ども。
日焼けした腕が脱皮を始めた担当ちゅんです。痛い・・・。
ブログで「さようなら」と言うのが恒例になりつつあります。一昨日、惜しまれつつもWindows Server 2003(以下2003SV) のサポートが終了しました。ご家庭用ではないサーバーOSですので、かつてのXP騒動のような大きなニュースにはならなかったようですが、我々のようないわゆる「社内SE」と呼ばれる職種の方々にとっては、それはそれは戦々恐々としたものであったわけです。
IPA 情報処理推進機構:Windows Server 2003のサポート終了に伴う注意喚起
http://www.ipa.go.jp/security/announce/win2003_eos.html
なぜなら、2003SV で動作しているアプリケーションがあったとして、それがそのまま最新の 2012SV で動作するという保証は全く無いわけでして。・・・というより、ほぼアウト。その場合、サーバーOSの更新に引きづられる形でアプリケーションも更新しなければならなくなり、もっといえばハードウェアも最新OSが動作するスペックを満たす必要がでてきて、結局は全てを更新する羽目に。膨大な費用と、多大なリスクを抱えることになるのです(もちろん、サポート終了後も引き続き使っていくリスクのほうが大きいですが)。
さて、我が社の場合はどうかといえば、実は2003SV問題はほぼ100%解消済みの状態です。バックオフィス系の一部システムに2003SVが残っていますが、それも更新タイミングが若干ズレただけで、近日中に更新することが決まっています。
さして苦労することなくこういう状況に持っていけた大きな理由は、やはり「クラウド化」と「仮想化」にあったと思っています。
この数年「サーバー室からサーバーを減らそう」を合言葉にどんどんリプレイスを進め、総合行政システムやグループウェアなどはすでにサービス利用形態(クラウド)に移行済み。どうしてもローカルに置かなければならないサーバーは、管理用サーバーにHyper-Vで仮想化して集約。こういうことをしていたら、2003SVはいつの間にか、気がつかないうちに居なくなってました。そもそも、OSの耐用年数よりもハードウェアの耐用年数の方が先に来てしまって、そのときにわざわざ2003SVを指定して購入するような特殊なアプリケーションも無かったという話なのかもしれませんね。
唯一の生き残りもあと僅かで任務終了となります。少し寂しい気もします。
(投稿者:ちゅん)