ども。
先週土曜日は業務で出勤しており、ことさら今日が月曜日に感じられる担当ちゅんです。
本日はとある部署から「施設に設置している防犯カメラが動かなくなった」とSOSがありました。この防犯カメラは、過去に当室が即席で考案した「にわか仕様」で、安いWebカメラをいくつか設置して、それらをパソコンからプライベートIPで呼び出して見るだけという代物です。もともと、Webカメラ自体が常時起動を想定した製品ではないこともあって、正直、電話で第一報を聞いたときは「いつ壊れてもおかしくはないからな~」と思いましたが、とりあえず現場で確認してみることになりました。
施設に到着し、実際に映らなくなっているカメラの状況を確認。まず、当たり前ですが「カメラ本体はちゃんとあるべき場所にありました」。これ、冗談ではなく結構重要です。万が一カメラ本体が盗難にあっていたら、それこそ一大事になってしまいます。
次に、カメラに振ってあるIPアドレスにPINGを打ってみますが、正常に応答が帰ってきます。その次の段階としてHTTPでブラウザからアクセスしてみると、管理画面までちゃんと行きつきます。このあたりだけ見れば正常に動いているように思えるのですが、肝心なカメラの画像はどうやっても出せません。
徐々に試せることが少なくなっていきます・・・。最終的にはHUBを介さずにPCとLANケーブルで直接つないでアクセスしてみますが、これでも状況は改善せず。ファームウェアを書き込んでみようと試みるも、アップデートエラーで途中で止まってしまいます。
さて、困りました。ここで情報システム担当として求められるのが「故障の確定診断」です。一つ一つ問題になりそうなことを潰していった結果、どこかで「故障」という判断をしなければなりません。今回の場合、カメラ機能だけがおかしいのか、システムそのものがおかしいのかによって判断が変わってくるところでしたが、ファームウェアのアップデートにも失敗したところで「ああ、これは故障だ」と悟りました。現場の職員は「まだ設置して数年なのにナゼ?」と残念そうでしたが、機器にも当たり外れがあって、壊れるときはあっさり壊れるものという認識の私からすれば、残念な気持ちは同じですが、なんら不思議に思うことではありませんでした。
診断中の風景。奥に見える機械は、かなりレアな「無線HUB」です。
(投稿者:ちゅん)