グローバルIPじゃないの?

光やADSLなどと言うインターネット回線がありません。なにせ、山奥ですから・・・。そんな人里離れた山間部でインターネットを使いたい。そんな時、どうすればよいでしょうか?以前は携帯電話さえ使えない所も多く、衛星BBという大技を使うしかありませんでした。昔書いた「衛星BBは普及するのか?」ですが、ここは今でも圏外だったりします。それでも、携帯電話のアンテナがあちらこちらに建つようになり、意外に「データ通信」の手法が使えます。エリアは確実に広がっています。

今回我々は、とある業務用に回線が必要になりました。勿論、自営などの庁舎NWなどある訳がありません。山奥です。そこで携帯キャリアの「データ通信」にすがる事にしました。ここはLT○が使えます。期間限定の利用目的なので、割高感がある通信料も致し方ありません。すがります。パソコンを使う訳ではないので、ルータに直挿し出来るUSB接続のモバイルデータ通信端末を、所望しています。デモ機をお借りして、実験を始めました。いくつかの?を乗り越えて、インターネットに繋がりホームページも見られるところまで来ました。しかし、ここからが難題でした。インターネット側(WAN側)から、ルータに接続したIPカメラを見たいのです。固定IPは、経費的に無理なので、ダイナミックDNSの登場です!DDNSサービスは各社から出ていますが、無料で利用実績もあるnetvor○nteを使います。そのためもあって、このルータだったのでした。そこで問題発生です!netvor○nte-DNSに登録できません!?何故?今回借りたモバイルデータ通信端末の旧型と、今回と同じルータの組み合わせで、動作確認済みだったのに・・・変ですね。右往左往してわかりました。キャリアから割り振られたWAN側のIPアドレスが「プライベート」なのでした!!「グローバル」じゃないの?これではDDNS引けませんよね。困りました。想定外です。実は色々ありまして、たまたま同型のデモ機が2台手元にあったりします。試しに繋いだもう1台(多分、ロットの古い方と思われます)は、なんと!WAN側にグローバルのIPをもらう事がわかりました。そのままDDNSの設定も完了し、静的IPマスカレードでIPカメラを指定し、動作確認です。OK!思惑どおりです。

そこでキャリアに問い合わせたところ、WAN側は「プライベートIP」が正しい?との事です。今後は「グローバルIP」では無くなるとの回答でした。今、現実的に「グローバルIP」で使えているデータ通信端末は、そのままでOKなのか?何かのタイミングで切り替わるのか?明快な答えを得られませんでした。どうなんでしょう?IPV4の世界では資源が枯渇し、プライベートIP化が進んでいるのでしょうか?各キャリアの仕様を調べねば買えませんね。勝手で強引な希望的結論は・・・多分古いのはズ~~ッと使える?

boxの中身
屋外設置の通信機器イメージ。バックボーンはUSB接続型モバイルデータ通信端末

(投稿者:92)

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ナイスなPCデスク

ども。
ゆっくり温泉に浸かりたい担当ちゅんです。

本日は久しぶりに第2職場での業務。古い建物が取り壊しとなるので、その建物に入っていた部署が部屋ごと引っ越し(仮住まい)することになりました。
我々はPC・プリンタなど機器の移設や、その後のLANケーブル接続などのため、役場から召還されたのでした。

現場に到着すると荷造りなどは既に終わっていて、引っ越し先のレイアウトなどもほぼ固まっていたため、引っ越し時によく見られる「右往左往」な状態はなく、部屋にてきぱきと物品が運び込まれます。さすが医療関係者、チームワーク抜群で見る見るうちに引っ越しが完了していきます。
机が運び込まれ、パソコンの位置がだいたい見えてきて、ようやく出番です。「このパソコンはどこに置きますか?」と聞くと、「この台がいいと思ってます」と指差された先には、ラインプリンタ用の机がありました。

ラインプリンタってわかりますか?オフコン時代に高速な印字ができる(1行単位で出力される)プリンタとして利用されていたもので、プリンタ本体の下から連続紙が吸い込まれ、印字された紙は本体裏側に出力されていくというもの。当然のことながら、机には連続紙を通すための穴が開いています。
今はラインプリンタは利用していないのでしょう、机だけ再利用しているようです。もともとプリンタを置く専用の台ですから、OA機器を載せるのにはちょうどいいサイズです。

天板にはモニタだけを置いて、PC本体は棚板の上に平置きしました。その後、電源ケーブルやLANケーブルを接続して、マウス、キーボードを接続。ふと、天板の穴が目にとまり、マウスとキーボードの線を落とし込んでみると、「なんということでしょう!」。線が全く邪魔になりません!これはナイスなPCデスクです。ただし、油断しているとマウスが穴から逃げ出すということもわかり、使いやすいのか不便なのか、微妙なデスク。穴が開いているのも良し悪しです。

机
ちなみに、キーボードで穴を覆えばマウスが逃げるのを防止できました。

(投稿者:ちゅん)

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無線AP(Wi-Fi)に妄想する

3月26日開業の施設で、気になったのがこれです。快適なお試し旅行の帰りしな、何気に壁の高い位置で発見してしまいました。この手のモノに過剰反応をしてしまいます。思わず「パチリ」と写真を撮ってきました。

そうです。我々に馴染みの、野牛印無線アクセスポイントです。梯子でも掛けなければ届かない所ですが、オプションのセキュリティボックスも付いています。おかげで、配線もスッキリ隠れてイイ感じです。ところで用途は・・・。勿論、利用客用のWi-Fiですよね。勝手な私の思い込みですけど・・・何か?だって、今時サービスして当たり前のWi-Fiですものね。さて、バックボーンは何でしょうか?どの位の利用を目論んでいるのでしょうか?このAPって一応、最大接続数25台ってなってますよね。壁のあちらこちらに同じものが付いていたのかな?残念ながら分かりません。発見したのは、この1台のみです。帰り際に気が付いたので、戻って隅々を確認なんか出来ませんでした。あと、使用にあたって登録とか認証とかは、どういう仕組みになっているのかな?気になりますね。開業したら実際に試して、又書きたいと思います。

ここまで期待して書いておいて「業務用APだった。」なんてオチはないですよね?

新函館北斗のAP
野牛=安価な民生品って事は無いようです。名前に「PRO」って付いてますしね。

(投稿者:92)

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プライベートクラウド

ども。
横文字だらけで日々困惑の担当ちゅんです。

先日、非IT系の某部署から電話で問い合わせを受けました。

「調査物が来たのですが、当町が使っている○○システムは『プライベートクラウド』ですか?それとも『パブリッククラウド』ですか?」

・・・まじっすか。こういう話題が普通に非IT系部署でも調査される時代なんですか!?そして、焦りました。プライベートとパブリック、確かに概念としては知っていましたが、真正面から「どちらですか?」と聞かれ、答えに詰まってしまったのです。

そもそも、「クラウド」という言葉の定義が曖昧です。物理的に線で結ばれていないシステムのことを総称して呼ぶ場合が多いですが、かといって自庁舎にサーバを持ったとたん「クラサバ」とか「オンプレミス」などと言われたりします。しかも、ネットで検索してみると、最近では「オンプレミス型プライベートクラウド」という概念があったりして、考えれば考えるほど深みに嵌っていきます。
そもそも、私の第一の疑問として「うちのシステムってクラウドなのか?」から始まっているので、闇は深いです。

それで、あれこれ調べてみると、プライベートとはその名のとおり「利用者が限定されるもの(仮想でもよし)」で、一方のパブリックは「利用者が限定されないもの」になるそうです。今回、質問を受けた対象のシステムは民間のデータセンターを利用していますが、資産はあくまで町の保有物なので、今回の調査物の場合は「プライベートクラウド」になりそうです。
でも、もし仮に、システムをAWSやAzure上でシステムを稼動させていた場合は、今回のケースでは「パブリッククラウド」と答えることが正解なのでしょうか・・・。この辺がよくわからないところです。

というか、こういう調査を行う意図がはっきりしません。実際にプライベートとパブリックをきちんとした形で定義づけしているとも感じられませんでした(記入要領なども無い)。プライベートかパブリックかを知ったところで、その先に何かあるようにも思えませんでしたし・・・。

クラウド
結局は「なんとなく聞いてみただけです」だったりして。

(投稿者:ちゅん)

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アンテナはどっちだ!

少しマニアックネタになります。自分も忘れないように書いておこうと思います。それは、ビル間通信(WDS)についてです。ネットワークの枝足に2.4GHzの無線LANを使っています。無線機の価格はかなり安価になりましたが、アンテナや同軸ケーブルが異常?に高価なのが気になります。それでも、簡単に工事も出来るので重宝しています。

さて、今までのビル間通信では、野牛のWA○S-HP-AM54G54を多用してきました。それなりの実績も積んでおり、個人的に信頼度もバッチリです。しかし既に販売終了品となっています。そうですよね!無線通信速度は、54Mbps(802.11a/g)と今時ではありません。そこで、今回用意したのが、WA○S-AG300Hです。一番安価なヤツです。一応?802.11n/g(300Mbps)仕様です。早速、机上に並べてWDS設定を行い、動作確認します。OK!です。今度は現場へ持って行き、1kmほど離れた拠点間を、屋外アンテナ(W○E-HG-DYG)を対向させて通信の確認です。・・・あれ!クライアントが全く見えません!pingも飛びません!!何故?ド壺にハマりました。

設定中に気になった事があります。それは、旧型のWA○S-HP-AM54G54のconfigには、2つある外部アンテナコネクタのどちらを使うかの設定がありました。ダイバシティタイプなので、両方・ANT1のみ・ANT2のみから選択が可能でした。それで、屋外アンテナを付ける方を指定して今まで使っていました。しかし!現行品のWA○S-AG300Hには、その設定がありません。そこで野牛サポートに電話したところ、必ず同じアンテナを2本付けて下さいとの事??「片側だけでは、動作保証できない。」との真っ当なご返事でした。でもさ~、無指向性のアンテナ2本付けたら・・・?変な水平パターン出るんじゃね~?でも、片方だけでは本当に全くNGになるのかと心配になり、あちらこちらの業者さんに質問を浴びせました。その中で「うちの技術が、片方だけで問題なく使ってるって」との回答が!そのなかで「1番側に付ければいいよ」とのアドバイスも!助かりました。・・・ここで疑問?アンテナのコネクタに1番・2番の表示がありません。まあいいっか!

このアドバイスを現場で思いだし、屋外アンテナを逆側に接続しなおしました。あ~ら不思議!あっさり繋がりました。アンテナ1番って「左側」のようです。左側片方に2.4GHzの屋外アンテナを繋いで、動作の確認が取れました。本当は、何か不具合があるのかも知れませんが、実際動いています。それなりに速度も出ていますけど?アンテナ1本なので802.11g動作だったりして?これから、長期実証実験?を続けたいと思いますが、真似をする方は、お約束の自己責任でお願いします。

ちなみに野牛サポートのお兄さんには「昔みたいにコネクタ選択の項目を付けてよ!」と無理難題を言ってしまった、にわかなのでした。

新旧無線機
上が現行型、2.4GHzアンテナが1本の場合、向かって左側に繋ぐと良いみたいです。

(投稿者:92)

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