少しマニアックネタになります。自分も忘れないように書いておこうと思います。それは、ビル間通信(WDS)についてです。ネットワークの枝足に2.4GHzの無線LANを使っています。無線機の価格はかなり安価になりましたが、アンテナや同軸ケーブルが異常?に高価なのが気になります。それでも、簡単に工事も出来るので重宝しています。
さて、今までのビル間通信では、野牛のWA○S-HP-AM54G54を多用してきました。それなりの実績も積んでおり、個人的に信頼度もバッチリです。しかし既に販売終了品となっています。そうですよね!無線通信速度は、54Mbps(802.11a/g)と今時ではありません。そこで、今回用意したのが、WA○S-AG300Hです。一番安価なヤツです。一応?802.11n/g(300Mbps)仕様です。早速、机上に並べてWDS設定を行い、動作確認します。OK!です。今度は現場へ持って行き、1kmほど離れた拠点間を、屋外アンテナ(W○E-HG-DYG)を対向させて通信の確認です。・・・あれ!クライアントが全く見えません!pingも飛びません!!何故?ド壺にハマりました。
設定中に気になった事があります。それは、旧型のWA○S-HP-AM54G54のconfigには、2つある外部アンテナコネクタのどちらを使うかの設定がありました。ダイバシティタイプなので、両方・ANT1のみ・ANT2のみから選択が可能でした。それで、屋外アンテナを付ける方を指定して今まで使っていました。しかし!現行品のWA○S-AG300Hには、その設定がありません。そこで野牛サポートに電話したところ、必ず同じアンテナを2本付けて下さいとの事??「片側だけでは、動作保証できない。」との真っ当なご返事でした。でもさ~、無指向性のアンテナ2本付けたら・・・?変な水平パターン出るんじゃね~?でも、片方だけでは本当に全くNGになるのかと心配になり、あちらこちらの業者さんに質問を浴びせました。その中で「うちの技術が、片方だけで問題なく使ってるって」との回答が!そのなかで「1番側に付ければいいよ」とのアドバイスも!助かりました。・・・ここで疑問?アンテナのコネクタに1番・2番の表示がありません。まあいいっか!
このアドバイスを現場で思いだし、屋外アンテナを逆側に接続しなおしました。あ~ら不思議!あっさり繋がりました。アンテナ1番って「左側」のようです。左側片方に2.4GHzの屋外アンテナを繋いで、動作の確認が取れました。本当は、何か不具合があるのかも知れませんが、実際動いています。それなりに速度も出ていますけど?アンテナ1本なので802.11g動作だったりして?これから、長期実証実験?を続けたいと思いますが、真似をする方は、お約束の自己責任でお願いします。
ちなみに野牛サポートのお兄さんには「昔みたいにコネクタ選択の項目を付けてよ!」と無理難題を言ってしまった、にわかなのでした。
上が現行型、2.4GHzアンテナが1本の場合、向かって左側に繋ぐと良いみたいです。
(投稿者:92)