ども。
結論を先に言えば昼食抜きになってしまった担当ちゅんです。
今日も学校PCドメイン移行作業を続行です。気がつけば、小中学校の夏休みは本日で終了。我々の作業も、本日の作業を入れて残すところあと3校となりました。
さて本日は、回線速度に若干不安のある「FWA(固定無線アクセス)」環境の学校での作業。インターネット回線として5GHz無線を利用している学校です。FWAについては、当室が公開している下記リンクよりご確認いただけます。
黒岩、山崎、野田生、東野でBBサービス開始
http://www.town.yakumo.lg.jp/modules/joho/content0004.html
光回線には遠く及ばないにしろ、ADSL並みには速度が出るはずです。ドメイン移行作業程度の負荷であれば、何ら問題ない「はずでした」。
その「異変」は学校に到着して作業を初めてすぐに気がつきました。妙に速度が出ていないのです。おなじみのBNRスピードテストで速度を計測してみると、100Kbpsを下回るくらいのジリ貧。それが原因で、ドメイン参加もエラーになってしまう有様でした。
※ちなみに、ドメイン参加時って、それなりの通信速度(通信の質?)が求められるような気がしています。詳しくはわかりませんが、不安定な回線だとうまく参加できないことが多いです。
すぐに回線事業者に電話。症状を伝え、詳細に電波を調べてもらうと、どうやら樹木などで電波が遮へいされて、十分な電波強度が得られていないことが原因とのこと。FWAにとって、今の季節が一番やっかいです。冬は問題なくても、夏場に樹木の葉が覆い茂ることで見通しが取れなくなることがあるからです。
急いで学校の外に出て、基地局までの見通しに大きな樹木が無いか確認。すると、すぐ目の前に現れた「巨木」の雄大さに、思わずため息がでました。
そこには『八雲町保存樹』の標識とともに、それはそれは見事なイチョウの木があったのです。
これには驚きました。保存樹ですから、当然「切っていいですか?」とならないのは言うまでもありませんが、仮に保存樹でなくとも切り倒すなどという考えには到底至らないであろう圧倒的な存在感。樹木のことはよく分かりませんが、それでもこの木は凄いのだということはすぐに理解しました。
これには成すすべなく、学校に設置しているアンテナの位置を変えることで対応するほかなさそうです。結局、学校での作業も仕切りなおしとなり、その後の日程に大幅な遅延が・・・。昼休み返上での仕事となりました。
ちなみに、この保存樹のことが気になり、当ウェブサイト人気ブロガーの「しげちゃん(郷土資料館学芸員)」に電話取材。すると、「確かに、そのイチョウの木は保存樹です。資料によれば、指定れたのは1979年ですね。」とのことで、何と35年以上も前から保存樹に指定されているということがわかりました。「樹齢は分かりますか?」と聞くも「はっきりしたことはわかりませんが、他の保存樹は400年とか500年とか、そういうレベルなので、少なくとも100年以上だと思います」とのことでした。
間違いなく、私が今まで見たことのあるイチョウの木の中で一番大きな木でした。八雲町内にはまだ多くの保存樹が存在しているみたいなので、こういうのをオープンデータ化していけば多くの人に知ってもらえるんじゃないかな~と感じています。
どのくらい太いのかをお伝えしたくて撮影した1枚。見事なイチョウです。
(投稿者:ちゅん)