ども。
年度末にも関わらず、また大きな仕事を一つ掴んでしまった担当ちゅんです。
先日から、上司92氏が「ああでもない、こうでもない」と頭を悩ませているご様子。それを片目に見ながら、私は私で「それじゃない、これでもない」と。職場内に蔓延するクエスチョンマークの中で、それでも日々刻々と時間は過ぎていきます。これが年度末のスピード感ですね。
さて、上司92氏が悩んでいることのひとつが、山奥に設置した無人カメラのネットワーク問題。固定の回線はありませんのでモバイル環境での構築となるのですが、あまりにも山奥すぎるためLTE回線を受信できず、3G回線に落ちてしまうため、速度の低下が発生するようです。さらに、その環境でしばらく通信がないと回線自体がタイムアウトで切られてしまうようで、いざアクセスしようと思ったときに回線が切れていて使い物にならない、もっといえば停電などで電源が切れると、自動的に回線が復旧しないという、かなり悲しい状態のようでした。
それでも、一つずつ着実に課題は解決されていたようなのですが、「しばらく通信がないと回線自体がタイムアウトで切られてしまう」問題に対して、ここ数日苦戦されている様子。「ならば!」ということで、「私ならこうしてみますが・・・」と余計な口出しをしてみました。
その方法とは、本来ネットワーク機器の死活管理のために使う、一定間隔でPINGを打つツールを仕込み、タイムアウトする前に「おい、寝るな!」と話しかけるというもの。これであれば、一定間隔での通信が確保できますし、何より、本来の用途である死活管理として十分やってみる価値ありでは、と。
この職場内プレゼンがどうやら採用されたようです。今回使うツールは、フリーソフトとして公開されている、業界では超有名な「ExPing」です。
WoodyBells ExPing
http://www.woodybells.com/exping.html
対象のIPアドレスやURLに対して一定間隔でPINGを打つことができ、もしPINGが帰ってこなければ、それをトリガーとして色々なことをさせることができます。今回の用途にピッタリ!というか、このソフトありきで話をしていました。以前、とある本物のSEさんから「これがおすすめです」と教えてもらったのを覚えていました。
この「ありき」という部分が、情報担当者としての引き出しの多さといいますか、「にわか」としてやっていくための生命線なのかなと思っています。困ったことに直面したときに「たしかこんなのがあった」とか「これとこれを組み合わせて」みたいなことができるかどうかの勝負になることが多いです。
素晴らしいツールを無償公開されている作者様に感謝です
(投稿者:ちゅん)