職員室の引っ越し準備

ども。
道南には絶対に梅雨が存在すると信じて疑わない担当ちゅんです。

町内のとある中学校で大規模な改修が行われています。外壁から内装まですべてきれいにお色直しされる大プロジェクト。我々はいつもどおり情報システム周りや校内のLANなど情報部門の管理者(正式には教委が管理者なのでその補助)として、プロジェクトに参加しています。

それにしても、この数年で情報部門はずいぶんと社会から認知される存在になったなあと思います。
というのも、私が2019年に本ブログに投稿しているコンテンツ「職員室の引っ越し作業」を改めて読んでみたところ、当時別な学校の改修時には職員室を仮設する際の工程が工事の中で一切考慮されておらず、我々がExcelで図面を書き、LANケーブルを張り巡らして、さらに復旧時にはそれを撤去してとなかなかの作業を自営でやっていたんですよね。今回は工事発注の際にあらかじめ「職員室の仮設」という工程が組まれていて、学校とのスケジュール調整やLANケーブル・電源の仮設などすべて電気工事の業者さん主体で進んでいます。「本来これが当たり前です」という話なのかもしれませんが、時代は変わったなと、そういう話です。

そんな状況で、仮設職員室のレイアウトやネットワークの図面も、当然のように業者さんから送っていただけることに。Excel図面とは大違いの、ちゃんとしたCADの図面です。こちらでCADのファイルは扱えないためPDFにしたものを送ってもらって、結局はPowerPointに図を張り付けて線を書き込むという、この辺は何も進歩していないところではあるのですが、少なくとも部屋や机のサイズが寸法通りに描かれているという安心感が半端ではなかったです(まあ、これだって本来は・・・)

ところで、先日GIGAスクールに関係する近隣市町村の会議に出席したのですが、役場の情報部門が教育委員会の案件にここまで関与しているという例はあまりないのだそうです。私は自分の組織しか知らないので「そういうものなのか」と思いましたが、逆に、我々のようなポジションの人がいない場合、こういう仕事ってどうやって進めているのかな?と。八雲町にとっては学校に関わるのは自然なことなので、むしろそうではない自治体が多いと聞かされて少し驚いてしまいました。

CADの図面寸法がぴったりの机や椅子はさすがCAD

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

山車

先週は職員研修で3日間も留守にしていたてんちょです。「地方自治とは」から始まる基礎研修でしたが、近隣自治体の職員さんと交流もできて大変いい勉強になりました。

さてそんな研修が終わって戻った金曜日、「八雲山車行列」が開催されました。週末から予定があったため今回は参加しないつもりだったんですが、研修から戻った時間が遅かったので予定を変更し子供を連れて見学に行くことにしました。

スタート地点の図書館前にはすでに開会式も終わり、山車も出発を待つだけの状況。多数の参加者とお客さんで溢れていました。ちゅん氏を見つけ話をしていると、「はっぴまだあるぞ!」ということで飛び込みで参加することにしました。

スタートからの盛り上がりと音と山車の迫力。これは間近で見ると圧倒されますね。
ちゅん氏は音響係ということでラジカセのリモコンを持って追従。スタート地点の多数の観客に見送られ、スタートから疲れ気味で山車を引きました。さらに駅前にはさらに多くの観客!こんなに大盛り上がりする祭りだったのかと驚きましたが、この雰囲気は疲れも吹き飛びますね。

今年は飛び込みの参加であまり関われませんでしたが、2日間とも大変楽しませてもらいました。来年はしっかり準備から参加して楽しみたいと思います。


実際に間近で見て体感しないとわからないこともありますね。

(投稿者:てんちょ)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

ワンオペで気落ちする

ども。
てんちょが新人職員の研修に出ているのでワンオペ中の担当ちゅんです。

こちらの部署には代々「キーマンが休むとなぜかトラブルが発生する」という都市伝説があります。それまで数年間、全く問題なく動作していたHUBがいきなり故障したり、サーバが起動しなくなって復旧まで深夜までかかったり(これらは実話です)、どちらかといえば私が不在の時にこのようなことが起きていたので「何か仕込んでいきましたか?」と怪しまれるレベル。ですが、こういうことが職場内で教訓となり「トラブルは油断したときに起きるのだ」と気を引き締めなおしたりしたものです。

が、どうやら最近はその「どちらかといえば」が相方に移ってしまったようで、私が1人になったとたんにアレやコレやと案件が降ってきて、どうにも手が回らない状況になってしまうことが多くなっています。
もともと会議やら何やらの予定が入っている中で「パソコンが故障したのですぐに見てほしい」「ホームページの編集方法が分からなくなった」「学校用のサーバが不調で教育委員会に苦情が相次いでいる」などなど「なんで今なの?」という状況が同時多発的に発生して、すっかり1人での仕事が恐ろしくなってしまいました。

まぎれもなくワンオペではありますが、いざ全ての案件を自分一人で解決しようとすると、色々と忘れてしまっていることに気がつきました。以前は嫌というほどやっていたActiveDirectoryの設定なども「あれ?どうやるんだっけ?」といった有様。年齢のせいにはしたくありませんが、若いころと比べると間違いなく物忘れが多くなったように実感していて、それはそれで悲しいものがあります。

極めつけは、案件の対処方法を探していて、なんと「昔の自分が書いて投稿していた当ブログの記事から教わる」という事態まで発生し、これには笑うしかありませんでした。過去の自分を「なかなかやるじゃないか」と誉めつつ、さらには「これ、本当に自分が書いたのかな」と記事の存在すら忘れている始末。なんとも情けない。気を引き締めなおすどころか、すっかり気落ちしてしまったのでした。

まさにこのイメージです

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

共有設定って複雑

てんちょです。気づけば八雲にきて1年が経過してました。おかげさまで楽しく仕事をさせて頂いています。

今日は外勤に出ていました。先日あるところから、”ネットワークのない施設で大人数でプリンタを共有したい”ということで相談があり、現地にローカル環境を構築することになりました。その相談を受けた際は「適当な無線LANルーターおいて、PCにUSBで接続したプリンタを共有しておけばいいか」くらい軽く考えていましたが、その適当なルーターがありません。

ちゅん氏に相談したところ、先週廃止となって回収した「相沼泊川出張所」の設備を流用してローカル環境を構築することになりました。共有用のPCにプリンタをインストールし共有設定も行い、ちゅん氏が設定を終えた環境へテスト接続。テスト用の端末からプリンタや共有フォルダもアクセスできたため、予定通り設置を行いました。

その施設で実際に業務が行われるのが本日だったわけですが、いざ持ち込み端末を接続させるといろいろ問題が発生。ちゅん氏作成の接続マニュアルが配布されたおかげで、ネットワーク接続は問題なく行えました。しかし問題はその先で、プライベートネットワークでの接続時にプリンタやフォルダの共有設定がオフとなっている端末があり、そのままでは接続できず手動で設定を変更。

さらに持ち込まれた端末の一部がWindows11でした…プリンタドライバの展開がうまくいきません。そのままWindows11でもいけるだろうと思ってましたがダメなんですね。Windows11用にドライバを展開することも考えましたが、該当端末もそれほど多くなかったので、印刷用にPCを1台追加して共有で使用してもらうことにしました。
このあたりも事前に想定しておくべきだったなぁと反省点の多い対応になってしまいましたが、今後もありそうな内容なので経験として次に活かします。


設置したときは大丈夫”だろう”と思いましたが、だろうじゃダメですね。

(投稿者:てんちょ)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

郵便局でのLAN配線

ども。
今週は体力的に疲れた1週間でした。担当ちゅんです。

熊石地域にある「相沼泊川出張所」が建て替えのため廃止となり、このたびそのエリアにある館平郵便局が役場窓口業務を行うこととなりました。道内にはすでにいくつか事例があるようですが、道南エリアでは初だそうです。昨今はコンビニで各種証明書などの交付が受けられることが一般的になりつつありますが、地方にはコンビニがない地域もたくさんあります。一方で郵便局は全国一円津々浦々に展開されており、このような窓口業務を受託いただけることは住民の利便性確保という点でたいへん画期的なことだと思います。

今回、我々の業務としては、まず郵便局の建物に役場の業務系ネットワークを連れていくこと。これがなければ何も始まりません。今回のケースでは出張所が廃止された代わりに郵便局で業務が行われるので、回線については「移設」での対応、ルータなど機器はそのまま流用が可能でした。さっそく回線工事が行われましたが、すでに郵便局には光回線が引かれていて、「4芯のうち1芯が開いていました」とのことで新たな外線工事は不要。あっという間に開通となりました。

「想像していたよりも簡単に終わったな」と思いましたが、次の瞬間には天を仰ぎました。ONUは無事に稼働しましたが、「機器を配置する場所までのLANケーブルはどうするんだっけ?」と。郵便局員さんに聞くも「???」、通建会社さんに聞くも「聞いてません」。そうですか、そういうことですか。

予定外でしたが、どうやらLAN配線は我々が行うしかないようです。これまで学校を含む公共施設にLANケーブルを引くことはありましたが、まさか郵便局内にケーブルを引くことになるとは思いませんでした。すぐに現調しましたが、ONUの設置個所にはすでにケーブルを通すことができそうな配管があり、さらに天井には複数の点検口あり、床はフリーアクセス。これ以上ない環境に歓喜しながら、1時間ほどで通線を完了させることができました。
この作業を見ていた郵便局員さん「役場の職員ってこんなこともするんですね」。最大の誉め言葉としてありがたく胸にしまいました。

郵便局での仕事中何かに使った後でしょうか、壁には無数の貫通穴が。ありがたく使わせてもらいました。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする