、通常のデスクトップPC並みの画面サイズを確保しながらも、デスク周りを占有せずに済むというところでしょう。場合によってはマストな選択肢ですし、行政職場でもわざわざ一体型を指定して調達しているところがあるという話を聞いたことがあります(理由はよく知りませんが)。
ただし、保守をする立場の人間からすれば、これはかなり厳しい選択です。
万が一、モニタが故障した場合、PC本体が無事であっても一式で交換修理が必要になることも。また、部品も汎用性がなく特殊なものだったりして、プライベートで何度か一体型PCを修理した経験があるのですが、かなり苦労した経験があります。これが職場に導入されるとなると・・・正直、故障しないことを祈るばかりです。
逆にいえば、故障時の保証サービスなどが万端な場合(交換品先出しなど)は、どこが故障したのかなどの一次診断不要で、ポンと交換してお終いにできる話でもありそうなので、贅沢な環境かもしれませんが、そういう選択肢もアリなのかもしれませんね。
富士通さんのウェブサイトより。まさにメリットはコレですが・・・。
(投稿者:ちゅん)