ついに棹搬入

ども。
いよいよ忙しさが加速してきた担当ちゅんです。

ついに、建設中の「第2職場」に初機材が納品になりました。・・・といっても、正確には機材が納まる「サーバラック」が搬入されただけなのですが、ついにこの日が来たか・・・と、妙に感慨深いものがありました。
ちなみに、我々の業界ではサーバラックのことを「棹(さお)」と呼んだりもしますが、本日納品となった棹は計4本。業者さんに「棹って1本あたりどのくらいの重さなんですか?」と聞くと、「およそ100kg」とのことで、トラックからはクレーンで、そのあとは台車に乗せて現場まで運びます。

通常であれば、建設中の現場に直接運び入れたいのですが、不運なことにエレベーターが最終の点検中で使用不可。100kgもの重さの棹を人力で運ぶのもムリ(ではないかもしれませんが、危険です)。ではどうするか。既存の建物から進入して、既存の建物のエレベータを使い、既存の建物の廊下を端から端まで移動し、建設中の建物への渡り廊下を通り、ようやく現場に到着。

長いよ~!!

1本目が終わった時点で汗だくになっている方も。しかもこれがあと3回続きます。傍から見れば大の大人が息を切らして汗だくで何人もぞろぞろと何を運んでいるのだろうと思われたでしょうけれど、やってるこっちは超真剣です。「気をつけて!」「よし、まっすぐ!」など声がけもばっちり安全第一で慎重に運び、ようやく部屋への据付が完了!いままで殺風景だった部屋が、急にサーバ室に生まれ変わったようで、これには感動とともに「これから始まるのだ」と身が引き締まる思いでした。

ちなみに、この「重要管理区域」のことを写真つきで紹介できるのはこれが最後かもしれません。機材が一つでも搬入された時点でセキュリティ上、写真はNGとなります。なので、これはある意味貴重な1枚かもしれません。

棹
ちなみに、ついさっきまで「棹」のことを「竿」だと思っていました。

(投稿者:ちゅん)

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蛇を飼う?

いよいよ明日から、第2職場での作業が始まります。その下見をかねて、サーバ室や搬入経路などを見て来ました。完成間近の建物は、ワックス掛け直後らしく、靴を脱いでヒタヒタと歩き回りました。

サーバ室では、6基のサーバベースがOAフロアと面一に取り付け済みとなっています。明日、4本の棹が建つ予定です。光回線の第一弾用のケーブルも引き込まれ、準備万端です。ちゅんと、OAフロア下に冷風を吹き出すエアコンの話になり、勝手にSW-ON!結構な爆音ですが、床下を勢いよく冷風が走ります。イイ感じです。でも、あまりの爆音が気になり、室外に出てみました。ウ~ン・・・・。やはり外でも聞こえます。まあ、気にして耳を澄ましているからでしょうか。まあ、言われなければ分からないレベルかな。

さて、我々に関係する部屋をチェックしていて見つけました。この部屋名、凄くないですか!「ハブ室」・・・どうなんでしょう。このストレートな名前。3畳ほどの小部屋なのですが、奥の高い位置に、通信機器(確かにHUBなのですが)が4U?位収まるBOXが付いているだけです。窓も無いデットスペースなので、EPSでも良さそうですが、それだけで3畳は、流石にもったいない?なのでEPSではなくハブ室なのでしょうか?

ちなみに、近くに「マングース室」は勿論ありません。あしからず。

ハブ室のドア
なんとも気になる名前です。確かにHUBを飼いますけど・・・。

(投稿者:92)

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#8000

ども。
たまにスーツを着て仕事に来ると「あれ?」と声をかけられる、作業着好きな担当ちゅんです。

なぜスーツを着たかと言えば、年に1回の「地域情報化推進会議」に出席のため、函館市に出張していたからです。
管内各自治体の情報担当者が一堂に会する貴重な情報交換の場です。

その中で、とある自治体から「過疎地で地元に小児科が無い。子どもが病気になったとき、緊急を要するかどうかをWebカメラで遠隔地から診断してもらう仕組みを構築できないか」と相談が持ち寄られました。
私も二児の父として気持ちは痛いほどよく分かります。八雲の場合は地元に総合病院があって、いざというときには救急外来も受診できる状況ですが、そうでない場合は函館市まで車を走らせることになります。もし、病院受診したほうが良いかどうかを一時判定してもらえる仕組みがあれば、子育て中の家庭にとってこれほどありがたいものはありません。

しかし、これを実現するにはかなりハードルが高いだろうという話が続出しました。「緊急のときに冷静にWebカメラを操作できるのか」「そもそも誰が診断してくれるのか」「インフラはどうするのか」など、ICT担当者ならではの視点で課題が挙げられていきます。相談を持ち込んだ方も「そうですよね・・・」と半ばあきらめかけたそのとき、ある自治体の方が挙手され「それは、#8000じゃダメなんですか?」と。「#8000??新型の機械か何かですか?」と思いましたが、聞くとそれは実に素晴らしいサービスでした。

小児救急電話相談事業(#8000)について:厚生労働省

なんと国の事業でした。上記サイトには「小さなお子さんをお持ちの保護者の方が、休日・夜間の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師への電話による相談ができるものです。」とあります。まさに必要だったのはこれでした。
ICT担当者の集まりらしく、持ち込まれたPCで早速Webサイトが検索されて「おおぉ~」と歓声が上がります。中には「早速町のWebサイトにバナーを置く」という担当者も。こういう横の連携が地域全体の情報化を押し上げる原動力なのだということを、再認識できた有意義な会議となりました。

会議の風景
意見交換が盛り上がって終了時間は大幅に超過しました。

(投稿者:ちゅん)

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出番を待つHDD達

雪虫を今年初めて見ました。いよいよ冬支度の開始ですね。しかし、その前に大仕事が!!ここから第2職場の話題が増えてきそうです。本日、通信回線の移設日が決まりました。工事のために壊された交換機室から急ごしらえの板上に移設されたいたONU達は、近々新しいサーバ室へ移設になります。今まで2本だった回線も3本に増やされます。しかし、プレオープンの12月1日までは少し日かあるので、仮設ケーブルで古いNWへ繋ぐ必要もあります。何かと段取りが大変です。

新しいNWは、数系統に分けられています。我々の範囲は、情報系と呼ばれるNWです。でも、サーバの類は業者さんの受け持ちで、完成日も定められています。にわかの担当は、この情報系の端末です。要はパソコンとプリンタなのですが、全てが新調されるはずがありません。現在使用中のPCを流用するものが40数台あります。今後はドメイン管理なので、OSの入れ直しが・・・今まで家庭かい!?ドメイン変更のPCも多々あり、パターン分けして再インストすることに、慎重な度重なる協議の結果なりました。そこで、用意したのは沢山のHDD達です。事前キッティングに使います。デスクトップ用の3.5インチとノート用の2.5インチHDDを、あちらこちらから調達しています。何故か、潤沢にあるのは3.5インチが1TB、2.5インチが500GBだったりします。意外に大容量ですよね。これも時代なのでしょうか?そろそろ、時間を見つけて事前準備に入りたいと思います。

ちなみに、今回新調する情報系のPCは、約30台です。第2職場に、すでにあるらしい。これらも、種類ごとにキッティングせねば・・・。相変わらず、忙しい日々は暫く続きます。

出番を待つHDD達
一応、チェックしてFORMAT済みです。もう少し用意する予定です。

(投稿者:92)

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遠隔操作の手法

ども。
今週末が3連休だということを忘れていた担当ちゅんです。

最近、遠隔操作のことでよく相談を受けます。いわゆる「リモート」と呼ばれるもので、特にシステム業者さんは自社のソフトウェアを遠隔地から保守するために「リモート回線を引きたい」とリクエストしてくることが多いです。こちらとしても、例えばトラブルの際に遠隔地から迅速にサポートしてもらえるので大変ありがたいものです。

で、具体的に何を相談されるかというと、その手法です。リモートと一口に言っても手法は様々で、原始的(でも確実)なISDNから、VPNによるリモートデスクトップなどなど。最近ではインターネットを利用したリモートアクセスが主流でしょうか。さらに、インターネットといっても上位回線は固定回線とは限らず、これは実際にあった事例ですが「携帯キャリア」のWi-Fiルータと繋がれていたなんてことも・・・。正直、こちら側が無知なので「○○を使いたい」と言われても「えっ・・と、それは何ですか?」と後手に回ることも多いです。

どういう手法にしろ、結局のところユーザー側のセキュリティポリシーでどこまでを許可するのかを問われるのです。これは当たり前ですが、「いつでも好きなタイミングでリモートしてOKですよ!」とはなりません。普段は物理的に線を抜いておくとか、接続する都度変更されるパスワードなどを用いることで、ユーザー側から明確に「いいですよ!」という合図があるまでは接続できないというのが絶対条件になると思います(これはどの職種・職場でも共通の事項ですよね)。ただ、インターネット経由の場合、極端に言えば自宅からでもアクセス可能ということになってしまいます。そう考えれば、インターネットのリモートがOKなのかNGなのかは判断が分かれそうです。接続したログさえ残れば問題ないのでしょうか・・・。実に悩ましい問題です。

ところで、以前聞いた話によると、業者さんの中にはユーザーがPCに詳しくないことを逆手にとって「勝手に」リモートソフトを仕込む例もあるのだそうです。もちろん、好き勝手に接続はしないでしょうし、むしろユーザー側の利便性を確保する目的だと信じたいですが・・・。相手のモラルに頼ることほど恐ろしいものはありませんね。

スクリーンショット
とある有名リモートソフトのWebサイトより。IT管理者にとっては頭の痛い問題です・・・。

(投稿者:ちゅん)

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